PC売り場の誘殺3(思い出編)2
第1章 PC1・明日はハワイ・ビキニを買わないといけない3人女子
3人の女子が歩く。真ん中に香、左隣に久美、右に明美。香と久美の2人には非常に不本意であるが明日はハワイに行かないといけない。そしてビキニ姿になるお約束。よってその気になっている明美を交えてビキニを買いに行く事に。
香も久美もビキニに興味を持ちながらやった事がない。というわけで持っていない。だから買わないといけない。自分の意思ならまだしも命令されての事だからイライラする。その一方、Aカップでビキニ姿を求められていないはずの明美は気合十分。前からやってみたかったから興奮。しかも彼女の場合は、久美や香のようなグラマーが隣にいても動じない強い心の持ち主。
とある女性向け店の中に入ると、元気一杯の明美に対して気分が重い2人。特に久美は重い、彼女は香の肩を叩いて小声で言った。
「香は20歳で可愛いからいいんだろうけど、私はもう24歳で大人の女だからなぁ……」
そして彼女は、これだったら15歳の時にやっておくべきだったとかブツブツ。相当に恥じらいがあるらしい。今のつぶやきからすると、15歳の時に何やら思った事があるのだろう。
肩にミニバッグをかけている香、ほんのり赤い顔をしながらビキニのコーナーに歩み寄った。
香が15歳の時はバスト95cmのGカップ。ちょっと気迷っている間にビキニをやるチャンスを失ってしまった。でも今になってビキニをやるハメになった。香は思う、もしかすると一度はビキニをやらないといけない人生なのだろうかと。
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