白昼の追想
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ジャンル:その他
シリーズ:コピーライター 舞

公開開始日:2010/09/23
最終更新日:---

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白昼の追想 第1章 1章 無視
ジャケットを脱いで スカートを床に落とした

ログハウスの リビング キッチン ベッドルーム 
連なった 広い室内に 通されてすぐに

「どうすればいいの?」と
沈黙の後に 私が訊ねたら

「うん?裸になれよ」
と彼は言い放つ
こちらに顔むけようともせずに
ソファに座り テレビのニュースを観始めていた

ストッキングを脱ぐ前に
彼の横顔をにらんだけど
「全部?」と言おうとして
問いかけを胸に引き込める

裸といったら裸なんだって
彼は言うだけだろうから

そのまま下着も脱いで 全裸に
彼は相変わらず 無視で
ソファに座り テレビを

「脱いだわ」・・・無言

「どうすればいい?」

「座ってろよ」
無視はしながら凛とした声だった

ベッドに座れという意味でないことぐらいわかる

「はい」
床に正座する 敗北感

夏を 過ぎたばかりの 真昼間に
陽の光は レースのカーテンを通して
いっぱいに 室内に入り込んでいて
寒くは なかったけれど
皮膚は鳥肌で 胸が震えてきた

相変わらず 彼の無視が続くけど
ただ 次の 彼の仕打ちを
待っている私
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