『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を担当した伝説の編集者
コルクの佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』
より紹介します。
「(ドラゴン桜の)作中でも紹介しているのですが、
「二重目標」という考え方があります。
二重目標とは、何かを成し遂げるにあたって
「毎日絶対にできる目標」と「理想的な目標」
の二つを作るという方法です。
たとえば、英単語を覚えたいのであれば
「一日一回、必ず英単語帳を手に取る」という目標と
「毎日10個新しい単語を覚える」という目標を立てます。
目標を2つ立てるのです。
後者の「10個単語を覚える」という目標を、
毎日達成するのは難しいでしょう。
何日かやらない日が続いてしまうと、
目標自体をなかったことにしたくなります。
それに対して「毎日単語帳を手に取る」という目標であれば、
努力がほとんどいりません。
これであればどんな人であっても継続することができるでしょう。
「覚えなきゃ」と思うとプレッシャーがかかりますが
「単語帳を手に取るだけでいい」ならば、
行動のハードルは相当に低くなるはずです。
単語帳を手に取る機会が増えれば、
自然にそれに目を通す回数も増えます。
繰り返し目にするうちに、単語を自然に覚えていくはずです。
それを繰り返しているうちに、
やがて一日10個以上のペースで単語を覚えていくようになります。」
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TY=続けてやることの大切さは何度もこのメルマガで紹介してきました。
今回はTYを実現するためのコツですね。
だれでも絶対できる目標
JK=実現可能 な目標を立てるのがポイント。
単語帳を手にするのができないという人はいないですからね。
これを野球に置き換えれば、たとえば
「練習時間以外に毎日必ずバットを手にする」でいい。
バットをいくつ振るかはそのとき次第です。
ゼロかもしれないし、100かもしれない。
でも、バットを持たないという日はつくらない。
これなら、絶対達成可能は目標です。
そうやって
JK=実現可能レベルを下げていけば、
やる気が起こらないということはなくなります。
バットを持つ気がしないという人がいたら、
それは野球をやめた方がいいでしょう。
数や回数ではなく、行為に焦点を置けば、
必ずできます。毎日必ずできれば、何かしらの成果につながるはず。
この二重目標を知っていれば、
勉強でも野球でも、毎日最低限は保てます。
家に帰って机に座った OK
家に帰ってバットを持った OK
これならできそうですよね?
できそうもないことを目標にするから続かないのです。
できることにすれば続きます。
TYするために、ぜひJK=実際に行動してみてください!
<二重目標とは、何かを成し遂げるにあたって
「毎日絶対にできる目標」と「理想的な目標」
の二つを作るという方法>
二重目標をうまく利用して、
自分との約束を続けられる人を目指していきましょう!