ダークセル
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成人向完結
発行者:とりさん
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/08/29
最終更新日:---

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ダークセル 第17章 Ⅱ darkcell - 12
 席を外していた二人は、手早くビデオ編集をしていたらしい。秦がプレイ終了の知らせをしに出て行くと、入れ違いに大きなテレビを二人で抱えて戻ってきた。さらに一度戻って、テレビ台とビデオデッキを抱えてくる。

 猛雄はビデオデッキは店や友人宅でしか見たことがない。家にあるのは小さなテレビが一つ切りだ。あまり見ることもなかった。

 猛雄はセッティングされたテレビの前に座らされた。

 ブラウン管に映し出されのは、あれでも光が足りないせいだろう、やや粒子の粗い映像だった。中身は、ブラウン管の正面でその複雑な動く光線を浴びる猛雄自身の痴態だった。淫らな声も入っていた。とても正気の人間には見えない。淫らな獣だ。醒めてしまった猛雄の目には、そうとしか映らなかった。
 猛雄はそれでも、目を逸らすことなく、食い入るように画面を見続けた。やがてからだが熱くなり、性器にうずきを覚えた。光芒の陰に、三人の男がいるというのに、先ほど大量に射精したばかりだというのに、猛雄は自慰(オナニー)したい衝動にかられた。

 理性が壊れていないというのは、猛雄の理性自身の信仰のようなものではないのか。とっくに自分は、もう普通の人間なんかじゃないんじゃないのか。ぼんやりとそんなことを考えて、猛雄は自分自身の痴態を見つめ続けた。性器を勃起させながら。

 九条が「全部見終わったら寝てええからな」と言い、三人は部屋を出た。

 ブラウン管が放つ強い光線以外に、光はなくなった。二時間ほども経過しただろうか。ブラウン管が砂嵐になっても、猛雄はしばらく茫然と画面を見続けていた。気がつくと性器を握りしめていた。しかし自慰の許可はもらっていない。猛雄は操作のよくわからないテレビの電源をしばらく手間取りながら切って、そのままぺたりと横になって眠った。
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