痴漢電車
痴漢電車
成人向完結
発行者:とりさん
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/08/20
最終更新日:---

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痴漢電車 第5章 5
 彼があとから駅員や警察に通報する可能性は、とても低いながらある。
 僕は普段からこの路線を使っているから、捕まる可能性もないではない。
 だが僕はそんなことは構わなかった。

 四年ほど前、一度僕は起訴され、一年半ほど刑務所暮らしをした。だがそれで何が変わったかといえば、より判断力を研ぎ澄まそうという決意と、より多くの少年を、より深い歪みの淵に引き込みたいという欲望の強化だった。一年半という時間だけではなく、家族も仕事も失われ、この薄汚い社会に居場所をなくした僕は、なるべくしてこうなったのだ。
 再び捕まれば、四、五年の懲役は覚悟せねばならない。こんなことを続けていればいずれ地雷を踏むことになるだろう。
 だがそれが何だ。僕はまた娑婆に出て同じことを、あるいはもっとひどいことをやるだろう。司法、警察や刑務所なんて、誰かの言葉を借りればただの「暴力装置」に過ぎない。力で力を抑え込もうとするだけだ。更正なんて言葉、片腹痛くてへそで茶がわくと言うものだ。僕は、欲望に忠実に、少年達の奥深くに烙印を、逸脱や暴走の起爆装置を、刻み続ける。
 かつて僕が、刑法や警察では何の罪にも問われない多くの罪深い人達によって、このような生き方をすることになったように、僕は今日のあの子にも次の犠牲者を生み出して欲しい。

 今日も寝る前に振り返ろう。そしてあの柔らかく温かいアナルの感触や、帰宅した少年があわててバスルームに入り、僕の粘つく液体を肛門から流し出して、指でもそれをかきだし、湯を当てて洗い流す様をイメージしよう。

 僕は常に渇いていた。でも少なくとも数日は、狩りにでかけなくてもよさそうな気分だった。

( 了 )

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