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中学、高校球児・指導者必読!! 
ブログ版『タジケンコラム』。
日々の練習や試合、アスリートの言葉などから気づいたこと、
弱者が勝つためのヒントを伝えていきます。

キーワードは
JK=準備・確認、時間と距離、実際に行動する、
   情報共有、自分で考える、実行と検証
   地道にコツコツ、人生が変わる
TY=とりあえずやる、徹底的にやる、続けてやる

読めば野球がうまくなる、野球偏差値の上がるブログ。

2010年から毎日発行していたメルマガスタンドのメルモさんが
サービスを停止してしまったため、
このブログでは過去に配信した記事を紹介していきます。

毎日発行の最新版コラムはこちらのメルマガでどうぞ。
http://www.mag2.com/m/0001675569.html


甲子園の走塁タイムやストライク率など甲子園基準データ、

試合記事などの有料メルマガ(月4~5回配信)はこちらです。

https://regimag.jp/pp/?magazine=1040


球児からの質問
2017-01-31 03:40:00
テーマ: JK メンタル
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同じような思いの高校生もいると思うので

自分たちのチームに置き換えて参考にしてください。

※※※※※※※※※※

僕らのの学校は練習は2時間しかできません。

照明もとてもいいとはいえない環境ですし、最近は暗くなるのがはやくなってきてます。

それなのに、
整備はダラダラ・・・
アップもダラダラ・・・

自分も言えるような態度ではないですが
今の状況を本気で変えたいんです!!!

そのためにはチームとしての意識改革が必要だと思うんですが、

正直、今の自分にはそれだけのことを言えるような人じゃありません。

でも! どうしてもチームで変わりたいんです!!

なんでもいいんです!
何かアドバイスを貰えないですか!?

==========

まずは、こうやって質問のメールをくれたことに意味があります。

何とかしたいから行動を起こすわけですから。

思っていても、何もしないというのでは、思っていないのと同じです。

では、チームを変えるにはどうしたらいいか……

まずは考え方を変えること。
「2時間しかできない」
「照明もよくない」
わかります。そのとおりだと思います。

でも、それはいくら努力しても変えられないことですよね。

だから、それは口にしない。自分では、どうしようもできないことだからです。

環境のせい、人のせいにしているうちは何も変わりません。

では、何なら変えられるか。
それは、自分です。

たとえば、練習時間が無制限になったとします。

そうしたら、今度は「練習が長い」「短い練習時間がうらやましい」と言うはずです。

「もっと練習したい」と思っていたのが、「いつまで練習やるんだ」に変わる。

人間って、そんなもんです。

だから、考え方を変える。

まゆげ
2017-01-29 18:30:00
テーマ: JK
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※この記事は2010年にメルマガで配信したものです。


関東大会の話です。

該当チームの監督にも部長にも直接言ったことなので、あえて書くことにします。

テーマを見て
僕のことを知っている方なら、
「出たな」
と思った人は多いでしょう(笑)

春日部共栄が初戦に勝った後、

初めてその選手の顔を見たとき、「おーーーーーーーーーーい!!!!」と思いました。

まゆげが細い。細すぎる。
興南の島袋君の4分の1ぐらいですかね(笑)

見た瞬間、黙っていられず、思わず本人に言ってしまいました。

「何そのまゆげ? だから活躍しないんだよ(その日は2三振)。

そんなまゆげのヤツは同じ埼玉県人として応援しない!」

いきなり近寄ってきて、こんなことを言う記者。最悪ですね(笑)

まぁ、これが僕にとっては普通ですが。これを読んでいる高校生は注意してくださいね(笑)

案の定、その選手は「何コイツ、うぜぇな」という顔をしていました。

初対面の知らない人にいきなり言われたんだから当然ですね。でも、そこがまた甘い!笑

このことは本多監督にも言いました。すると、こんな答えが返ってきました。

「オレもあいつが1年のときから言ってるんだよ。それなのに聞かない。

こういう場に出て、そういうことを言われたら本人もわかるだろうから、言ってくれていいんだよ」

そして、もうひとこと。

「あいつ使わない方がいいかなぁ」

僕はこう言いました。

「ああいうヤツで負けますよ」

ここまで書いたら、結末はもう予想がつきますよね?

そのとおり!!

勝てば甲子園がほぼ確定となる準々決勝。最後の最後にその選手で負けたんです。

この試合は打順を落として8番で出場。

まったく期待していなかったのですが、4回に2点目となるタイムリーを打ちました。

ところが、ヒーローにはなれない運命なんですね。3対0と共栄リードで迎えた8回。

悪夢が待っていました。エラー、安打、死球、三塁打で同点とされた後の2死三塁。

8番打者の打球はスライダーをひっかけた平凡なゴロ。

同点で切り抜けた!
と思った瞬間、なんと!!
その選手はゴロをスルーしました!!!

やっちゃったぁ〜〜〜(ー_ー)!!

何とか取り戻そうと、その選手は9回先頭打者で回ってきた打席でも安打を打ったのですが、

続く打者が送りバントを失敗して併殺。万事休しました。

結果的に、ゴロをスルーして失った点が決勝点。

目標と心意気
2017-01-27 07:20:00
テーマ: JK メンタル
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この記事は2010年にメルマガで配信したものです。

先日、イチロー選手が高校生だった頃の愛工大名電の監督、中村豪さんに

取材をさせていただく機会がありました。その中から、印象に残った話を紹介します。

中学生のイチロー選手は中村監督にまず、

「僕をプロ野球選手にしてください」

と言ったそうです。

普通、高校野球では甲子園を目指しますが、イチローは違った。

当時11人プロ入りしていた実績から名電を選び、プロになることを目的にしていたのです。

人前では練習をやらなかったそうですが、

みんなが寝ている夜中に起きて、バットスイングをしていた。

名電グランドのそばには墓地があるのですが、そこに幽霊が出るという噂がありました。

何のことはない、幽霊の正体は素振りをするイチローだったのです。

小学校低学年の頃から父と毎日バッティングセンターに通っていたこともあり、

練習するのは当たり前。

他人から見たら努力といえることも、イチロー選手にとっては普通のことでした。

だから、高校3年の夏が終わり、引退したあとも毎日練習に来ていた。

来なかったのは、自動車教習所に行くときだけだったそうです。

名電の先輩の工藤公康選手(現ソフトバンク監督)は引退後ブクブク太ったみたいですが……。

中村さんも「キャンプまで毎日練習したのはイチローぐらい。

名電に来た目的がプロだったから3年間フルにやれたんだろう」と言っていました。

そして、中村さんが力説していたのがこのこと。

立ち居振る舞い
2017-01-25 11:20:00
テーマ: メンタル
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※この記事は2010年にメルマガで配信したものです。


10月19日のパ・リーグクライマックスシリーズ第6戦。

3勝3敗で迎えた大一番のマウンドを任されたのが、ソフトバンクの杉内投手でした。

杉内投手は期待に応え、4回まで1安打無失点の好投。

ところが、5回にピンチを迎えます。

2死をとったあと、連打と四球で満塁。ここで井口選手に対し、追い込みながらまさかの死球。

さらに、続くサブロー選手にもきわどい球をボールと判定されて連続押し出しとなる四球を与えました。

そのときです。

杉内投手はマウンドでがっくり。しゃがみ込んでしまいました。

ファーストの小久保選手が励ましに行きますが、それでもしゃがんだまま。

もう、これで「勝負あり」ですよね。

次打者の5番・今江選手にはセンター前に2点タイムリーを打たれてこの回一挙4失点。

CSのチーム打率・169のソフトバンク打線には取り返せる点差ではなくなりました。

連続押し出しをしてもまだ0対2。回は中盤の5回。攻撃はまだ5イニング残っています。

ここで踏ん張れば、まだ勝負はわからない。

それが4点差になってしまったことで、ほぼ試合は決まってしまいました。

勝敗を決したのは、やはりマウンドでの杉内投手の姿でしょう。

タイムリーの今江選手はこんなコメントを残しています。

球児からの質問
2017-01-17 17:20:00
テーマ: JK 球児からの質問 練習方法 メンタル
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「2週間前の地区大会でサヨナラエラーをしてしまいました。

それからというものショートゴロが飛んでくる度に

そのときの光景が頭をよぎり足が止まってしまいます。

練習では足が止まることは少ないんですが、

試合ではどうしても止まってしまうことがあります。

どうすれば治りますか? 」

僕なりの考えを言いますね。

人間ですから、エラーしたときの光景がよぎるのはしかたがないと思います。
だから、それは防ぎようがない。

では、どうしたらいいかといったら、そこから逃げないことだと思います。

自分で考えてしまう(思い出してしまう)こともあるだろうし、

周りから言われることもある。忘れるというのはどうしても難しい。

だから、あえてそこに向かっていくんです。

練習から、そういう場面を想定したり、

あえて同じ状況設定でプレーする。

エラーしたら自分以外の全員が罰ゲームとか、いろんな重圧をかけてやる。

練習試合でも、同じような場面があると思います。

そこで、「次こそやってやる」と思ってプレーする。

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