誕生日の初H
第1章 崩れてゆく理性
今日は可愛い彼女の誕生日。
俺の彼女は…
まだ現役の高校生。
そして…俺は教師。
絶対にまわりにバレへんように…
あいつを傷つけることになんて
絶対ならんようにいつも気をつけてる。
外で堂々とデートも出来へんし
寂しい思いもさせてるかもしれん。
誕生日くらい
豪華な食事でも連れていってやりたいけど
誰に見られるかわからんから…
俺は自分の家にあいつを呼んで
手料理をふるまった。
◇)先生、お料理ほんとに美味しかった//
ケーキも美味しかった//
健)うん。
ほんまに…誕生日おめでとう。
◇)ありがとう…
先生、大好き///
健)また「先生」に戻ってんでw
◇)あっ…えっと…//
健ちゃん…ありがとう///
健)ん。
恥ずかしそうに
顔を赤らめて俺の名を呼ぶ彼女。
愛しくて仕方ない。
健)これ、誕生日プレゼントや。
◇)えっ…、わぁぁ!!///
俺がネックレスを渡すと
◇の目が輝いた。
◇)どうしよう…すっごく嬉しい///
ううっ…
健)なんで泣くねん!w
◇)だって…ううっ
健)ほんましゃーない奴やなw
俺が頭を撫でると涙を流して
潤んだ瞳で俺を見上げてきた。
アカン…
そんな顔すんなや…
◇)健ちゃん、つけてくれる?
健)ええよ?
◇は後ろを向いて髪を持ち上げた。
キレイなうなじがあらわになり…
今すぐにでもキスしたい衝動にかられる。
アカン…
抑えろ、俺。
健)つけたで。
◇)ね、ね、キレイ?//
健)うんw
◇)似合ってる?//
健)うんw
◇)ほんとに…可愛い?//
健)可愛いってw
上目遣いで俺を見てくる…
アカン…これ以上一緒におったら…
健)送るわ。
◇)えっ…
健)忘れもん、ないか?
◇)…。
健)◇…?
◇)…。
◇が立ち上がった俺の服をキュッと掴んできた。
健)??
◇)健ちゃん、あのね…//
健)どないした?
俺はもう一度座って
◇の顔を覗き込んだ。
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