好きになったヒト
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成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第3章 恋愛2
マナトはどんどん山に向かって車を走らせる。

「山、行くの。」

「あ、バレちゃいました?」

「いや、もうなんもねえから。」

「紅葉、見に行こうと思って。」

山道を登る。

紅葉の季節だけあって、車が多い。
マナトはこの三月に免許を取ったばかりだが、すっかり運転慣れしてる。

「おまえ、運転上手いな。」

「そうですか?まあ、毎日走ってますからね。」

「カーブとか、山道なのに慣れてんな。」

「へへ。実はこの前出張の帰りに会社の先輩と来たんです。で、運転も教えて貰ったんですよ。最初は酷いもんでした。あっと、ここだ。」

マナトは別れ道を曲がる。
前の車はみんな反対側へ行ったのに、大丈夫なのか。

「こっち行くの?」

「はい、ここもその先輩が教えてくれて、その時はこっちには来なかったんですど、彼女と行くといいぞって。」

「彼女・・・じゃねえけど。」
一応反論しておく。

「まあまあ。俺には彼女じゃなくて、ユズルさんでしょ。」

マナトは、脇道を入って行く。舗装されてないけど大丈夫かよ。

少し行ったところに車を停められそうなスペースがある。
そこから山の中に小道が続いている。

そこに車を停めて小道を登る。

「こんなとこ入ってって平気か?」

「大丈夫ですよ。ハイキングルートだと思うんで。」

しばらく登ったところに小川流れている。
こんな自然の中にくるのっていつ振りだろう。
俺の前を歩いて行くマナトの背中が前よりも男らしくなった気がする。
そう言えば、背も伸び気がする。
初めて会ったときは俺よりも背が小さくて華奢だったのに。

「あ、あった。」
マナトが脇道に入る。
マナトの後をついて、曲がるとそこは展望スポットになっていた。
ベンチが置いてある。

「すごいな・・・。」
俺は思わず感嘆の声を上げた。
眼下に広がるパノラマ。眼下に渓谷が広がり、山肌に紅葉が見える。
色付きは少し早いようだけど、でもそれはそれで綺麗だ。

「喜んで貰えました?」

マナトが俺の方を見る。

「え、ああ。こんなとこ来たのほんと久しぶりだ。紅葉とか見に来たことねえしっ。」
俺は久々に見る雄大な景色にテンションが上がってた。
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