金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「セントライト記念回顧!」
2016/09/20 15:28:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。


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京介・菊池グリグリの「セントライト記念回顧!」

<菊池> 日曜日の中山ではセントライト記念が行われました。今回も回顧していきましょう。

 

セントライト記念回顧

展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/ 75852

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 日曜日の中山は朝から雨でしたが、降ったり止んだりでしたね。

 

<京介> こっちは雨対策の準備万端だったんだから、降るなら馬場がわかりやすくガッツリ降って欲しかったよね。午前中はしとしとと弱い雨が降る時間帯があって、夕方のように暗い時もあったけれど、午後は雲が引いて明るくなって、ほぼ雨は止んでいたものと考えていい。

 

<菊池> そこまで馬場に影響が出たという感じでもなかったですよね?

 

<京介> 午前中のままの状態がずっと続けば、確実に重にはなっていたと思うけど、あの様子で午後からほぼ降っていないんだから、回復基調にあったはず。

 

<菊池> 菊花賞は高速馬場で行われることが多いですし、道悪になると色々考えることが多くなるので、良発表で行われたことは良かったと思いますが。

 

<京介> 個人的に午後は雨具やビニールを使わなかったから、傘を置き忘れて帰ってしまったよ…。雨が降ってたら絶対にそんなことないじゃない?ああ~もう。

 

<菊池> OLみたいな愚痴いいますね()

 

<パドックについて>

 

<菊池> 少頭数でしたが、ダービー出走馬も4頭。夏のラジオNIKKEI賞勝ち馬もいて、メンバーとしては良い方のセントライト記念でしたよね。

 

<京介> 特に、関東馬はほぼこのレースでわかる、と言うぐらい集まってくれたのは良かったよね。


<菊池> マウントロブソンの調整遅れが残念でした。

 

<京介> それでいて堀厩舎は、マウントロブソンを神戸新聞杯にズラすということはせず、律儀にこのレースに合わせて出てくれた。結果が伴わなかったのは残念だけども。

 

<菊池> パドックで比較して、モノの良さは光るんだけど、如何せんまだ緩いという感じでした。

 

<京介> マウントロブソンは痩せた形からムチムチっとした形になっていたから、これはいいんじゃないかと思ったけど…。結果的には大きくなっていた骨瘤も影響していたのか、調整遅れが露骨に出た形なのか。力を出し切れなかったね。

 

<菊池> その他も、力の差がありましたね。

 

<京介> パドック全体としては、下級条件からの昇級馬がかなりビシッと仕上がっていて、ダービー帰りの馬がやや甘め。でもこれはいつものことで、この仕上げの差があっても、下級条件馬がオープンクラスの馬に間に合うかどうか。いつもはまだ分が悪い結果になる、というのが毎年の傾向。今年も自分は、条件クラスの馬では厳しいと感じました。

 

<菊池> さすがにメンツが強かった。これについては深く言及しなくても結果が物語っているのでこのあたりで。

 

<レース展開について>

 

<京介> 3番のプロフェットが20秒ほどゲート入りを嫌がって手こずったから、ファンファーレが鳴ってから意外と掛かったね。ラスト1頭になるまで1分掛かってる。合計では1分15秒と、最近の重賞では時間が掛かった方。

 

<菊池> 枠入りは最後が11番ノーブルマーズでした。

 

<京介> 大外のステイパーシストが最初入れだったんだよね。それで順番を変えてということかも。これものちのち、何らかの手段で発表して欲しい事柄なんだけどなあ。そして、こうして枠入れが遅くなると、気が散って出遅れる馬が多くなりがち。

 

<菊池> 有力どころでは、4番ディーマジェスティと5番マウントロブソンがもっさりとしたスタートでした。

 

<京介> いや、厳密に取ったら半分以上は出遅れたスタートだったはず。自分の基準だと3分の2の8頭はスタートをミスしていた。

 

<菊池> 人気薄も含めればそうですね。

 

<京介> ステイパーシストは先に入れた甲斐もなく出遅れ最後尾。今回逃げたキークラッカーも、最初は躓いていたんだよね。菊池くんが触れたディーマジェスティとマウントロブソンは、ゲート直後に軽く接触、その6歩ぐらい後でも躓いたような体勢。プロフェットが寄ってきたせいでマウントロブソンとで狭くなって、ディーマジェスティは躓き加減になって後退したという流れ。ちょっとした不利だったね。

 

<菊池> 前はじわっと2番ピースマインドが行くかと思いきや、間から6番キークラッカー、外から8番ケンホファヴァルトが前へ。

 

<京介> ほとんどの馬が出遅れる中でスタートを切って押していたノーブルマーズは、行き脚が案外つかず、これだけ手応えが悪いなら…と割り切ったのか、譲ったような感じになったね。ノーブルマーズ陣営や高倉騎手には、控えるプランもあったのか。絶対主張すると思っていたけど。


<菊池> 10番ゼーヴィントも積極的に位置を獲りに行きましたよね。

<京介> うーん、ゼーヴィントは位置を取りに行ったというよりは、他の馬が軒並み出遅れた分で楽に前付けできたという印象だったね。全く無理をしていないもの。

 

<菊池> 1コーナーでは6番キークラッカーが先頭、2番手が8番ケンホファヴァルト、3番手に2番ピースマインドで落ち着く形に。そして、その外に10番ゼーヴィント。今回は先行しました。

 

<京介> おおよそこの時点で、2頭ずつ並びもしない、縦長の隊列になっているね。

 

<菊池> その後ろ、内に3番プロフェットがいて、1番メートルダールと5番マウントロブソンまでが中団。

 

<京介> 先頭からの距離と、位置取りを考えるとメートルダールは前に行った方かな。

 

<菊池> そこから2馬身ほど離れて4番ディーマジェスティ。これをマークする9番プロディガルサン。

 

<京介> ディーマジェスティは先ほど触れたように、下げたというよりは出遅れと不利で後方。でも縦長の隊列を見て2コーナーから馬群の外に出していた。いかにも強気の競馬をするつもりの乗り方。

 

<京介> プロディガルサンは、後方にスムーズに控えたというよりは、この位置でも行きたがっていなかった?力を消耗するほどではなくても、ずっと手綱を押さえ込む追走だったね。

 

<菊池> 前半1000m通過は1分1秒でした。そして、この5F目からの中盤がいくらか息が入るところでした。

 

<京介> 向正面から先頭が緩めている場面で、縦長1列だったのが徐々に2列になり、3コーナー過ぎから後方の組が差を詰めてきて、徐々に馬群が縮んで行く。

 

<菊池> 残り4F目からレースは大きく動いています。前もキークラッカーに替わってケンホファヴァルトが先頭に。そして3番手からゼーヴィントが前に並び掛けてきました。

 

<京介> キークラッカーは並ばれて一旦前に出るんだけど、右回りコーナーを回る時にちょうど被されて、口向き悪そうにしていた分抵抗できなかったね。これは苦しいとか体力不足というより、回りの癖の問題かな。

 

<菊池> 後方グループもこの区間で差を詰めるように動いて、4番ディーマジェスティは大外から一気に前との差を詰めるように動いています。

 

<京介> 動き方とラップを考えれば、向正面ぐらいから徐々にスピードを上げてきているし、このコーナー区間で1ハロン11秒前半ぐらいの脚は使っているよね。カーブの区間なのに。

 

<菊池> このディーマジェスティが動いた区間でゼーヴィントは上手く脚を溜められたでしょうか。

 

<京介> ラップ比較としてはそうなるけど、3コーナーで戸崎騎手は外から来る馬の足音を聞きながら、対応するように追っ付けているね。被されて態勢不利になるのだけは避けるという動き方。

 

<菊池> 後半4F目付近から、それもラチから5頭分ほど外を回してきたディーマジェスティ。直線入口でゼーヴィントに並び掛けて先頭へ。これについてきたプロディガルサンも同様に、外外を通って射程圏内まで浮上してきました。

 

<京介> プロディガルサンはこの捲りに対応して比較的楽に動けているんだから、速力はかなりあるよね。メートルダールあたりの他の馬は、この場面追っ付けでもアッサリ遅れているんだから。

 

<菊池> 直線、バテることなく脚が続いたディーマジェスティですが、内のゼーヴィントがしぶとくてなかなか振り切れません。外からきたプロディガルサンも、さすがにロスの大きな競馬で、坂では一杯一杯に。

 

<京介> 直線に向いてグングン加速するラップにならず、これは勢い良く脚を伸ばした惰性勝負になっているためだね。ディーマジェスティは外のプロディガルサン相手にタックルして、後肢が引っ掛かりそうになった影響でプロディガルサンは怯んでいる。手前を替え直しても、競り返す所まで行けずに踏ん張るまでだった。脚色一杯で止まった、と言うのとは違うと思う。

 

<菊池> 坂上でようやくディーマジェスティが前に出たかと思いきや、最後までゼーヴィントは抵抗。結局、クビ差だけディーマジェスティがリードしてのゴール。

 

<京介> あの4角の態勢で、ここまで競り返されるとは思わなかった。ディーマジェスティがまずい競馬をしたというよりは、総合的に見返してみると、戸崎騎手が非常に上手なレース運びをしたために、十分脚が溜まっていたということだろうね。


<菊池> そうなんですよね。ここも戸崎騎手がすごかった。

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は2分13秒1。過去10年で比較するとやや遅いくらいの時計ですが、馬場改修前後でかなり差があるので単純比較は禁物です。ちなみに、キタサンブラックが勝った昨年と比較すると0.7秒速い時計。ただし、昨年はスローの前残りだったので、これについても単純比較が難しいところですね。

 

<京介> 先行馬がまあまあ揃ったかな、と思いきや、キークラッカーの躓きやノーブルマーズの出脚の鈍さがあったように、意外と小競り合いになるほどのペースにはならなかった。まあ、雨の影響もあるかも知れないけど、ゲートもみんな良くなかったし、スタート直後が上り坂。出脚を鈍らされる要因がいろいろあったんだろうね。

 

<菊池> 単勝オッズ1・2・3番人気の順で入線し、連勝式はワイド以外が全て1番人気での決着でした。

 

<京介> ディープインパクト産駒の人気馬に、誰も割って入って来れなかったということだね。

 

<菊池> では、上位馬を振り返りましょう。

 

ディーマジェスティ

 

<菊池> ダービー以来の今回は馬体重が+4kg。仕上がりを振り返ってください。

 

<京介> ずんぐりした体型がスカッとした…みたいなことはない。良い意味で春と体型や気配は一緒だった。体つきもやや余裕あるように見せて、しかしスムーズな脚運びは健在だと。やっぱりブライアンズタイムの血が出てるような体型だよね。

 

<菊池> 僕は競馬場で見るという意味では初見だったのですが(厳密に言うと産地馬体検査で遭遇しているが、大雨でまともに見られませんでした。)、ブライアンズタイムが濃く出ているのは強く感じられました。

 

<京介> 左前脚に骨瘤が出ていて、ちょっと前捌きが硬かったかな。接着装蹄で出てくると言う話もあったんだけど、それはしていなかったね。自分は、少々脚元の懸念もあった中での調整だったんだな、と考えているよ。

 

<菊池> 仕掛けたポイントや、距離ロスを覚悟したレース運び。蛯名騎手は本番を強く意識した乗り方だったと考えられますか。

 

<京介> いや、距離ロスを覚悟したというよりは、あのコーナーは完全に持ったままで待ちながらの手応えだったでしょ。捲った勢いが良かったから強烈な仕掛けに見えるけど、負荷を掛けて外をズブそうに回ったわけではないから、脚をやたらと使わせた内容ではないはず。

 

<菊池> そう見ますか。

 

<京介> 有力視される当面の相手の脚を測りながら、勝てるように乗ったというのがあの流れだったと思うよ。

 

<菊池> 今回、それなりに仕上げていたので、次走に向けて上積みがどうか?という点が若干、気になりますが。

 

<京介> いや、デキが落ちるってことはないと思う。自分は、今回ラスト1Fをビッシリ追っていて、「あれ、こんなもの?」と言う伸び脚だったのは気になるけども。

 

<菊池> 落ちる心配はそんなにしていないんですけども、今回しっかり仕上げていたという点は強調したい感じがしますが。ちなみに、二ノ宮厩舎の菊花賞と言えば、ダイワオーシュウ(97年)、ホオキパウェーブ(04年)と2回の2着があります。

 

<京介> どちらもセントライト記念をステップにして、好走した後の激走なんだよね。二ノ宮厩舎なりには、ベストのローテーションだということか。

 

<菊池> 次走はいかがでしょうか。

 

<京介> バテバテになるセントライト記念を経るとスピードの菊花賞で全く通用しないから、今回のレース内容はそれなりに良かったとは思うよ。ただ、今回のメンバーは関東馬だけで格下相手、それでギリギリの競馬になってしまった。関西に行ってサトノダイヤモンドがいて、上がり馬も混じってくるメンバーでどうなのか不安はある。それに、厩舎ランクは上げてきてほしいよね。

 

 

ゼーヴィント

 

<菊池> ラジオNIKKEI賞以来でしたが、仕上りはどうでしたか?

 

<京介> ちょっと細いか、と思うぐらいスカッと仕上がっていたよ。今回のメンバーだとボリューム不足だったんじゃないか、とはレースが終わった後でも思う。こっちは全然母父ブライアンズタイムの馬らしくないんだよね。

 

<菊池> 今回は先行しました。

 

<京介> 上でも触れたけど、大半の馬が出遅れて、戸崎騎手がスンナリスタートを切った分、馬なりで好位に取りつけた結果。折り合いも付いていたし、無理して下げる必要もなく、被される心配だけすればよかった。

 

<菊池> ディーマジェスティの方が厳しい競馬をしたのは確かですが、よく食い下がりましたね。

 

<京介> 馬にも若干問題があったプロディガルサンと比較すると、こうしてスンナリ競馬できることがどれだけ有利なのかと実感するよね。

 

<菊池> 菊花賞への見通しはいかがでしょうか。

 

<京介> いやー、さすがにこの馬で長距離のスタミナ勝負と言うのは厳しいんじゃないかな。

 

プロディガルサン

 

<菊池> 今回は+8kgでした。成長は見られましたか?

 

<京介> 成長はあったけど、まだまだと言う印象だね。優秀な兄というモデルがいるから、あまり評価しすぎるのもどうかと思うけど、もっといいメリハリを見せられる馬だと思うから。現状でも追い切りはかなり動く方だしね。

 

<菊池> 強気な競馬をしたディーマジェスティをマークして、この馬も強引な競馬をしていますね。

 

<京介> 仕掛けとしては、ディーマジェスティが持ったままサーッと上がっていくその真後ろを付いて行き、直線でちょうどうまく交わせるか、という仕掛け。自分の目にはスムーズに見えたね。馬群の内にいる馬は瞬発力が足らず渋滞しているから、作戦としては当たっていたと思う。

 

<菊池> さすがに最後はいっぱいになりましたが、一瞬はやるか!?という手応え。よく3着に頑張ったと思います。

 

<京介> でも多分、余力はあったはずなんだよ。直線で交わしかけた時に、蛯名騎手の右鞭で寄られて、プロディガルサンは前脚をぶつけまいと怯んでいたから。その態勢を悪くした時に、不本意ながら手前を替えているし、田辺騎手は良く立て直したと思う。

 

<菊池> 菊花賞はいかがでしょうか。

 

<京介> 気性からするとマイルから2000mの方がいいはずだけど、枝(手足)の長さや無駄のない体つきで弾けるタイプだったりと、菊花賞で好走していい要素はあるんだよね。人気が落ちて強気に行かない策に変われば、チャンスがあってもいい。

 

その他

 

<菊池> 少頭数でしたが、ペースは落ち着かず。締まった競馬になりましたね。

 

<京介> ディープインパクト産駒がワンツースリーと言う結果になってしまった。それなりにコーナーからペースが上がったけれども、馬群の内目にいた馬は追っ付け通しで反応が遅れる。スピード性能の差が大きく出る結果になったよね。本来条件戦クラスの馬とは、こういう力差が出ておかしくないぐらい開きがあるもんなんだよ。

 

<菊池> 4・5着には人気薄が頑張っていました。

 

<京介> 野中騎手は良くやったと思う。だけどあの流れでプロディガルサンの後ろを通って外に出したとしても、追いつく脚はおそらくなかったはず。ノーブルマーズも4角出口で完全に被されてしまって、抵抗しようがない感じだしね。

 

<菊池> マウントロブソンはやはり馬体が緩かったですね。

 

<京介> 1800mを内枠から勝った馬なんだけども、道中はストロークがやたら遅かったね。他馬と接触を4回ぐらいしたんじゃないか。肉付きの良い仕上がりの方がいいタイプかと思いきや、春のように痩せて見えるぐらいの方が動くのかな。そして総合的に考えるとやっぱり「今日が重たかった」ということになるんだろうと。

 

<菊池> メートルダールはこの馬なりに良い仕上りだったと思いますが、現状では地力が足りず、ということになりますか。

 

<京介> 中団に取りついた意味がなかったものね。勝負所で同時に押し上げて動けない場所だったし、マウントロブソンと接触してから直線ではずっと舌がハミを越していた。速力限界だったということでしょう。

 

<菊池> ステイパーシストは穴人気しましたが、見せ場を作れませんでしたね。

 

<京介> 4角から直線入口にかけての進路が悪く、顔が横を向いていたのは鞍上のミスもあったと思うけど、あそこで食らいつくのがやっとで馬が余裕をなくしてしまう程度の追走スピードしかない、ということでもある。もう手応えなさげで流し気味のマウントロブソン相手にすら食い下がれず、あっという間に置かれてしまうんだから、単純な性能の差は大きいよ。

 

 

<教訓まとめ>

 

・今年の3歳春クラシック戦線はやはり高レベルだった。少々の後手やロスがあってもキッチリ完封。重賞で連対したレベルの馬が順調に出走までこぎつけられれば、この後の古馬混合戦で合流した時に期待をかけたい。

 

夏の条件戦では3歳馬は斤量負担が少なくて済むが、ここで56kgに増える。実際のレースに出た時のモタつきは思った以上に大きい。逆に、クラシック帰りの馬は57kg56kg。これがかなり楽に運べる要素の一つでもある。

 

・今回は結果に直結しなかったものの、中山2200mはただ高いポジションを取るだけなら、メートルダールが中団に取り付けたりキークラッカーが躓いても逃げられたりと、かなり内枠が有利。セントライト記念は実力の高い馬がどの枠からでも有利に運べるのであまり枠は関係ない結果となるが、実力が足りない馬で外枠だと本当にノーチャンス。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

 

・キークラッカー

…条件クラスの馬で一番目を惹く仕上がりだったのがこの馬。コーナーを回る時に完全に手綱を馬に預けることはせず、右手を引くように追っていて中途半端だった。これでスピード負け。おそらくモタれていたのだろう。右回りで被されるとダメ、秋の新潟に出てくるなら要注意。

 

<菊池>

 

・マウントロブソン

…明らかに緩い体付きでも存在感は十分。スタミナ勝負は歓迎のタイプだけにしっかり仕上がれば。

 

~~~

 

<菊池> では、今回はここまでです。今週末は神戸新聞杯とオールカマーを京介さんと展望していきます。

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