好きなヒト
好きなヒト
成人向完結
発行者:iroha
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
好きなヒト 第8章 迷う心1
そんな風には見えなかった・・・。どうなってる。


マナトと藤原さんを見掛けたお陰で、それからしばらくは自分の問題から少し離れることができた。

とにかく、二人のことが気になって仕方がない。と、思おうとした。


そういえば、この前マナトが買出しに出たとき、あいつ、藤原さんに途中で会ったとかなんとか言って帰ってこなかったよな。
戻ったころには、あいつが買ってきたファーストフードのジュースの氷はすっかり溶けてしまってジュースの味が薄くなっていた。
案件の話をしても上の空だったし。


マナトは高校生で、藤原さんはいくつだ?
26、7だったと思う。
軽く10歳は違う。

ありえないような、ありえるような、いやありえない。

いままでの二人のことをいろいろ思い出してみる。

たしかマナトは藤原さん紹介で入ったんだっけ。
あの二人に特別な繋がりがあったとしてもおかしくない。
メンバーのプライベートに関しては詮索しないのが暗黙の了解。

俺の知ってることは限られている。
マナトの歳と通ってる高校と・・・彼女がいないってこと、くらいか。

俺達ってよく考えたら、お互いのこと全然知らないんだな。
他のメンバーに関しても同程度のことしか知らない。
調査で一緒にならない奴に関しては通ってる学校も定かじゃない。かろうじて、名前と顔くらいで。

俺とタカヤ、マナトはよく調査が一緒になる。
タカヤに関しても俺が知ってることと言えば、通ってる大学と女癖が悪いってこと、ちゃらちゃらしてるように見えるけど意外にもしっかりしてて、趣味はサッカーで、だからサッカーのゲームをよくやってて、それで俺も同じゲームに前はそうでもなかったのにハマったりして・・・。意外に一人で静かに本を読んでたりする一面もあったり、気が利くようで鈍感で、その二面性が・・・。

ああ、結局、タカヤのことに戻ってきてるじゃないか。


メールの着信音。

藤原さんからだ。

“どうだ?”

どうって、お前こそどうなんだ、人が調査してるのにマナトとイチャつきやがって、と返してやりたくなる。

“収穫なしです。”返信。

返信したメールはすぐに削除する。削除する前に送信時刻をチェックしておく。
証拠になりそうなものは極力残さない。
簡単なデータや時間の記録は出来る限り自分の頭にインプットしておく。
45
最初 前へ 42434445464748 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ