< 2024年3月 > | ||||||
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※この記事は2011年にメルマガで配信したものです。
全日本女子バレーの眞鍋政義監督(当時)のコトバを紹介します。
「濱口華菜里という選手がいるんですね。
レシーブに天性の才能を持っている世界選手権のメンバーです。
明るい性格で、いつも大きな声で皆を励ましてくれるし練習にも人一倍熱心。
人の嫌がる片づけも率先してやってくれます。
だけど、私はこの濱口を選手権に出場させてあげられなかったんです。
世界選手権もW杯も十四名登録で、出場できるのは十二名。
濱口が務めるリベロの控えはなかなか出る機会がない。
本当に悔しかったと思います。
だけどそれでも濱口のファイトは最後まで変わりませんでした。
練習には早く来てムードを盛り上げて、雑用で走り回って……。
メダルを獲得できたのは、
この濱口の姿勢が周りに伝わったからだと私は思っています。
銅メダル獲得が決まった試合の直後、
セッターの竹下佳江はすぐに濱口に駆け寄り、抱き合ってました。
その後のインタビューでも竹下は毎回のように
「出られない選手がいるから、その選手の分まで頑張りました」
と語っていましたが、これには私自身本当に勉強させられましたね。
控えの十三番目、十四番目にどんな選手を置くかで
チーム力は強くもなるし弱くもなる。その難しさを昨年私は実感したんです。
おかげで全員が同じ方向を向いて目標を共有できており、
強いチームに変わってきたことを実感しています」
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控え選手がどんな言動をするか。
ここにチーム力が表れます。
控えがダラダラしていたり、
チャラチャラしていたりするチームはたいしたことがない。
所詮は能力だけのチームです。
個々の能力はありますから強いかもしれませんが、
土壇場の苦しいときに“あと一本”が出るかどうか。
流れを変えるプレーができるかどうかは疑問です。
甲子園でも「早く負けてくれよ」とか「ウチのチームに勝ってくれよ」と
控えの選手が言う学校があります。
応援スタンドを見ると、
髪を伸ばしていたり、染めている選手がいる学校もあります。
大会以外では、練習試合などでそれが顕著に表れます。
試合に出ない部員が陰で寝ていたり、遊んでいたりします。
普段、どういう指導をしているんでしょうか……。
試合に出られない選手がどういう態度でいるか。
どういう姿勢で応援しているか。
そこでチームがわかる。そこでチームが決まる。
控え選手がチームをつくっているといっても過言ではありません。
それを忘れないでください!
<控え選手ががんばっているチームは見えないプラスαの力が働く>
控えの力で勝てるチームになっていきましょう!
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