金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「シリウスステークス回顧!」
2016/10/04 22:10:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。


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京介・菊池グリグリの「シリウスステークス回顧!」 

<菊池> 土曜日の阪神ではダート重賞のシリウスSが行われました。こちらも回顧していきましょう。

 

シリウスステークス回顧

シリウスSの展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/ 77452

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 土曜日の阪神は雨こそ上がっていましたが、曇り、ダートは重馬場で始まりました。

 

<京介> 結構深い時間帯まで降っていたらしいけど、雨は当日の朝にはもう上がっていたんだよね。かなり良い天気、とは言わないけれども、雲は薄くて全体に明るい1日だった。時おり日照もあったようだね。

 

<菊池> シリウスSの頃には一段階回復して、稍重での発表でした。

 

<京介> 表面は昼過ぎぐらいから乾いて白みがかった色だし、砂煙も軽く上がるぐらい。でも、脚抜きは良くてスピードは出る、という状況。

 

<菊池> 下級条件でも時計が速かったです。

 

<京介> また、重馬場だった午前中はそうでもなかったのに、稍重発表に変わった昼から、逃げ馬ばかりが残る傾向だったよね。ちょっとばかり特殊なダートになっていたんじゃないかな?これは現地の人に詳しい話を聞きたいところだけれども。

 

<パドックについて>

 

<菊池> 人気馬を含めて休み明けでの出走が多かったですね。

 

<京介> それでも十分に動ける仕上がりの馬が多かったと思う。キョウエイギアはこのメンバーに入れると、まだパーツがひ弱かな。トモのボリュームも一息で、もっと成長が欲しいと感じたね。

 

<菊池> 全体の仕上りは良かったと。

 

<京介> 巨体馬が半数以上、500kg超えの馬が6頭もいるメンバーだったけど、比較的柔軟性が高くてちゃんと動くし、太くてユルユルなんて馬はいなかった。ただ、レベルの高い仕上げの馬同士で比較すると、やっぱり夏場にひと叩きしている馬に分があったと思う。大味なものが柔らかく動くだけじゃなく、緊張してキビキビ動くレベルにあるのは、一度使ってた馬の方だなと思った。

 

 

<レース展開について>

 

<菊池> 阪神のダ2000mは芝スタート。不慣れな馬もいたと思いますが、その割にはまずまずのスタートだったと言えるでしょうか。カゼノコやミツバはいつもどおり行き脚が付かず、後方からとなりました。

 

<京介> オープンまでのし上がってきた馬での話なら、ダートですらスタートの態勢が悪い馬は、芝スタートでもほぼ出遅れるんだよね。

 

<菊池> 引き込み型のスタートで、芝部分の短い内枠は行き脚がつかないこともしばしばありますが、秋山騎手はしっかり意識があったと言えるでしょうか。1番マスクゾロが主張してハナにたちました。

 

<京介> ちょーっと左側に1頭分ほどヨレるところがあったけれども、シンゼンレンジャーがおとなしく引いてくれたね。

 

<菊池> そして2番シンゼンレンジャー、4番キョウエイギアも先行。

 

<京介> キョウエイギアのデムーロ騎手は、最初追っ付けて前に出していた。この馬自身は控えて結果を出した馬なんだけど、そういう前付け意識が必要な状況だったということかな。

 

<菊池> 当日の馬場を鑑みての作戦だったのではないでしょうか。

 

<京介> おまけにデムーロ騎手は、シンゼンレンジャーとの併走でよしとせず、1コーナーに向かうまでに2番手に進出。もちろんここは脚を使わせず自然に前に出た形だけど、思ったよりも前だったね。

 

<菊池> その直後に8番ピオネロ、9番アポロケンタッキーが続きました。

 

<京介> ピオネロの福永騎手は、左側の枠から進出しているのに、ゴール板前後でシンゼンレンジャーの右の隙間にすっぽり潜り込む。良くこんなところが空いてたもんだわ。これは福永騎手が良く注視していて、他の馬が気を抜いたタイミングで上手く掬ったと思った。

 

<菊池> 1コーナーではマスクゾロが先頭。2番手にキョウエイギア。その内に8番ピオネロが潜り込んで3番手。外から9番アポロケンタッキー、その後ろに2番シンゼンレンジャーという形で5頭が先団を形成していきました。

 

<京介> スタート直後にしばらくストレートの部分が続くとは言え、上位人気馬が前を固めるんだよね。8番手から後ろの方は、最初かなり大きく差が開いた。

 

<菊池> 離れて中団は、5番ジュンファイトクンと6番ランウェイワルツ。その後ろがまた切れて、後方は4頭。7番カゼノコが最後方でした。

 

<京介> うーん、ここまで後ろだと、これはさすがに序盤に気を抜きすぎたんじゃないかと思うけど…。

 

<菊池> 前半1000m通過は60.5秒。4F目だけが極端に緩んで12.9秒というハロンタイムを刻んでいました。

 

<京介> この条件で4F目は、1コーナーの頂点を過ぎてから2コーナーのカーブを終えるまで。例年、どこかでかなり大きく緩む個所があるレースだけども、ダート1200mのスタート位置にあたる5F目からは、12秒3とすぐ戻しているね。このぐらいだとあまり緩んでいない。

 

<菊池> 馬場を考慮しても、ペースそのものは平均より速いですよね。ただし、そこそこ飛ばしているのですが、マスクゾロのマイペースですね。

 

<京介> 息を入れて脚を溜めるような逃げではなく、この高速ダートであまりリズムを落とさない主張をした方でしょう。

 

<菊池> この馬の競馬をして、後続を封じる方針の作戦だったと見えます。

 

<京介> 必ず緩むと言われている阪神ダート2000mで、前半から結構速いラップを刻むのは、このコースのレコードが出た時と同じ入りだね。前がマイペースであっても、かなり速い決着が想定しうる流れ。

 

<菊池> その後も隊列には大きな動きがないまま勝負どころへ。3コーナー過ぎから中団より後ろの馬も仕掛けていって、11番ミツバは4コーナーを前に早くもムチが飛んでいました。

 

<京介> 前の組がかなり行きっぷり良く飛ばしているのに、序盤リードが開きすぎた後続は、この中盤で追いつくために結構脚を使わされている。1コーナー通過ぐらいで先頭から最後尾まで2秒ぐらいあったのに、3コーナーを通過する手前で最後尾がかなり差を詰めている。この間、先頭は1ハロン12秒前半でずっと進んでいる。後ろの組は思った以上にロングスパートを強いられている格好だね。

 

<菊池> ちなみに、最後方を進んでいた7番カゼノコは、4角でフラフラした3番トウシンイーグルに不利を受けていました。狙っていた立場としては、北村友一騎手の判断に問題があったと思いますが…。

 

<京介> 3コーナー中盤ぐらいでは、トウシンイーグルと内ラチとの間に1頭半ぐらいの隙間があったんだよね。そこを持ったままで行こうと北村友一騎手は思ったんでしょう。だけどトウシンイーグルがアッサリパスされるのを良しとせず、追っ付けコーナー内側に切れ込んだ。それで手綱を引いた格好になったね。だけどこれ、58kgを背負っている馬なのに、レースの流れ全体を逆算した脚の使い方を一切していない。

 

<菊池> 本当にそうなんですよ。初手が悪いから、時既に遅しではあったのですが。

 

<京介> ラスト4Fぐらいで5番手外ぐらいに押し上げていないと…。こんなのただ大事に回ってきただけで、しかも不利を受けて躓いて。何をしているんだか。

 

<菊池> 4コーナーから直線にかけて、マスクゾロの直後、2番手はラチ沿いに8番ピオネロ、間に4番キョウエイギア、9番アポロケンタッキーの3頭が雁行状態で前との差を詰めようと四苦八苦。

 

<京介> そう。ここはほぼトップスピードで進んでいる場面だから、手綱を抱えている場合じゃない。目一杯追っ付けてどこまで脚が続くかを比べる場面だから、見た目には追い通しの格好になっている。

 

<菊池> マスクゾロが1馬身半のリードをキープして直線へ。2番手争いからは4番キョウエイギアが脱落して、8番ピオネロ、9番アポロケンタッキーの2頭が前にジリジリと迫る態勢に。

 

<京介> こりゃ斤量と手応えからして、マスクゾロが押し切ったな…とは思ったんだけど、坂を越して思った以上にピオネロ・アポロケンタッキーがグンと来たという感じだった。

 

<菊池> 坂で苦しくなってきた1番マスクゾロはフラフラ。その影響で8番ピオネロは、やや追いにくく、勢いを削がれるようになります。

 

<京介> 手前をまた戻そうと準備した態勢の時に、僅かに外に膨れたんだよね。それがピオネロに幅寄せするような形になってしまった。これはかなり不運。

 

<菊池> 坂上では、2頭が1番マスクゾロに一気に詰め寄って、3頭併せ馬の状態でゴールへ。

 

<京介> ピオネロは多分、態勢変わるものと感じながら見ていたけど、ホントギリギリの所だった。

 

<菊池> 僅かにマスクゾロが残して1着。2着にピオネロ、3着アポロケンタッキーという入線順でした。


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<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は2分1秒7。シリウスSが阪神ダ2000mで行われるようになってからは最速の時計になりました。

 

<京介> 前半相当速く進んで、しかもこの馬場で気を良くして前の組が一切緩めず進んだからね。テン、中、終いとどこを取っても優秀なペース分配だった。

 

<菊池> 例年以上に平均値の高いメンバーが揃っていたこともあったでしょうか。

 

<京介> 2000mで、持つかどうか微妙な馬が集まるから、一度極端に緩めてからのロングスパート勝負となるのが常。しかし今回、マスクゾロ騎乗の秋山騎手は、「距離が原因では絶対に止まらない」自信があったんだろうね。ダート1900mを圧勝したレースでの手応えを覚えていたからか。

 

<菊池> 逃げの意識をしっかり持っていたあたりからも、その自信は伺えますね。

 

<京介> この条件で速い時計が出るには、やっぱり前半が速くならないと。19002100mの高額条件で実績のある逃げ先行馬が登場してくれて、馬場が前有利の傾向だったら、今回のようなレース構成になってもおかしくない。このパターンは覚えておきたい所。

 

<菊池> 馬場傾向がハッキリしている時ならなおさら、でしょうか。

 

<京介> 単勝オッズ1・2・4・5・6番人気の順で決着。3番人気キョウエイギアが8着に敗れましたが、概ね人気通りの決着となりました。これについては、ハンデキャッパーがお見事だったと言えそうですね。アポロケンタッキーの57.5kgがこんなに正確な結果に出るとは!

 

<京介> うーん、どうかな。人気通りの決着になるのは、ハンデキャッパーのミスを世間のみんなが「こりゃおかしいんじゃないの?」と咎めたためだと思うけどね。準オープン勝ちが54kg、オープン勝ちが56kgと画一的になったわけで、実際のレースは着差が上下で大きく付き過ぎたよね。マスクゾロのオープン勝ちは内容が濃い、この斤量なら有利と考えた人が多いから1番人気せしめたわけで。特段不利を受けたわけでもないのに、2秒以上負ける馬が12頭中3頭もいたら、逆にまずいんじゃないかな。

 

<菊池> 全体で言えばそうですが、僕はアポロケンタッキーの57.5kgって重いんじゃないか?と思っていたので。これでマスクゾロ・ピオネロと僅差だったことに驚いたクチなんですけども。妥当と考えていた人には驚きがなかったですか。

 

<菊池> では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

マスクゾロ

 

<菊池> 3連勝で重賞初制覇となりました。

 

<京介> 2走前もあっぱれ、前走もかなり上等な内容。そして今回も十二分に褒められるラップ。自力で展開を作って最後まで粘ったんだから、評価はかなり高まるよ。まあやっぱり、昨年とは馬が違っていたね。

 

<菊池> ようやく良い軌道に乗りましたね。

 

<京介> でも人気にはなるかなーと思ったけれど、まさか1番人気だとは。みんなあの強さで56kgはそりゃ変だわ、と同意してたってことだね。

 

<菊池> 直線でフラフラして、秋山騎手は過怠金10万円の制裁を受けています。

 

<京介> これは重目で当然。秋山騎手のレース後コメントだと、物見しただの若さがあっただの、あまり気にも留めてない様子だけど…。

 

<菊池> そうですね。しかし、あの僅差と手応えで「被害馬が先着していたとは認めません」って。いつ認めるんだよ!って思ってしまいますけど。

 

<京介> 正直、今回のを降着にしないのは悪い前例になるような気がするな。クビ差まで盛り返して、着順に影響したとは考えられないって…ええ~。それと次走以降、マスクゾロはゴール前でヨレる馬だと2番手以降の馬が意識しながら追走するのって、結構レース運びに影響しそうだよね。

 

<菊池> この後はチャンピオンズCを目指すローテとなりそうですね。次はみやこSあたりでしょうか。

 

<京介> 現時点でまだそういうハッキリした主張は、陣営から出ていないようだね。ただ、展開のキーになり続ける1頭となるのは間違いないでしょう。

 

ピオネロ

 

<菊池> クビ差まで迫っただけに、直線での不利が痛かったですね。

 

<京介> 1コーナーの福永騎手の判断が大きかったね。その後に速い流れをする際、逃げ馬を風除けにして最短距離を進むレース運び。時計の速い決着だから、最後のひと踏ん張りを絞り出す際に大きく貢献したはず。だからこそ、最後交わし切りたかったね。

 

<菊池> 今回は、ノーマル蹄鉄に履き替え。蹄の状態良化も大きかったでしょうか。

 

<京介> 今回はもちろん、それも大きかったと思う。だけど改めて、ダート初戦で激走した後に反動が出た、というのは覚えておいた方が良さそうだけどね。今回何とか持ち直せたところがあったとしても、キャパシティギリギリの力を発揮した後、順調に不安なく来れる馬なのかどうか。

 

<菊池> こちらはチャンピオンズCに向けて、賞金加算が課題となりそうです。

 

<京介> JBCはおそらく厳しいのか。松永幹夫厩舎は、ラニもアウォーディーもアムールブリエもいて、使い分けがかなり大変そう。いい先輩がいることは調教の上ではプラスになるけれども。

 

アポロケンタッキー

 

<菊池> 上位の2頭とはハンデ差が1.5kgありました。その中ではよく頑張っていますね。

 

<京介> 前がバテる流れにならなかったのは不運だよね。マスクゾロ→ピオネロと幅寄せがあり、それの影響もわずかながらあった。ただ右鞭を連打していた時だし、大まかに減速するほどの影響はない。一度使っていれば反応が違ったんじゃないか、とは思うんだけど。

 

<菊池> 2000m以上で好成績ですが、1800mへの対応が今後の課題となりそうでしょうか。

 

<京介> そうなんだよね。自分の本領発揮なるかという条件で勝てなかったのはつらい。今のJRAで、1900m以上の距離のダート重賞は平安SとこのシリウスSしかないし、今の立場ではどちらも斤量不利。地方交流重賞を行脚できるぐらいの賞金加算をしそこなった。

 

<菊池> そこが本当に痛いですね。この後に東京ダ2100mのオープンを使うには、さらに背負わされるわけで。

 

<京介> やっぱり今のダート重賞の賞金体系では、1800m戦で楽に流れに乗るぐらいのスピードがないと、なかなかスピード出世とはならない。結局、強敵が集まる1800mでどれだけ賞金加算できるかが、今後のカギになりそうだね。

 

その他

 

<菊池> 4着はミツバ。出脚がつかないので、どうしても馬場状態と展開に左右されますね。

 

<京介> 出走メンバー中、最低馬体重だったのが…。

 

<菊池> 5着はカゼノコ。不利を受けていなくても今回は4着が精一杯だったかな?という印象を受けますが。

 

<京介> いや、今回はあのレース展開で、おまけに先行馬がみんな距離の我慢効くタイプだったし。ラップ変動の大きな乱ペースになれば、いつでも突っ込んでいいはず。あれだけのトップスピード持続力勝負になっちゃうとなあ…というところでしょ。狙いは悪くなかったと思う。

 

<菊池> キョウエイギアはまだ力が足りなかったか、それとも仕上げの問題でしょうか?

 

<京介> 単純に言えばまだ若さが残る体つきだった。翻って、現時点での3歳ダート牡馬は、ちょっと古馬のガッチリした馬相手だとまだ格差があるな、ということでしょ。3歳ダートG1馬が、G32秒近く負けてしまうのは、ちょっと重たい結果だなあ。何より、あれだけ相手関係を見定めてレースに出す矢作厩舎がこの選択をしたのに、というのがある。古馬の超トップクラスでもないのにね。

 

<教訓まとめ>

 

・超大型馬の出走比率が比較的多い条件で、今年も500kgを超す馬は12頭中6頭もいたが、その内の3頭が上位を独占。ダートの中でも大回りになるコースで、直線も長い阪神コースの2000m。展開待ちの中型馬ではどうしても限界がある。

 

今年のジャパンダートダービーの上位2頭が、古馬オープンクラスと合流してアッサリ敗れてしまった。ダート路線はあまり好時計連発と言ったムードでもなし、JDDは歴代と比較しても遅い時計。例年よりもダート重賞で3歳が通用するタイミングは遅くなりそう。

 

今回の人気上位4頭は近22連勝中の馬ばかりで、そのうち3頭での決着。過去10年で前走1着馬が6勝、連対率3割超えと「夏場の勢いが続きがち」なレース。前走大敗からの巻き返しを期待したり、軽ハンデだからと飛びつくのは、よっぽど格上の条件から帰って来た馬か、勢いのある馬が皆無でレベルの低い年に限る。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・ジュンファイトクン

…意外に直前の追い切りも上がりをキッチリまとめていて、当日も気配良く緊張して歩いていた。ただ後肢の繋が柔らかすぎるので、明らかに芝向きの馬。もちろん芝長距離の番組に戻ってから狙いたい。

 

<菊池> 

・ランウェイワルツ

…久々の分もあるが、1700mベストでここは叩き台。福島民友カップ連覇を目指しているはず。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末はサウジアラビアRCと毎日王冠を京介さんと、京都大賞典はオクノさんと展望していきます。

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