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JK&KY(ここまでやるか)の気づき
2017-10-25 20:20:00
テーマ: JK
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阪神・オリックスで監督を務めた

岡田彰布さんの『動くが負け』より紹介します。

「(2010年)3月13日、京セラドーム大阪での

巨人とのオープン戦でこんなシーンがあった。

巨人の選手が放った打球が右中間をまっぷたつに破っていった。

セカンドとショートが打球を追いセカンドキャンバスががら空きに。

このままだと打者走者が簡単に二塁を陥れてしまう。

しかし、そう思った瞬間、レフトの定位置にいた田口壮が

全力疾走でセカンドキャンバスにベースカバーに入ってきた。

当たり前のプレーといったらそれまでだが、

40歳を迎える昨年までメジャーリーグでプレーできていたのは、

こういった基本的なプレーをおろそかにすることがないからなのだろう」

=====
2001年にヤンキースのデレク・ジーターが

ライト線からのライトの返球がそれたのを見て、

ホームの手前に中継に入り、バックトスでアウトにしたプレーがありました。

ショートから捕手の前まで猛ダッシュして中継したんです!!

一流プレーヤーはどうすればアウトにできるか、

どうしたら余計な塁を進ませないか、の嗅覚が鋭い。

だから、一瞬のスキに気がつくんですね。


この場合の田口選手も同じです。

右中間に飛んだ時点で、「オレ、知〜らねっ」という

“不動”のレフトをよく見かけますが、そうではない。

ボールが動いている場所だけでなく、

ボールが来るべきところにまで目を配ることができている。

視野の広さがあり、次に起こることの予測ができているから

こういうベースカバーができるんですね。

目立たないかもしれませんが、スーパーファインプレーですよね。

二塁ベースにレフトが入ってはいけないという決まりはない。

誰もいなければ自分がいく。

「お前何やってんだよ」と言っている場合ではなくて、

気づいた人がやる。

反省や説教は試合後にして、即ダッシュ。

これができる選手が、本当にいい選手なのだと思います。



ぜひぜひカバーリングの意識を高めてエラーに備える

JK(準備と確認)ができる選手になってください。

やばい! と危険予測(KY)できる

気づける選手になってください。

それも、ここまでやるか(KY)と思われるレベルまで。

そういう選手が集まれば、

必ずとんでもない力が出せるチームになると思います。

<人のミスを責める前に、ミスに気づいた人がミスを防ぐ行動をとる>

JKとKYを徹底して、気づける選手になっていきましょう!

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