金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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構成作家。コント(アニメ)・イベント・競馬・貝社員。最近は競馬の仕事が多めです(多少のお喋りも) 「競馬チェック」、ニコ生公式ch・AbemaTV Fresh!の「【レース直前・競馬ナマTV】生放送」のMC、雑誌:『競馬大予言』(笠倉出版)にも掲載させてもらい、日々楽しく真剣に競馬をやってます!

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JRDB関東パドック担当。関東圏で真剣に頑張ってます。
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京介・菊池グリグリの「府中牝馬ステークス回顧!」
2016/10/18 15:52:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。

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京介・菊池グリグリの「府中牝馬ステークス回顧!」 

<菊池> 土曜日の東京では府中牝馬Sが行われました。こちらも回顧していきましょう。

 

府中牝馬ステークス回顧

府中牝馬Sの展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/ 78968

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 今週末の東京は、土日ともに良いお天気でしたね。

 

<京介> 日曜日は昼過ぎに雲に覆われて肌寒くなる時間帯があったけど、土曜日は暑かったなあ。スカッと晴れていたわりにほぼ風がなくて、長袖を脱いでいないと暑くてしょうがないぐらいには気温が高かったと思う。

 

<菊池> 結果として、先週ほどの差し・追い込み有利ではなくなりましたが、まだ差し優位ではありますか。偏りがゆるくなった程度で。

 

<京介> いや、どうだろう。正直言って、特徴らしき特徴を掴めなかったのが本当の所だね。全体のペースは速くなりがち、かつ上がりがやや掛かる傾向が出ていた分、パワータイプや鈍いタイプが結構好走していた。ハービンジャー産駒、母父がノーザンダンサー系の馬やらがね。対照的に、ディープインパクト産駒が今週だいぶ苦戦していたことにも注目したい。

 

<菊池> ハービンジャー産駒の激走は目立ちましたね。土曜日だけでも1勝、2着1回、3着2回。

 

<京介> だけど上のクラスになると妙なスローペースにもなるし…。うーん、正直言って非常にフラットな馬場だったんじゃないかと思う。外伸び馬場だった先週から、今週すぐ内伸び馬場に切り替わるものと考えていたんだけど、なかなか文句も出ない内外イーブンな馬場だったように思うよ。

 

<パドックについて>

 

<菊池> 休み明けの馬も多い古馬牝馬の重賞でしたが、全体のムードとしてはいかがでしたか?

 

<京介> まあ、勝負にならないだろうダメ元で出走している馬も多かったけど、1ケタ人気の馬はみんな仕上がりは文句なし。

 

<レース展開について>

 

<菊池> 実況にあった通り、スタートはまずまず揃いましたね。

 

<京介> 最後に入れるクイーンズリングがちょっととぼけただけで、どの馬もサクサク入っていてたった13頭だからね。かなり早い方のスタートだった。

 

<京介> 5番カフェブリリアントがちょっとスタートで煽って、11番メイショウスザンナは少し躓いたのかな?3歩目で遅れた格好だね。リーサルウェポンもゲートはまともだったのに、行き脚はいつも通り付かなかった。

 

<菊池> 是が非でもという逃げ馬不在のメンバー。さらに逃げが不利な馬場傾向を考慮してか、誰も行きたがりませんでした。押し出されるように2番シングウィズジョイがハナへ。しかし、そこで腹を決めたように動いたのは12番シャルールの横山典騎手でした。

 

<京介> 展開予想ではだれがどう見てもスマートレイアーが逃げると思われたのに、武豊騎手はやっぱり馬場状態を考慮したのかな。外からシャルールもクイーンズリングも来ているのに、2コーナーで被される形になっても全く促す様子がなかったよね。

 

<菊池> 2番シングウィズジョイが2番手で、外3番手が13番クイーンズリング。内から1番マジックタイム。その後の5~6番手に6番スマートレイアーがいて、このあたりに人気馬が固まっていました。

 

<京介> スマートレイアーが主張しなかったから、結果的に人気の3頭がほとんど同じポジションで折り合わせてお互いの脚を測る競馬になった。さすがにこれは読めないわ…。スマートレイアーよりも前にマジックタイムがいるって。

 

<菊池> 中団、5番カフェブリリアントが内。そして9番アスカビレン。10番シュンドルボンは後方2番手の位置でした。

 

<京介> このペースがある程度わかるはずなのに、後方2番手に下げてしまうシュンドルボンの吉田豊騎手…。

 

<菊池> 1000m通過タイムは60.5秒。条件戦や2歳戦のような遅いペースでした。これはさすがにシャルールも残れるだろうと思ったんですけども。

 

<京介> 正直、このぐらいまでペースが遅くて単独での逃げだったら、多少掛かったとしても残せるはずなのにね。

 

<京介> 向正面は遅い流れなのに2馬身ほどリード、3コーナーを過ぎても後続は捲りも起こらず2頭ずつの縦列で進む隊列。本来、後ろの組は絶対に苦しいはず。3コーナーで2列目待機になったマジックタイムとクイーンズリングは、間違いなく良いポジション。

 

<菊池> ペースがペースですから、言うまでもなく直線勝負。12番シャルールをめぐって好位の待機勢が迫ります。シャルールは粘れるかと思いきや、他馬に来られると大した抵抗もなく捕まってしまう始末。

 

<京介> 手応えはあるように見えたけれども、追い比べが始まるともう一段上の加速が出なかった、という態勢だね。完全に脚が上がったわけではないにしても、瞬発力がなさ過ぎた。

 

<菊池> 代わって先頭に躍り出たのが13番クイーンズリング。内から伸びたマジックタイムを一瞬で突き放します。

 

<京介> マイル以下で使っていた脚を、この流れでもしっかり使わせたという伸び方だったね。マジックタイムもいい流れで運べて、交わされた後も食い下がっている。

 

<菊池> そして、3着には外から流れこんだスマートレイアー。アスカビレンが4着。

 

<京介> スマートレイアーは、控えてガチャガチャするような面は全く見せなかったけど、クイーンズリングに一瞬で置かれてしまった。最後はジリジリ来ているから、一気に急加速する流れで反応できなかったような形だね。

 

<京介> アスカビレン、シュンドルボンは、結果的に後方で待ち過ぎた。後ろに下がってきたスマートレイアーを、直線の追い比べで交わせない位置取りだったんだから、さすがに脚を余し過ぎたよね。

 

<結果を受けて…>

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<菊池> 勝ち時計は1分46秒6。1000m通過63秒台だった2013年ほどではないですが、スローの上がり勝負でしたね。

 

<京介> フルゲートになぜかならないのが影響していると思うけど、牝馬の中距離重賞路線も、ちゃんとした先導役がいなさすぎ。そして今回は、外差しが断然有利だと思い込み過ぎた日本人騎手が、通常のペースよりも下げ過ぎたんじゃないか。

 

<菊池> 前の週が、あまりにも外差しに寄った馬場傾向でしたからね。

 

<京介> だけどその隙があったにしても、追い込みに近い差し馬を2列目で折り合わせて、一切掛からず運べる外人騎手の上手さの方を実感したよ。トモの緩いタイプだったマジックタイムを、この遅い流れで4コーナー3番手のハコ内に押し上げて、しかも最後もしっかり脚を使い切るってどういうことなの…。クイーンズリングだって壁を作れない枠なのに、この遅い流れで十分に脚を溜めて弾けきれたからね。

 

<菊池> 馬の適性のみならず、という感じですね。

 

<京介> これは適性やらの問題ではなく、レース運びの技術の差じゃないかと思ったよ。自分の型にハマらないとダメな馬キャラ・あるいは騎手の思惑を超えて、自在に競馬できる強みが活きたってことでしょう。昨年のノボリディアーナは、いい仕上がりで出て来れたのも良かったけど、「デムルメ馬券がまた炸裂した」と考える回顧の方が、実は正確なんじゃないかな。牝馬を高いレベルで動かす技術があることが、露骨に結果に出ていると自分は考えたい。

 

<菊池> では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

クイーンズリング

 

<菊池> 鮮やかな末脚を発揮しました。今回の仕上がりはいかがでしたか?

 

<京介> 後肢のキレが抜群に良かったなあ。1800mは何とかこなすタイプだと思っているんだけど、緩急の差が大きなレースだといいタイプでしょ。今回はこの馬のいい持ち味が出たレース展開だったし、そのように促した鞍上もいいレース運びができた。

 

<菊池> 毎日王冠のルージュバックに続いて、マンハッタンカフェ産駒が東京芝1800mの重賞を連勝です。

 

<京介> これは関連がありそうだね。血統的に一番向いている条件なのかなあ。マンハッタンカフェ自身も、中長距離で全く持続力が要らない展開になった時は強かった。

 

<菊池> 次走はエリザベス女王杯に向かうことになるのでしょうか。

 

<京介> そうなるとさすがに評価は下げたいね。今回はペース対応力と「切れる馬を展開前付けにして折り合わせた」鞍上の技術の方を褒めたい。距離延長、さらに京都の外回りはなあ。

 

マジックタイム

 

<菊池> 関屋記念以来でしたが、仕上がりはどうでした?

 

<京介> 多少周囲を気にしてうるさくなる面はあったけど、十分動けるぐらいで問題ない水準だと思ったよ。だけど、この馬こそ1800mで上手く走れるのか微妙な所はあったと思う。

 

<菊池> 次はどうするのでしょう。マイルCSに向かうのかな?

 

<京介> 牝馬限定重賞で、斤量の有利な番組には出てくるんじゃないのかな。ただ、厩舎としてはルメール騎手を手放したくないだろうねえ。

 

スマートレイアー

 

<菊池> こちらはヴィクトリアマイル以来の競馬でしたが、仕上がりはいかがでしたか?

 

<京介> いやちゃんと整っていると思ったよ。もちろん55kgなのは他馬に比べてちょっと不利だとしても、体型的にスローの1800mで我慢できる、主張できる展開がかなり有利と見て評価したんだけど…。

 

<菊池> 今回は控える競馬でした。

 

<京介> そうなのよ。しかも有力な差し馬が前付けしている後ろに構えて、その2頭を追い越せないというのは、咎められても仕方ない。だったら自分で主張して、1kg不利が話にならないような展開を自分で作ればよかったわけで。知らない所で馬に脚痛がるところでもあったのかな?終わってみれば、あまりに慎重過ぎたよね。

 

<菊池> 次は今年もエリザベス女王杯でしょうか。

 

<京介> 適性的には不利な条件になるけど、今度こそ強気の主張をしてほしいよね。

 

その他

 

<菊池> アスカビレンが4着に頑張りました。重賞戦線にもメドが立ったと言えるでしょうか。

 

<京介> 飛節の角度が怪しい馬だけれど、フットワークの威力はココでも全く見劣らないぐらい。結果的に直線でしばらく進路が空かなかったけれど、体力は十分足りる所を見せた。2000mでは他の牝馬よりもっとアドバンテージがあるはず。

 

<菊池> 戦前に、ある程度ここに本気度が高い馬が多いだろうという話をしましたが、その点はどう思います?

 

<京介> その見解は間違っていたとするべきなのかなあ。あるいは、超スローの展開になりがちで折り合い勝負になることが、影響を及ぼしているのかも。

 

<菊池> ひと叩きのレースではなくなったという点については間違いじゃないと思うのですが。

 

<京介> パドックの仕上がりは、人気馬みんな良かったのは間違いないよ。その上で、1800m実績が豊富な馬ではなく、1800mの重賞にあまり挑戦していなかったけど、外国人騎手を据えてきた陣営が勝利したも同然。府中の1800mは展開要らずという格言があるけど、さすがに今回は騎手の技術の差が出たんじゃないかと思わずにいられないわ。その背景には、とぼけた気性の馬や脚の使い所に悩む馬を自在に動かすことができるから、こういう結果を導くというわけだね。

 

<菊池> 個人的には、次走に向けての競馬をした(であろう)シュンドルボン。春から、エリザベス女王杯での一発に期待している馬なので注目しています。

 

<京介> パドックは確かに良かったからね。ただ、この馬も5歳秋に差しかかったハーツクライ牝馬だから、気になる所だなあ。

 

<教訓まとめ>

 

・賞金が増額されて出走馬の質は向上したが、案外少頭数になりがちで、スローペースになる確率の方が高いのは変わらない。古馬牝馬路線はなかなか強力な先行馬が現れない。したがって、差し馬を前付けできて長い直線で強く追い出す技術のある外国人騎手が良い目を引く確率が上がるということだろう。

 

・その馬を高いレベルで動かすことができる騎手、という意味で、若いころから長く続いているコンビは勝つ確率が高くなるのかも。

 

・結構馬場が微妙に変化する時期で、特定の傾向が発生しにくい時期の重賞。ツボにハマれば強いタイプを狙うより、対応力の高い馬を評価するべきレースか。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・アスカビレン

…松田大作騎手は、東京コースだと良い馬に恵まれないことも多いが大の苦手。積極先行の馬でしか好走したことがなく、過去5年で東京芝は11回だけというのも厳しかったか。馬は抜群に良いので、他のコースの2000m前後なら。

 

<菊池> 

・シュンドルボン

1800mに実績があったとは言え、このメンバーでは仕方なし。距離延長なら逆転可能。エリザベス女王杯ではスタミナを生かすロングスパートに期待。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末は富士Sと菊花賞を京介さんと展望していきます。

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