好きなヒト
好きなヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きなヒト 第6章 繋がり4
「ありがとうございます。ひさびさだったんで、ちょっと聞き苦しかったかもしれないですけど、練習不足ですね。すみません。」
「そんなことないよ。でもまた前みたいにもっと歌えばいいのに。」
「そうですね。考えてはいるんですけど。」
「うん、期待してる。・・・・アツキから連絡あったよ。心配してた。」
「大丈夫ですって。ほんとに手出してないですし、出す気もありません。すみません、心配させてしまって。アツキさんにもそう言っておいてください。俺もまた近いうちに顔出しておきますよ。・・・それにしても、そんなやばいんですね。」
マリさんの表情を窺う。マリさんは何も言わずに、頷くだけ。

「もう出ないの?」
「ええ、もう俺の出番は終わり」
「そう、じゃあ帰るわ。」
「帰っちゃうんですか。終わってから打ち上げあるんですけど来てくださいよ。知ってるやついるでしょ。」
「うん、でも今日は帰るわ。ありがとう。また呼んでね。」
「はい、聞きに来てください。」
マリさんは帰ってしまった。
もう少し話せたら、何か聞き出せたかも。

俺は打ち上げはパスして帰る。
付き合いが悪いと言われたけれど、いろいろ考えないといけないこともある。

自宅のマンションの玄関を入る。
電気は付いていない、親はもう寝ている。
よかったこの格好を見られなくて済む。

風呂に入って寝る前に携帯を確認。
藤原さんから連絡はなし。
昨日会ったばかりなのに、会いたい。
電話してみようかな、でも仕事中かも。用もないのに、迷惑を掛けてしまったら・・・。
携帯を閉じる。

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