好きなヒト
第3章 繋がり1
少しずつ深くなる。
いつの間にか、制服のシャツのボタンが外され、素肌に触れられる。
胸に吸い付かれて溜まらず声がでてしまう。
「ぁ…ん…っ」
やば…気持ちいい…かも。
チュっとやらしい音。
ベルトを外されて、トランスの中に手が滑り込んでくる。
「っ…ん…ちょっと、待って…藤原さんっ」
「無理…止まんねぇ」
勢いよくズボンごと下着をずり下ろされる。
「ぅっ……は…ぁ」
な……、ヤバいって気持ち良すぎる。
藤原さんがオレの…を口で…
あぁ……もぅ…
どうにでもして
「藤原さん…も…出る……っう…ぁ」
出しちゃったよ。
オレはズルズルと座り込んだ。
放心してるオレをそっと抱き寄せてくれる。
ゆっくりと押し倒されて、股を開かれる。
う…ちょっと。
あ……
え……え…そこは…
お尻の穴に…指入れられてる!
無理無理!
「やっ…ちょっ…藤原さんっ…やめてっ」
「大丈夫、無茶はしない、力抜け」
藤原さんは指を抜こうとしない。
「無理、怖いって」
オレは怖くて、逃げようともがく。
「大丈夫だよ、マナト」
藤原さんの顔が真上にある。やさしい目。
チュッと音を立てておでこにキスをくれる。
唇にも。
「マナト」
藤原さんは、何度もキスを降らせながら、オレの名前を呼ぶ。
あぁ…、藤原さん…オレ…
オレは藤原さんの顔にそっと触れる。
藤原さんの動きが止まる。
目が合う。
この人が好きだ。
好きすぎて、どうしようもない。
藤原さんの顔を引き寄せてキスする。
藤原さんはそれに答えるように唇を開く、俺は導かれるように舌を入れる。
キスに夢中になる。
藤原さんの指がオレの中で動く。
「っ…う」
やっぱり気持ち悪い…
身体が強張る。
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