好きなヒト
好きなヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きなヒト 第9章 迷う心2
「そっか、掛けね。なんかいろいろ抱えてそうだもんな、おまえ。でもさ、俺とタカヤは単純におまえのこと心配してるだけだから気悪くすんなよ。」
正直いろいろ訊いてみたいと思ったが、きっとマナトは訊かれたくはないだろう。つっこむのはやめよう。話したくなったら自分から話すだろうし。

「はい、ありがとうございます。俺の方こそ勝手言ってすんません。」
マナトは申し訳なさそうにする。

「マナトさ、好きな人いるだろ?」
「へ?」
「なんか、そういうオーラが出てる。」
「は?なんですか、それ。」

マナトは動揺し始める。
かわいい奴。

「どんな子?」
「いや、ええっと、その・・・。」
「かわいいの?」
「いえ、年上なんで。」
「へえ~年上、年上がすきとは意外だなぁ。」
ちょっと大げさに驚いて見せる。

マナトは照れている。顔が赤い。

「年上が好きなわけじゃ・・・ただ、その人が好きなだけで・・・。」

うわ~、こりゃマジだ。
藤原のやつ何したんだ。いたいけな高校生だぞ。

「っていうか、ユズルさんだって好きな人いるんでしょう?人の事で遊ばないでください。」

お、反撃に出てきた。そんな事言ったっけ?

「んー、まあね。」
「なんですか、まあねって。」
「俺は可能性がないからさ。」
「ユズルさんが言うと嘘っぽいですけど。」
「いやいや、好きな相手が自分のこと好きになってくれるって結構奇跡な事だよ。」

マナトは一瞬黙る。

「そう・・ですね。本当に、奇跡だと思います。」
「うん。」

なんだ、難しそうにみえてけっこう素直じゃないか。


「おっ疲れ様でーっす。」
ドアをバーンっと開けて、リホが登場。

「お、おお、お疲れ。」
「あ・・・お疲れ様」
なんとなくしんみりしていたので、俺もマナトも面喰らった。

「なんですか、二人とも。暗いですよ。」
「ああっと、リホは元気だな。」
「はい、私は元気ですよ。マナトさんヘルプお願いします。」
ペコっと頭を下げる。
「うん、こちらこそよろしく。」
「えっと、資料って見て貰いました?」
「いや、ごめん。まだ。」
「あ、じゃあ、出しますね~」

リホはテキパキと資料を準備をして、マナトに説明を始める。
なんか、うちにはいなかったタイプだな。
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