看護師洋子-狂宴ナースステーション
第1章 囚われの白衣
0時30分
ナースステーションには5人の男と3人の看護師。
1番若いとみられる看護師の頬の横でナイフが光っていた。ナイフを横眼で見る顔に血の気は無い。ナイフを持っているのは20前後と思われる男。左手で肩を抱き右手にナイフ、黙って周りを見渡している。
ナイフを突きつけられた看護師の視線の先はアコーディオンカーテンで仕切られただけの簡単な仮眠室。用意されたシングルベッドの上で先輩と思われる看護師が40代に見える男に羽交い絞めにされている。口には手拭いで猿轡がされていた。ベッドの脇に男がもう1人。その男が白いストッキングに包まれたスラリとした両足を肩に担ぎ、その股間に顔を埋めていた。この男も40代だろう。
もう1人の看護師はナースキャップとストッキング、そしてパンティーだけのかっこで椅子に括り付けられていた。ロープが乳房に喰い込んでいる。横に立った男に弄られ吸われる乳首が隆起していた。20代半ばから後半と見られる美しい女を、頭が禿げ上がりお腹のでっぷりと出た50代の男がいたぶる。
そしてホームビデオを片手に持った30前後の男が、それぞれの間を忙しく動き回り皆の姿をその中に収めている。
今、ナースステーションの中に聞こえるのはこの男の歩きまわる音だけだ。
だが、それは嵐の前の静けさに過ぎなかった。
突如3人の看護師を襲った悪夢。
夢なら早く覚めて欲しい。会話は出来なくとも3人の思いは一緒だ。だが、男達の夢はまだ始まったばかり。これからが夢の本番だ。
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