夏休み、敦子が突然やって来た。
「今日、ヒマなんでしょ。ちょっと出かけない? あたし、いい所知ってるから」
連れて行かれた先は人気のないひっそりした河原。
こんなとこに連れてこられてもなあ。水着も何も持ってきてないぞ!
敦子のやつ……服を脱いで裸になっちまった!
「何やってんのよ。ほら、和矢も」
「え……? でも……」
「だいじょうぶ、だーれも見てないから。穴場だって言ったでしょ」
裸で水遊びしてるうちに、敦子が転んでヒザを擦りむいた。
立てない、おんぶして、果ては「傷口をなめて」と言う。
いや、本当になめてほしいのはヒザなんかじゃない。僕には分かってるんだ。
「和矢、見て……。あたし、こうやって毎日オナニーしてたんだよ。和矢のこと想って……」
まぶしい夏の午後。
幼く瑞々しい裸体が絡み合う、美しい田舎の夏休みの風景。