ダークセル

幼い頃から父の暴力に晒されていた猛雄は、同級生の、秀才で体格もよく腕っ節も強い少年、丈太郎にあこがれ、彼の通う柔道教室に通い始める。からだを鍛え上げ、父の暴力も乗り越え、丈太郎との友情も育んできた猛雄だったが、彼と別々の高校に進学することになる。
猛雄は、中学の頃には自分の同性愛の傾向を自覚していた。丈太郎のことも、いつからかそういう対象として、意識していた。
猛雄の通う地域の底辺校では、柔道部も弱く、丈太郎とも疎遠になり、猛雄は鬱屈した日々を過ごしていた。
小学校時代の早すぎる濃厚な体験と、長い鬱屈の中で築かれた猛雄のセックスのイメージは、自分よりも大きく逞しい男に抱かれることだった。さもなければ、同年代の丈太郎のような……。
年齢を誤魔化して入ったハッテンサウナで、レスラーのような逞しい中年男に抱かれ、誘われるままに彼のマンションに同行した猛雄を、地獄のような罠が待ち受けていた。
ショタエロもありますが、夢幻童としては年齢高めの、ゲイ寄りのSM調教中心のストーリー。約60000字。

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