好きなヒト
好きなヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きなヒト 第1章 はじまり
でもって今週の当番はオレ。

で、この事務所は表向きは一応学力研究会って名前になってる。
未成年の俺達が出入りしてもおかしくないよう予備校を装ってるわけ。

ユズルさんは窓を開けて煙草を吹かしながらぼーっとしている。

好きな人いるんだ。どんな人なんだろう。ユズルさんでも悩んだりするのかな。
オレはやっと自分の気持ちを自覚したところで、正直どうしたらいいか解らない。

ただあの人が好きだ。
この気持ちを認めたことで幾分楽にはなったけど。でも男を好きになるなんて。まだ混乱してる。

給湯室へ行きコーヒーを入れる。
サンキュと言ってユズルさんが受け取る。

時計を見る、7時すぎ。
夕飯どうしようかな、当番の時は大抵10時頃まで事務所にいる。

奥にもう一部屋あって、シャワー付き、泊まり込むこともできる。
もちろん部外者の連れ込みは厳禁。

自分でいうのもなんだが、みんなプロ意識があって情報を漏らしたり、女連れ込んだり、サボったりってことは一切しない。誰に言われたわけでもないけれどそういう規律がここにはある。

今日はどうしようかな。
オレは家に帰っても誰もいないことが多いので、当番の週は泊まり込むことが多い。
着替えは常備してある。
ここのメンバーは全部で7名。

1人を除き他は未成年。
招集のあった時だけしか来ない人もいるけど、みんなちょくちょく覗きに来る。

オレは他に用事がない時はだいたいここにいる。
ユズルさんはあまり来ない。それこそ用事がある時しか来ないタイプ。

今日はどうしたのかな。
ぼーっとしてるのはいつものことだけど。

「ユズルさん、まだいます?ユズルさんいてくれるなら、オレ飯買いに出ていいですか?」
「あぁ、そっか。そんな時間だ。いいよ、いってきなよ。」
「ユズルさんもなんかいります?」
「うん、適当に買ってきて」
「マック行きますけど」
「ビックマックのセット、コーラで」

「了解」
「金後でいい?」
「いいっすよ」

椅子に掛けていた制服のブレザーを着る。
財布と携帯だけ持って部屋を出る。
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