「先生」か。そう言えば僕が少しは優しくなるとでも思ったのかな?
僕は大病院の小児科医だ。医者も体力勝負。朝のジョギングを習慣にしていた。
ここ数年来、毎朝のようにすれ違う一人の愛らしい少年がいた。最近は、僕にとってたまらない発達段階に達してきて、気になって仕方がない。しかも、ずっと 巨漢の父親らしき男性と一緒に走っていた彼は、最近は一人で走ることが多くなっていて、その瞳は、かつての無邪気な子どものそれから、憂いを帯びた謎めい たものに変化していた。
僕は正月明けの日曜日、抱き続けた妄想を行動に移すべく、必要な道具を用意し、いつも彼が走る河沿いのコースで、待ち伏せした。
正月早々、少年はついていなかった。僕がついているのかどうかは、わからない。
少年の名は、大樹君。小柄な、早生まれの11歳で、もうすぐ中学生だ。首尾良く彼を自宅に拉致した僕は、恐怖と痛みと、快楽の世界に、彼を引きずり込むべく、執拗な責めを開始する……。
精緻でリアリティあふれる描写がウリの長編ショタエロ小説。Part1。約52000字。
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