金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「菊花賞回顧!」
2016-10-25 17:00:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。

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京介・菊池グリグリの「菊花賞回顧!」

<菊池> 日曜日の京都では、菊花賞が行われました。今回も回顧していきましょう。

 

菊花賞回顧

展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/79667

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 先週末の京都ですが、雨は大丈夫でした。

 

<京介> あとで映像を見てみると、東京よりだいぶ明るいね。それなりに寒かったそうだけど…。午後から随分薄暗くなった東京競馬場と比べたら、菊花賞の前後の時間帯は、普通の好天・良馬場という風に見えた。

 

<菊池> 馬場も相変わらず。速いタイムが出る水準でしたね。土曜日は1000万下クラスの芝1200mで1分7秒5が出ました。

 

<京介> 菊花賞直前の桂川S1600万下・芝1200m)も、土曜日より掛かったとは言え177での決着。ただ、例年ほど内ばかり・前ばかりという傾向ではなく、差しが決まる速い馬場という印象だったね。

 

<菊池> そうですね。高速馬場だけど内外の有利不利はそこまで大きなものではありませんでした。

 

<京介> 昔は3週目で馬場が荒れても補正が効いて内有利、芝が絶好だと相当クッションが効き過ぎて内有利という傾向だったけど、最近はエアレーションの効果があって、馬場の外側を回っても間に合う状況に変化している、といったところかな。

 

<パドックについて>

 

<菊池> 三冠最終戦の菊花賞、休み明けのジュンヴァルカン以外に、二桁の馬体重増減はありませんでした。

 

<京介> いやそれでも、セントライト記念組は全然違う印象を持ったけどね。弛んだ馬も少なかったけど前走並みで変わらず、という馬も少なかったような。プロディガルサンやマウントロブソンも、仕上がりの度合いは今回の方が抜群に良かった。

 

<菊池> 使い込まれて現状維持、くらいの馬に対して、賞金を持っていて前走から状態良化の見られる馬との差があったように思いますが。

 

<京介> そうそう。やっぱり菊花賞への優先出走権を確定させている強みは大きいと思う。条件戦上がりの馬は、やっぱり根詰めて仕上げるには厳しいと感じるぐらいに格差はあったね。もっと賞金ボーダーが下がれば話は違うんだろうけど。

 

<レース展開について>

 

(公式レース映像はコチラ)

http://web-cache.stream.ne.jp/web/jra/onetag/subwindow.html?movie=rtmp://fms-jra.stream.co.jp/jra-fms/_definst_/mp4:jra_seiseki/2016/1023/201604080711&ua=4&type=2&thum=

 

<京介> この菊花賞もゲートは非常にスムーズだった。奇数枠の馬がサクサク入ったし、最後のマウントロブソン待ちの状態までたった50秒弱程度。とぼけた気性の馬が多いし、向正面スタートだしで良い条件は揃っているけれど。

 

<菊池> 17番ジュンヴァルカンが2馬身ほど出遅れたのが目立ちましたが、他も半数がばっちりゲートを決めている一方で、半馬身程度の遅れは多かったですね。

 

<京介> 駐立の悪い馬がチラホラいたよね。この最初の出遅れから必死に挽回するような馬はいなかったから、作戦変更で戸惑うような馬はいなかったんでしょう。

 

<菊池> 長距離戦だからそろっと出す、ということもあるんでしょうけれども。角度的には目立ちませんが、13番エアスピネルはかなり良いスタートを決めていましたね。3番サトノダイヤモンドも好スタート。

 

<京介> 人気馬で比較するなら、出遅れた集団にディーマジェスティがいた。挽回してサトノダイヤモンドを前に見る位置まで押し上げたから、やはりここでちょっとは脚を使っていたと思う。

 

<菊池> 先手を奪いに行ったのは2番ジョルジュサンクと5番ミライヘノツバサの2頭でした。2頭ともに激しく手を動かしての先手争いを1Fほど繰り広げましたが、引かないと見て2番ジョルジュサンクが譲る形で5番ミライヘノツバサが先頭。そして行き脚のついた15番サトノエトワールが一気に2番手へ。出負け気味だった14番アグネスフォルテも3番手まで浮上しました。

 

<京介> サトノエトワールは、一度先手争いを制しきったと思われたミライヘノツバサが、息を入れるタイミングでズバッと並びかけたけど、それでもミライヘノツバサがまた凌ぎ切ったようだね。でもこれでだいぶ足を使わされる形になったと思う。だけどこれで4コーナーの下りで後続に1秒ほど差を付ける、2頭の離し逃げになる。

 

<菊池> 13番エアスピネルは好スタートから内を取りに行って5番手。その後ろに3番サトノダイヤモンドがいました。

 

<京介> 武豊騎手は最初のスタートだけでなく、ちゃんとこの前が引き離す争いに乗じて好ポジションを確保。そしてサトノダイヤモンドは、やはり内枠で素直なスタートを切れたのが大きく、ここまで全く無理せず押し上げてきている。

 

<菊池> 前の隊列が決まるまでに距離を要したこともあり、前半1000m通過は59.9秒と速め。とは言え、5F目から落ち着いて、ここから急激にペースが緩んでいきました。

 

<京介> 3番手以下はそれよりもっと遅いし、縦列になった7番手以下はさらに遅いわけだからね。実際はラップの印象ほど速くもない。

 

<菊池> 5番手のエアスピネルもホームストレッチ後の1コーナーあたりでは口を割っていましたね。

 

<京介> うーんでもこれは…スタンド前の拍手にちょっと驚いたのかな?包まれたり寄られたりはしていないから、やっぱり掛かったのかも。向正面なかばぐらいまで、頭を高くして追走していた。

 

<菊池> 3番サトノダイヤモンドは8番手あたりのラチ沿い。その直後に1番カフジプリンスと8番ミッキーロケットがマーク。そして、その後ろの列に6番ディーマジェスティ、7番レッドエルディスト、4番シュペルミエールが並んでいました。

 

<京介> サトノダイヤモンドの真後ろに有力馬が連なる形ではなく、サトノダイヤモンドを眼前に見ながら有力各馬がせめぎ合う形。サトノダイヤモンドが決め手で劣る馬ではないし、これは後ろの馬が不利&サトノダイヤモンド有利の形だね。

 

<菊池> 5F目の12.7秒を皮切りに、6F目が13.6秒、7F目が13.2秒とガクンとペースが落ちましたが、これを察知して、内からポジションを上げに動いたのが4番シュペルミエールの北村宏騎手でした。

 

<京介> もうワンテンポ、1コーナーぐらいで動いて進出して欲しかったかな。向正面で2Fほど息を入れる猶予は欲しかった。壁に塞がれてブレーキかけた格好だし…。

 

<菊池> これを見て、前の進路が開けたところを16番プロディガルサン、12番コスモジャーベらも浮上。これが向こう正面、登り坂に入る前の区間ですね。

 

<京介> ただ全体でみると、縦に長かった馬群が前後ともに収縮し始めた様子、ともいえる。プロディガルサンやコスモジャーベは、大きく位置取りを挽回したとは言えない。遅いと感じた場面で詰めたのはいいことだけど。

 

<菊池> このあたりでの3番サトノダイヤモンドは動かず。このサトノダイヤモンドを見ながら運んでいた各馬も動かずに様子を伺っていました。

 

<京介> そうそう。逃げと2番手がもうすぐそこに見えるほど、接近していたからね。捲る勇気がないのなら、サトノダイヤモンドを見てから判断となるし、まだ動く箇所ではない…と考えたんでしょう。でもそれだと、正直言って遅いと言えば遅いけどね。

 

<菊池> 終始動かず後方三番手あたりでじっとしていたのが11番レインボーラインでした。

 

<京介> 福永騎手は人気2頭の動きを見て考える、という乗り方だったね。そして4角直線と大外へ。

 

<菊池> 2週目3コーナーから下りにかけて。後続の動きもあって、ペースが上がり、スパート地点としては例年の菊花賞並みだったと言えるでしょうか。

 

<京介> でも先団より後ろはほぼ動きのない展開だったから、例年よりどの馬も余裕がある手応えで直線に臨んだ形だったんじゃないか。スパート地点は、ほぼディーマジェスティの始動と同じぐらい、と考えればいいね。

 

<菊池> 3番サトノダイヤモンドは徐々に外からポジションを上げ、6番ディーマジェスティもこれを目標にぴったりとマーク。その様子を内で見ながら仕掛けどころを伺う13番エアスピネルは、15番サトノエトワールが垂れてくるのを早めに察知してやり過ごし、直線ではラチ沿いを突く構えまで見せていました。

 

<京介> 早くに追っ付ける態勢になったのは、ディーマジェスティの方。エアスピネル武豊騎手は、逃げたミライヘノツバサがラチにへばりつくこと、サトノエトワールが抵抗しないことをよく読んだ進路取りだったね。

 

<菊池> 4コーナー、サトノダイヤモンドは4~5頭分、ディーマジェスティは5~6頭分くらい外を回していますかね。

 

<京介> そうそう。外に振られたコースロスの不利とは言うけれど、サトノダイヤモンドの真横でマンマークだったわけだからね。

 

<菊池> 直線入口の時点で、既に先頭まで2馬身圏内にサトノダイヤモンドが浮上。その1馬身後ろにディーマジェスティ。さらに、11番レインボーラインもその1馬身半ほど後方、大外まで迫っていました。

 

<京介> サトノダイヤモンドがもう楽に伸びる、対してディーマジェスティが力なく遅れそう、という場面でレインボーラインは仕掛けられていた。

 

<菊池> ディーマジェスティがかなり激しいアクションで追われるのを尻目に、サトノダイヤモンドは余裕たっぷりの手応えで突き放していきます。残り300m地点あたりで、既に勝負は付いていましたね。

 

<京介> 2600m以上走って、これだけ脚色に差があったらもう完勝と言えるよね。

 

<菊池> ラスト200m、突き放されてしまったディーマジェスティが苦しくなるところ。4角から直線の合流地点にかけて、内をきれいに回ってきたエアスピネルが2番手に浮上。

 

<京介> 映像の角度もあるけど、これはホント2着に押し上げてきたと思ったわ。

 

<菊池> ただし、こちらも一杯一杯。最後に外から勢いに乗せて脚が続いたレインボーラインが突っ込んできます。

 

<京介> レインボーラインも不器用な脚色はしているんだけどね。しっかりと脚を溜めきっていた分が最後に出たね。

 

<菊池> ゴール前、2・3着争いに目が移るところ、内で懸命に粘りこもうとする13番エアスピネルに、大外11番レインボーラインが接近。6番ディーマジェスティも、外からレインボーラインが来たことで、もうひと伸びを見せようとしていました。

 

<京介> でもディーマジェスティは、一度トップスピードに乗せて勝負しに行って、そこから垂れた後だからね。さすがに態勢は苦しい。盛り返そうと努力しただけでも偉い馬だけど。

 

<菊池> サトノダイヤモンドは2馬身半差で完勝。2着争いは最後にレインボーラインがハナ差だけ出て浮上。エアスピネルは差されて3着。クビ差で6番ディーマジェスティの順でした。

 

<京介> 京都のゴール前は映像の角度もあるのか、もうちょっとハッキリした2着だと思ったけど、あれはハナ差でしかなかったんだね。

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は3分3秒3。近年の京都の馬場では平均的。もはやこれくらいは当たり前に出るタイムになりましたね。

 

<京介> だけど、もうちょっとハイラップで引っ張る馬が出れば3分切りもありそうな馬場状態なんだけどね。さすがにそこまでのレース展開にはなりにくいのが近年の傾向。道中遅い分を、後半の上がりで挽回して時計を詰めるという流れになってきているね。

 

<菊池> 1000mごとに割ると、59.9秒―64.5秒―58.9秒ですから、ガッツリ中盤が緩んで、後半4F勝負になりましたね。大まかに分類すれば、昨年と似たペースの菊花賞だったと言えるのではないでしょうか。

 

<京介> これも連続してこういう競馬が発生しているから、もう出走メンバーと並び次第で「こうなるだろう」と読めそうな感じだね。もうちょっと強い先行馬が現れない限り、今年で言えばリオンディーズが万全の態勢で出走してくれない限り、上がり勝負の菊花賞は続くでしょう。

 

<菊池> 折り合いに不安のないサトノダイヤモンドが、綺麗なレースをした上に上がり最速。完勝でしたね。

 

<京介> おまけに馬群で若干揉まれたとしても問題がなく、小出しに微調整しながら脚を使う強みも活きたと言える。

 

<菊池> 二強は並び立たず。ディーマジェスティは4着に敗れました。

 

<京介> でも最後の着差とレース内容を考えれば、強い競馬を仕掛けに行かないとダメな立場と、それ以外の馬、という差も大きかった2~4着だよね。

 

<菊池> 結果としては、ダービー上位組が4着までに入り、同じダービー組のマウントロブソンも不利な大外枠ながら7着。

 

<京介> そうそう。条件クラスの馬も細かく見ると直線で脚を使ってはいるんだけど、ダービー上位馬にはまだまだ届かなかったということになる。やはり、古馬オープンクラスで勝負できるレベルじゃないと、今年のトップクラス相手には厳しかったということだね。

 

<菊池> 春クラシックのハイレベル勢が秋でもその威厳を示しました。

 

<京介> また、体型的に不安ありと思っていたエアスピネル、レインボーラインが23着。実際この2頭は、マイル重賞勝ちあるいはマイルG1好走がある馬だから、いかにも軽いスピードが求められた結果だった、ということになるね。

 

<菊池> そうですね。すっきりまとまる。

 

<京介> 今年も長距離向きのズブさ、超スタミナはあまり必要とされない菊花賞だった、とまとめるべきだと思う。

 

<菊池> では、上位馬を振り返りましょう。

 

サトノダイヤモンド

 

<菊池> 最後の一冠で、ようやくタイトルを手に入れました。

 

<京介> 装鞍所に戻ってきた時にルメール騎手と里見氏が抱き合って喜んでいたね。関係者勢揃いで祝福していて、すごくいいムードだった。ただ、それでも、改めて勿体ない春の2冠だったなと思ったわ。

 

<菊池> 前走からの上昇度も大きかったですね。

 

<京介> ディーマジェスティが鞭連打して追い通しの4コーナーでこっちは持ったまま、しっかり追い出してグンと突き離したあとから悠々と確かめる程度に鞭を2発。いや実際の所、ちゃんとした叩き合いをせずに余力十分だったからね。

 

<菊池> 距離延長で高いパフォーマンスというよりは、万全のデキ、完璧なレース運びによる完勝という感じでしたね。

 

<京介> 距離適性はまだ疑問だし、前走とのパフォーマンスを比較すると、やっぱり上昇していたんでしょう。

 

<菊池> 赤木さん、前日予想とは入れ替えて、パドックではこちらを最上位評価でした。


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<京介> 春もでっぷりという形ではないけれど、ゆったりした造りだった馬が、今回は絞って引き締まっていた形だったように思う。後肢の膝の入りなど、相当に柔軟で良い部分はそのままだったし、これは素晴らしい仕上がりだったと思うよ。

 

<菊池> 今回は、展開面でもこの馬に理想的な流れになったと思います。

 

<京介> そうだね。道中の被せもほぼ起こらず、まずい位置に下がってしまう変な形になる前から、自分のリズムでスッスッと動けた形。要所では他馬に対してリードがあり、しかしレース全体では無駄足を使わず。これは完勝でしょう。

 

<菊池> 次走は、ジャパンCなのか、有馬記念なのか。どちらが合うと思います?

 

<京介> いやどっちでもいいよ多分。ジャパンカップは斤量有利だしマカヒキがいない。有馬記念は池江厩舎大得意レースでしょ。とにかく無事に、そして体調良い状態で臨めれば、が大事だね。ここまで甘やかして来た分、体は傷んでいないはずだし。

 

<菊池> そうですね。僕も同意見です。どちらでも好勝負になりそう。

 

レインボーライン

 

<菊池> いやー、菊池くんまたまた推奨的中。おめでとう!

 

<菊池> 推奨させてもらっています。ありがとうございます。

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<菊池> 赤木さんが4番手の印を打っていたので、自信を持って買えましたよ!ただ、その馬券はディーマジェスティ軸なのでガッチリはずさせてもらいましたが(泣)。

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<京介> でも今回は、穴馬を押さえておいてからサトノダイヤモンドかディーマジェスティ…という選択が難しい場面だったしねえ。有力2頭の丁半博打で決め打たないと、大きくは利益が出ないから。悩ましい場面だったと思うよ。

 

<菊池> 福永騎手はプレッシャーさえなければ上手いと改めて感じる次第です。

 

<京介> そういう評価に落ち着いてしまうよね、今回の結果やらがあると。敢えて勝ちにいかない姿勢で一つでも上の着順を、という競馬をすると、人気馬の動向やらいろいろ広く見ながら、絶妙に対応する競馬ができる騎手なんだよね。

 

<菊池> で、結局この馬の適性はどこなんだ?という問題が浮上してくるわけですが…。

 

<京介> 若い頃はマイルに対応する軽さがあったけれども、良い形で筋肉が付いてくるとどうなるか…ということだよね。自分はやっぱり古馬のスピードタイプを相手にするなら、1800mから2200m辺りで落ち着くんじゃないか、と思うけどもね。

 

<菊池> そうですよね。本質がステイヤーという感じではなく。

 

<京介> 飛節にキレ味があって細身の方だから、あまり超ステイヤー距離がいいとは思えないんだよなあ。

 

<菊池> 個人的には、ゴールドシップが勝った時のような有馬記念や、例年の宝塚記念のようなレースが合うと考えます。GⅠに昇格する大阪杯も、ペース次第では良いのかもしれないなと思っています。

 

<京介> そこまで届くには、もっとパワーアップしないといけないね。だって今年の世代はかなりレベルが高いはずだし、サトノダイヤモンドやマカヒキぐらいのメンバーを相手に、大阪杯や宝塚を戦わなきゃいけないわけでしょ。

 

<菊池> 勝ち負けするにはそうですね。

 

エアスピネル

 

<菊池> 三冠を完走。最後の最後に馬券圏内に絡んできました。

 

<京介> それで4着・4着・3着なら、本当に威張れていい内容だったと言える。ホント例年ぐらいのレベルであれば…と。

 

<菊池> 今回も、ダービー同様に武豊騎手の騎乗が光りましたね。神戸新聞杯のトライアル騎乗ぶりから、今回は先行するだろうと考えることはできましたが、想像よりもさらに綺麗な競馬でした。

 

<京介> 多少馬の方も戸惑っていたけど、スタンド前から1コーナーで掛かる分には、後半に十分リズムを取り戻せるし問題ない。今の京都であの外枠からこういう競馬をイメージしていた武豊騎手が凄かったわ。

 

<菊池> 状態面も叩かれて順当に良化していましたね。

 

<京介> けどこの馬は、やっぱり体型的な限界があるから…。菊花賞で背丈のある馬ばかりに囲まれて、この馬を真っ先に評価するのは正直難しいでしょう。それと神戸新聞杯組の関西馬は、ひと叩きしてちゃんと良化する余地が大きいというのを、覚えておかないといけないね。

 

<菊池> この馬も、今後はどのような路線を歩むのか?ですが、ここまでクラシックにこだわってきた以上、今後も王道を歩みそうですね。

 

<京介> でもいつか、トーセンラーのようにフラッとマイル戦に戻ってくれれば、一発勝負でも勝ち負けに絡んでくる能力はあると思うんだよね。

 

<菊池> まさにそんな感じですね。

 

その他

 

<菊池> 4着はディーマジェスティ。サトノダイヤモンドに正攻法で挑んだ結果、跳ね返されてしまいました。最後にもう一度、脚を使っていたあたりは、やはり強いと思いますが。

 

<京介> 腹袋がずんぐりとしているのは相変わらずだけど、後肢の張りや動きが見違えて良くなった。状態としては悪くなかったはず。戦略が外回し一辺倒だったために、関西馬に対処されてしまったという内容だと思うよ。

 

<菊池> 今後は、どのような路線がいいでしょうね。

 

<京介> いや、この馬も王道を歩むでしょう。ただ今回のが陣営にとってトラウマで、長い距離は避けてくるかも。

 

<菊池> 5着はミッキーロケット。さすがに前走からの上積みはなかった、という結果でもあると思いますが、個人的には見立て以上に走られた印象も。

 

<京介> 結局は2周目に入ってから、前走と同じくサトノダイヤモンドの右斜め後ろを確保したマーク戦に徹したんだよね。ただ、前走以上に突き離されたという結末だった。それに距離が600m延びたのが響いたのか、最後直線モタれながら走っていたね。キングカメハメハ産駒は、3000m級になると外を回るタフな走りでは好走できないのかなあ。

 

<菊池> ディープインパクト産駒がようやく菊花賞を勝ちました。ただ、5頭出走して1・2番人気がいながら、2・3着は他の種牡馬の産駒にやられているあたり、適性面で劣るという考えそのものは間違いではないでしょう、と思いますが。

 

<京介> そうだね。強力な実力馬が菊花賞を勝つ、という形で終えただけで、あの僅差の叩き合いこそ適性の僅かな差だとは思うよ。上位接戦レベルなら、やはりディープインパクト産駒の単勝は考えたくない、とまとめたいね。

 

<菊池> 3番人気カフジプリンスは8着。今回もスムーズな競馬ができませんでしたね。

 

<京介> そう。あれは岩田騎手が内を突く用意をしていながら、エンジンが掛かり切らず馬群に包まれてなかなか追い出せなかった。この馬こそ長距離路線で覚醒して欲しい1頭なんだけど、「本当に長距離に合っているズブ馬」がスピードで反応できない展開になってしまった結果だと思っている。

 

<菊池> 最後に総括として、やはり菊花賞もスピードが問われる方にシフトしているな、という感想があります。

 

<京介> そこなんだよね。改めて指摘するけど、サトノダイヤモンドは母方が短距離血統。2着3着馬はマイルG1で上位に好走した馬。レインボーラインはマイル重賞勝ちもある。

 

<菊池> そして、母系が重厚なディーマジェスティが4着に敗れてしまった。それも、バテバテではなく、ゴール前で再び2・3着馬と競り合っていました。

 

<京介> 混戦の菊花賞でスタミナが問われる流れが続いていた時は、ニジンスキーの強いダンスインザダーク持ちの馬ばかりが来続けたこともあったけど、馬場が良すぎて上がりの速い決着になる上に、有力先行馬がほぼ出走せず全くペースが上がらないメンバー同士、それで世代限定戦というのだから、「軽いスピード実績」のある馬が有利になっているんだよね。本当のステイヤーには出番が回らない。

 

<菊池> 雨降ってバンデ粘る、みたいなことでもないと…ですね。

 

<京介> だからこそ副次的に、道中内を奪うことが有利になる分、内枠の重要さが上がるし、3000m超の長距離戦に実績がある騎手がうまいこと掲示板に載り続ける。今から考えると、浜中騎手の初G1勝ち菊花賞優勝は、ダンスインザダークと最内枠の力を借りたとしか考えられない。徹底スタミナレースだと馬固有の適性が重要になるけど、スローの長距離戦なら仕掛けのツボに明るい騎手が重要になってくるんじゃないかな。

 

<教訓まとめ>

 

速い時計が出る京都芝+展開を引っ張れる有力先行馬不在のスローペースの菊花賞では、必ず前半展開が落ち着き、ギリギリまで引き付けての速い上がり勝負になる。だからこそ、近年は重たい血統やズブい馬の活躍が途絶えていて、逆にマイル以下の短距離血統や、短距離重賞成績のある馬の活躍が続いている。

 

・能力指数が素直に反映されやすい傾向もあるので、春と比べてこの夏から秋の活躍が、どれだけ能力を引き上げられたか注意したい。

 

・今年は古馬混合重賞で好走した馬が2着したが、例年通り前哨戦の神戸新聞杯・セントライト記念で好走した馬を重視する方針は崩さない方がいい。今年も条件上がりの馬に比べて、仕上がり格差は歴然だった。準備しやすいという強みは大きい。

 

神戸新聞杯に出走した関西馬が、この菊花賞でかなり仕上がりを上積みして来るので、輸送がある関東馬は若干ではあるが不利が生まれる。セントライト記念から臨んだ関東馬が通用するのは、よっぽどレベルの低い年のみと割り切った方がいいかも。

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・カフジプリンス

…4コーナーからの進路が悪かった上に、狙っていた所をシュペルミエールに奪われ、直線で包まれて追い出せず、エンジンが掛かり切らなかった。レース前の評価通り「長距離向きのスタミナとズブさ」があるタイプで、今年の菊花賞の流れではスイッチが入らなかった。この秋から年明けに、ステイヤーズSやダイヤモンドSに出走してこれるなら要注目。

 

<菊池>

・ジュンヴァルカン

…さすがに上がり馬が菊花賞に挑むにあたって、赦されるローテではなかった。資質は高く、ゆくゆくは中長距離重賞で楽しみな存在。

 

~~~

<菊池> では、今回はここまでです。今週末はアルテミスS・天皇賞(秋)を京介さんと、スワンSを奥野さんと展望していきます。

 

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