好きなヒト
好きなヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きなヒト 第7章 繋がり5
「おっすー」
「どうも。」
「どうだ、なんかわかったか。」
「ぜんぜん。」
「タカヤさんはどうですか。」
「俺も全く。ここさいきんドラッグなんて一部のやつからしかきかねえからな。ましてやN高なんて、ぜんぜんだ。」
「ですよね、やっぱN高に入んないと無理ですかね。制服買ってもらおうかな。」
「んー、どうかな。収穫なしで上げてもいいと思うけどな。俺たちが深く関わるような案件じゃないだろ、これ。こいうのはやっぱり警察の仕事だ。とりあえず、蔓延してるわけじゃないってことがわかっただけでもいいじゃねえか。」

そういわれれば、確かにそうだ。
アツキさん達が警戒するような危険性があるなら、俺たちの手には負えない。

「そうですね。継続するかどうかは、藤原さんに判断を仰ぎます。」
「それがいいな。」
「タカヤさん、報告書しますか。俺はもう終わったんで。」
「ああ、悪いな」

俺はパソコンの前の椅子を空ける。

「そういえば、今日ユズルさんがきてました。別件らしいですが。」
「へえ、なんだって?」
「さあ、藤原さんい呼ばれたっていってて内容は聴いてませんけど。」
「資料ないか。」

俺は資料ケースの中を見る。
この前俺が貰った薬の件のものしか入っていない。

「ないですね。」
「そうか。」

「タカヤさんがこっちに係ってるから呼ばれた、みたいなことを言ってましたけど。」
「そうか、なんだろうな。」
「タカヤさんのこの前ってなんですか。」
「あぁ、ゲームの海賊版だ、そうか、あれか。あんときユズルをサブに頼んだからな。断られたけど。」
「へえ。かわりは?」
「リサが入ってくれた。」
「彼女どうですか。」
「うん、いいよ。けっこう勘もいいし。かわいいし。」

タカヤさんの眼鏡に適ったんなら心配ないな。
まあ、ここのメンバーに手を出すようなことはないだろうけれど。

「おまえ、今日どうすんの?」
「どうしましょうね。当番なんでまだいますけど。」
「当番のとき、けっこう泊まってるよな。帰りたくないのか。」

メンバーのプライベートは踏み込まない、これも暗黙の了解のはず。歳がいくつでどこの学校に通っているかくらいの見てわかること以外、交友関係や私生活についての詳しいことは漏らさない。だからみな名前で呼び合う。お互いの苗字も知らない。知り得たとしても知らない振りをする。
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