金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「ローズステークス回顧!」
2016/09/21 11:14:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。


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京介・菊池グリグリの「ローズステークス回顧!」

<菊池> 日曜日の阪神では秋華賞トライアルのローズSが行われました。こちらも回顧していきましょう。


ローズステークス回顧 

ローズステークスの展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/ 75851

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 日曜日の阪神は雨の影響で朝から重馬場で開催がスタートしました。

 

<京介> 午前中のダートは水が浮くほどの不良馬場だったから、かなりの雨量だったことが窺えるね。

 

<菊池> 前夜の段階では、そこまで悪化すると想定できていませんでした。朝起きたら寝耳に水の馬場悪化、という感じで。

 

<京介> 前残りなのかと思いきや、外差しが決まる展開もあったし、掴んでない騎手も多々いたような。仲秋Sのヴェルステルキングは、あれは明らかな仕掛け遅れだよね。前に行った馬の粘り腰をナメていたと言う感じ。

 

<菊池> うーん、過去にローズSが道悪になった時だと外差し決着になってましたから。騎手としても加減が難しかったんでしょうね。

 

<京介> 全体としては、内有利・前有利だったという解釈でいいのかな。中山とは違って、だいぶ馬場に蹄跡が残るようになっているよね。

 

<菊池> どうもローズSって定期的に道悪になりますね。

 

<京介> 直近まで残暑がまだ残っていると、そうなりやすい印象があるね。乾燥していた季節が続いた所から、低気圧が徐々に紛れ込む気候に変わる際に、ぐずつくことが多くなる。夏場に足りなかった雨量を取り戻そうとするかのように、雨がまとまって降るんだよね。

 

<パドックについて>

 

<菊池> 何といっても二強の秋緒戦でした。

 

<京介> でも春に順調さを欠いていたけど夏を越して回復してきた、という馬も多かった。今年は馬体重430kg以下で小柄な馬がかなり多い年だったけど、大半の馬が大幅に馬体を増やして来ていたね。変わってきた馬もいくらかいたと思う。

 

<菊池> クロコスミアが+14kg、レッドアヴァンセ+18kg、ジュエラー+10kg、シンハライト+14kg、フロムマイハート+12kg、デンコウアンジュ+8kg、アドマイヤリード+20kg

 

<京介> 二強に関しては、ジュエラーは体つきが非常に良くなっていたけれども、後肢の捌きがやや硬かった。シンハライトは、メリハリがビシッと決まって仕上がりや動きならこちらが上。ただ春と同じく、ギリギリの造りに見えて細く映るぐらいだったね。しっかり鍛えていることだから良い、ってことなのかな。

 

<菊池> 3番手以下については、紫苑S以下のレベルではないか?とされましたが。

 

<京介> 大半の馬が、この春は一線級相手にけちょんけちょんにやられた馬ばかりだったから、そういう評価になるのも仕方ない。

 

<菊池> 実際、紫苑Sが不利こそ色々あったもののそこそこハイレベルと言えそうな内容でした。

 

<京介> おまけに、特に展開の先導役がいなかったからね。クィーンズベストが連闘で挑戦してきたけれども、展開が果たしてどんなものか、とみんな思っていたし。二強と同じ仕掛けをして勝てる馬は、おそらく出てこないだろうと思われたのも当然だと思う。

 

<レース展開について>

 

<京介> セントライト記念とは違って、ゲート入りが結構うまくいったんだよね。ファンファーレからスタートまで50秒弱ぐらいだったか。

 

<菊池> 揃ったスタートでしたが、二歩目が良くなかったのが8番クィーンズベスト。地方馬のヘイハチハピネスが遅れるのは仕方ないとして。

 

<京介> だけどここまでスタートが同時に決まると、外枠の馬は厳しくなる。しばらく様子を見て、どの馬も序盤は急がず折り合いを付けようと後ろに回ったね。大外枠のラベンダーヴァレイだけはスタート後真っすぐ進んで、馬群から馬体を離して進んでいる。

 

<菊池> まずは内枠からジワっと数頭出ましたが、促して先手を奪ったのは1番クロコスミアでした。

 

<京介> クィーンズベストが出遅れてしまったし、自身もいいスタートを切れたし、積極的に主張してくる馬がいなかったからね。岩田騎手としては、やや直感的に動いた様子。手綱も少し押さえ気味だったから楽でしょう。

 

<菊池> そして4番アットザシーサイドが2番手、続いて内から3番カイザーバル。外からは10番バレエダンサーも前へ。

 

<京介> やはりこの流れを見ると、内枠はポジションを奪う分には有利だったと思う。

 

<菊池> その直後に6番ジュエラー。久々で、行きたがる素振りを見せていましたね。

 

<京介> でもこれはそぶりを見せた程度で、ガッツリ引っ掛かってはいない。ちゃんと御している方。これぐらいで脚が溜まらなくなるような馬じゃない。

 

<菊池> その後ろのグループに、12番デンコウアンジュや5番レッドアヴァンセ。これらを見ながら後方に7番シンハライト。1011番手でした。

 

<京介> シンハライトはスタートはちゃんと切ったのに、後方に下げたという流れだね。序盤全く急いでない。

 

<菊池> 前半1000m通過は59.9秒。馬場を考えればそこまで遅い流れでもないでしょうか。

 

<京介> そうだね、馬場を考えると遅過ぎではない。速いと断定する要素も、そんなに揃っていない。被されるのを拒否しての積極主張ではないし、まあ岩田騎手の手応えとしてはマイペースだったのではないかと。

 

<菊池> 3~4コーナーでもあまり動きがなく、差し馬も直線まで仕掛けを待っているという感じでした。

 

<京介> コーナーに差しかかると、馬群がさらに伸びたしね。ペースはココで116120125と落ちているはずなのに、馬群が横並びで集まる様子がなく、後ろはさらに後退したよね。これはおかしな追走だったと考えていい。

 

<菊池> そして直線。好位追走のアットザシーサイドやカイザーバルがクロコスミアを捕まえると思いきや、逆にクロコスミアが突き放しにかかる構え。

 

<京介> そうだよ。これは見ていて驚いたな。本来後続がコーナーで押し上げているのなら、直線入口で馬群が横並びになるはずなのに、直線はずっと隊列が斜め45度のままだった。逃げ馬だけではなく、好位勢にみな脚がある証拠だね。後ろの組が判断を間違えたと考えられる。

 

<菊池> そして、中団やや前のグループで、直線は伸びてきたように見えた6番ジュエラーと5番レッドアヴァンセの2頭が坂を前に失速。アットザシーサイドも伸びず。

 

<京介> この2頭がラスト1Fを過ぎてバタッと止まったのは本当に驚いた。

 

<菊池> 対照的に外から差し脚を伸ばせたのがシンハライト。あっという間に伸びあぐねるグループを捕まえて、前を射程圏内に。

 

<京介> この時、デンコウアンジュは外から被されるような体勢になってしまっていて、直接的な不利ではないけれどもビッシリ追いにくい形になっているね。

 

<菊池> 態勢的には逃げ切り濃厚だったクロコスミアも、坂上はさすがに苦しくなります。そこにシンハライトが詰め寄って、ゴール寸前で僅かに交わしてゴールイン。

 

<京介> いやこれは良く届いたよね。逃げ馬が34秒半ばで粘り通した上に、好位勢もそれなりにバテずに残せる展開だったんだから、明らかに前が楽な流れだった。これをダントツの脚で差したシンハライトは強いよ。

 

<菊池> 好位追走からバテずに食い下がったカイザーバルが3着。

 

<京介> これは本当に流れに恵まれたもので、クロコスミアを差せていないのなら評価を下げるべき。

 

<菊池> ジリジリ差し脚が続いたデンコウアンジュが4着。

 

<京介> これは惜しい内容だったけれども、流れが向かなかった側。そしてこの後、5着以下は大きく離されてしまう。馬場を嫌がった馬が多かったのかどうか…バテてこういう着差となったというよりは、ちゃんとパフォーマンスを発揮できずに終わった馬が多い印象だよ。

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は1分46秒7。同じく重馬場発表だった13年(1着デニムアンドルビー)、08年(1着マイネレーツェル)と比べれば速い時計ですが、このあたりは比較が難しいですね。良馬場でもこれくらいの時計だったこともあるので、決して悪い水準ではない、としておけば良いでしょうか?

 

<京介> 雨が止んで回復している途中だったとは思う。だけど当日比較すると明らかに速いし上がりが出ているから、やっぱり午前中とは質の違う馬場になったと解釈するのが正解じゃないかな。

 

<京介> なので、比較対象とできるレースが少ない以上、時計から見たレベルはあまり単純に言い切らない方がいい、と考えてるよ。

 

<菊池> うん。そうなんですよね。デニムアンドルビーの年なんかは、「さらに悪くなるよ!」という感じだったというか、強い雨の中。縦の比較も横の比較も難しい馬場状況。これは前後、来週も含めて色々考えないといけません。

 

<京介> で、そういう「変化の途中」にあったレースだったので、騎手も判断を間違えた部分がある。3コーナー手前から岩田騎手がペースを落としたのに、後続は差を詰めてさらに馬群が凝縮するのではなく、ほんのり渋滞っぽくなって、隊列が縦に伸びた。「この馬場だとこのラップは速い」と思った差し馬が、同じ思惑になってコーナーで後ろに下げ過ぎたためだと思う。

 

<菊池> しかも、道悪の外回りだと差しが決まりやすいですし。元々差しが利くコースでもあり。

 

<京介> シンハライトの周辺にいた追い込み馬は、展開の読み違えだと考えていいでしょ。

 

<菊池> 完全にクロコスミアのレースだったと思いますが、これを捕らえたシンハライトはさすがでした。

 

<京介> そう。そういう解釈が正しいと思う。全ての馬が力を発揮できるような、完全フラットな馬場状態ではなかったけれども、シンハライトは逆境・展開不利なのに良く強さを見せてくれた。と言う考え。

 

<菊池> では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

シンハライト

 

<菊池> オークス以来の今回は、14kgの馬体増がありました。

 

<京介> 増えたのは単純に良いことだし、秋初戦から動ける仕様となっている。これは単純に良いこと。ただもっと増えても良かったかなと感じさせる体つきだったね。

 

<菊池> 追い切りも目立った時計は出さず。トライアル仕様で、これだけやれたのは立派と言えるでしょうか。

 

<京介> そうだね。石坂厩舎からすれば慣れた調整なのかな。

 

<菊池> 池添騎手も2週連続重賞制覇です。

 

<京介> ああそうか。そろそろ本格的クラシックシーズンが始まってくるし、本領発揮となって欲しい所だね。

 

<菊池> さて、次は秋華賞です。不安材料はありますか?

 

<京介> 不安材料はもちろんあるよ。春に相当下と見ていた馬たちが、成長して若干差が詰まってきたかな…と思えること。そして、差しにくい馬場だったとはいえ、この阪神外回りでもエンジンの掛かりが妙に遅れる脚回り。キッチリ差し切れたのは能力だけれども、京都内回りは新馬戦以来となるし、頭数が増えて周りを固められると不安はあるよね。

 

<菊池> 重馬場、デキ8割で激走した反動がなければいいなと思います。

 

 

クロコスミア

 

<菊池> 11番人気、単勝77.6倍の低評価でしたが、あわやの接戦。勝ちに等しい2着でした。

 

<京介> これはもう、素晴らしい好判断・好騎乗でしょう。自分は2歳秋から春先まで頑張り過ぎて燃え尽きた馬だと思って、ほとんど目を切っていた。

 

<菊池> この馬も今回は+14kgでの出走。これが大きかったでしょうか。

 

<京介> 世間の目が追いついていない時に、馬体が増えて気性が安定してきたのが大きいだろうね。その上で逃げの手に出たからこそ、スンナリなのに放置され、かなりの展開アドバンテージを作れた。

 

<菊池> 重馬場はこの馬にプラスだったと言えそうですね。

 

<京介> そうそう。状況が読みづらい馬場、しかも休み明けで評価が低い場面を、プラスとできた鞍上の積極主張も好走ポイントに挙げたい。

 

<菊池> 秋華賞でも人気にはならなそうですね。

 

<京介> 別に誰かに先導させて、控えてもいいわけだから。立ち位置としては結構おいしいんじゃないかと思う。切れ味勝負にならなければ。

 

カイザーバル

 

<菊池> こちらは対照的に14kgの馬体減。ただし、休み明けだった前走が18kg増でしたから、使って理想的な体重まで絞ったと判断すべきでしょうね。

 

<京介> だけどこの馬は、どうしても肉付きが追いつかないなあ。かと言って、細く映った方が走るタイプだし。ここから上がり目と言うのも考えにくい寂しい体つきではあった。

 

<菊池> 今回はスムーズな先行策からの粘り込み。結果としては、馬場が渋ったのもプラスだったでしょうか。

 

<京介> アットザシーサイドと比べれば、いくらか距離や馬場に慣れている強みがあったと。

 

<菊池> 阪神の方が良いタイプに思いますが、秋華賞ではいかがでしょう。

 

<京介> いやー、これ以上は正直厳しいと思う。本当に能力がある馬なら、クロコスミアを交わしていると思うしね。

 

その他

 

<菊池> ジュエラーは11着に敗れました。

 

<京介> これは実は自分も、ちょっと直接的にこれだという敗因を掴めてない。骨折明けというのが影響していたのか…。後肢の捌きが硬かったのは承知だけど、この馬の走りからしてあれが全てのマイナスを背負う敗因ではないと思うし、判断は悩むね。

 

<菊池> 今回は+10kgだったので、次は絞れてくるといいですかね。

 

<京介> それと次は、おそらく前付けはしないでしょう。不利を覚悟で後方から弾ける競馬を狙うと思う。

 

<菊池> レッドアヴァンセは、ジュエラーより前に出た瞬間、行けるかと思いましたがその後は伸びず。距離ですかね。

 

<京介> これは正直言って、結構情けない内容だと思う。全然食い下がれてないんだもの。距離が長い馬だとこういう競馬になることはあるけど、こちらの想像以上にトップスピード持続性能が低い。秋華賞に出ても、上がり目を考えにくいね。

 

 

<教訓まとめ>

 

・今年は微妙な雨の影響もあって、久々にアドリブで逃げた馬が馬券に絡んだが、本来はオークスから帰ってきた馬が断然有利な条件。目立った故障なく春シーズンを全うし、順調なままローズSに出走できた馬をまず選ぶべき。

 

・示した能力からは、ジュエラーがこのタイミングで大敗するのを読むのは難しいが、早くに休みに入ったことは強みとはならない。故障でシーズンを棒に振る影響は意外と大きい。デムーロ騎手が激走させた馬のその後のシーズンが一息だというのも、考慮に入れたい。

 

紫苑Sが重賞に昇格して、紫苑Sの方が激しいレースとなり、ローズSはフルゲートにもならず楽なペースに変わったというのは、少し傾向が変わった印象がある。この2レースで有力馬がそれぞれ二分され、頭数の少ない方はペースが緩むレースになる、という推測が立つのでは。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・アドマイヤリード

…須貝尚介厩舎に転厩して今回が4戦目、まだ420kg台だが、転厩前に比べれば馬体も大幅に増えてきた。脚の使い所一瞬のピッチ走法タイプなので、あくまで展開待ち。今回は全く流れも向かなかったし、コーナーで動き出せるタイプでもないので仕方ない。展開や馬場が向けば一発あるぐらいには良い気配を見せている。

 

<菊池> 

・レッドアヴァンセ

…デキは間違いなく良かったはずで、成長も見られる。距離短縮(それも1400mあたり)で見直したい。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末は神戸新聞杯とオールカマーを京介さんと展望していきます。



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