好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第3章 恋愛2
「来週当番なんで、ユズルさんも来ますよね。」
「えっ、ああ。」

隣で寝ているとばかり思っていたマナトが急にしゃべったので、俺は驚いてマナトの方を見る。

「起きてたのか。」
「はい、ユズルさんの顔見てました。」

・・・はずかしい奴だな。
俺はどう応えていいか、言葉が出ない。

そっと唇が重なってくる。

「・・・っん・・・」

どんどん深くなっていく口づけ。
さっき繋いだばかりの身体の奥がまた熱くなる。

マナトは俺の首筋に吸いついて来る。

「ちょっ、マナト。」
「なんですか?」

本当は今日はもうやめようと言うつもりだったけれど、マナトの顔を見た俺の口からは違う言葉が出た。

「夕方からバイトだから、痕付けんな。」

マナトが俺の顔をじっとみる。

「見えないとこならいい?」

「だめだ。着替えるときに見えるだろ。」

「着替えるとき誰かに見られるの?」

「見られるっていうか、そりゃ男が着替えてるからって誰も気は使わないだろ。」

「でも、見せたくないな・・・。」

「え?」

「ユズルさんはきれいだから・・・。」

マナトはそう言って俺の胸にやさしく口づける。
痕は付けない様に、やさしく何度も。

俺はマナトの頭を抱いて、髪を指ですくう。
マナトの柔らかい髪。

タカヤを想っていたときにはなかった気持ち。
マナトを大切だと思う。
そっと抱き寄せたくなる。
マナトの望む全てに応えてやりたいと思う。


俺がバイトに行くので、マナトは事務所へ向かった。今日は新人の子が当番だから様子をみてくるという。
マナトはタカヤが抜けてから、やたら頑張ってる。
就職するので、どうなるかわからないけれど今のところ引退する意思はないようだ。出来る限り続けるつもりらしい。
調査メンバーには入れなくても、後輩教育だけでも助かると藤村さんもリホも喜んでいる。


やがて、マナトは卒業して勤務開始。
4月からは普通勤務。残業もあたりまえで土日出勤もたまに。

土日は俺がバイトだったり、平日の時間が空いた分サークルに入ってみたりした俺は遊びの予定があったりでなかなか予定が合わない。

今日は久々にマナトの部屋で会っている。マナトは慣れない仕事でこのところぐったりしてる。
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