金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「紫苑ステークス回顧!」
2016/09/13 08:00:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。


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京介・菊池グリグリの「紫苑ステークス回顧!」

<菊池> 土曜日の中山では秋華賞トライアルの紫苑Sが行われました。こちらも回顧していきましょう。

 

紫苑ステークス回顧 

紫苑ステークスの展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/ 75022

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 土曜日は好天、良好な状態で開催がスタートしましたね。

 

<京介> いやー、9月はまだまだ夏だなと実感させられたわ。日差しも厳しいし蒸し暑いし。中山競馬場は節電のためなのか、新潟競馬場よりも館内のエアコン弱めなのがイヤだわー。シーリングファンやサーキュレーションやらあって、空気が淀んでなければ全然違うんだけど。

 

<菊池> 馬場改修前の13年以前のような超高速馬場ではなく、昨年と同水準のエアレーション馬場だったと考えるべきでしょうか?

 

<京介> そうだと思うよ。最初の土曜中山2R2歳未勝利1600m134秒台が出てかなり身構えたんだけど、その後のレースを見ているとそこまで高速馬場ではないし、最内を通る逃げ馬が残る割に、同時に大外を回す差し馬も来れる。クッションの良い馬場だけれどもスピード一辺倒ではない。スタミナが要る馬場のように感じたよ。

 

<菊池> 軽いスピードで押し切ろうというタイプでは通用しませんね。

 

<京介> それに野芝オンリーの馬場のはずなのに、映像で見る感じだと芝が深いよね。建物からゴール側の馬場を見る限りは、そんなに思わなかったんだけど。芝が踏みこなれていない開幕週独特の、蹄が埋まって見えるぐらいに深いとは感じたな。あまりレースや返し馬で使用しない、引き込み線スタートのゲート前などだとかなり深い。

 

<菊池> ただ、昨年ほど開幕週から外差しが届きまくり!?みたいな感じではなかったですね。

 

<京介> そうなのよね。もっと追い込み馬同士で決着する状況を想定していたけど…。まあ木曜日にまとまった雨が降って、パンパンの馬場と言う状況でもなかったのかもしれない。目に見えた偏りが顕著ではない、というのは喜ばしいことだけどもね。

 

<パドックについて>

 

<菊池> 「紫苑S」としては重賞に昇格して最初の年となりました。

(※過去にクイーンSG3・秋華賞トライアルだった時期がある)

 

<京介> とは言えそれも遥か昔の話だし、記憶も少ないでしょ。関西から福永騎手、浜中騎手、川田騎手まで遠征してきたし、関西馬もそれなりに粒ぞろい。例年の紫苑Sとムードが変わった感じは少なからず受けたよ。オープンの紫苑Sは、パドックで人垣なんて出来たっけか?その意味で世間の注目度もだいぶ違ったように思うね。

 

<菊池> 重賞になったことでパドックにも変化がありましたか?

 

<京介> そうだねえ。紫苑Sというのはそもそも、夏場の疲労でクタクタになっている3歳馬同士が集まる、シーズン終わりのグダったオープンと言う側面もあったレース。キリシマオジョウのようにくたびれてぎこちなさ丸出しの馬が、全体の3分の1ぐらいいたもんなんだよ。

 

<菊池> そう聞くとまるで違うレースになった感が凄いしてきますが。

 

<京介> 結構今年は全体のレベルも上がって、シャキシャキ歩いていた馬も多かったね。春に活躍した馬が、ピリッとした気配で出てくるのも結構目についたし、オープン通用水準の馬が多数いたように思う。やっぱり良かった方だと思うよ。

 

<レース展開について>

 

<京介> ガチャガチャしていた馬も多い夏の3歳牝馬で、スタートもスタンド前だからちょっと心配したけど、ファンファーレが鳴ってから12秒ぐらいでスタート。まあ早めにまとまった方かな。偶数枠の馬が結構スンナリ入ってくれたのが大きいね。

 

<菊池> フルゲート18頭立て、休み明けの馬も多数いたという状況を考えればスタートは悪くなかった方でしょうか。

 

<京介> そうだね。ちなみに1勝馬と格上馬が同時に出走する紫苑Sは、だいたい出遅れるのが格下の1勝馬。堀厩舎の2頭、ファータグリーン、スマートルビー、改めて見直すとやっぱりみんな1勝馬だったね。そして逆にビッシュがスタートを決めていた。これは大外枠最後入れ効果かなあ。

 

<菊池> 先行馬は周りを伺いながら、という動きになりましたが、スタートを決めていた1番ゲッカコウが枠なりに前に出る態勢になりました。これを見ながら外からは16番エンジェルフェイスや17番クィーンズベストが前へ。間には3番ベアインマインドや8番キリシマオジョウも前へ。

 

<京介> 内枠のそこそこ実績ある馬が、軒並み良いスタートを決めていたんだよね。最初のゴール板を通過しても、なお10頭ほどが横並びのテン争いをしていた。あの隊列の感じは、後ろに下がるのも嫌だなと感じるぐらい、外から殺到していたよね。

 

<菊池> 1コーナーで、1番ゲッカコウが先頭。2番手に8番キリシマオジョウ。そしてハコ内の3番手に3番ベアインマインド。16番エンジェルフェイスは内の馬が主張したため外4番手に。

 

<京介> 1コーナーが結構先行した馬で固まっていたから、ここで妥協した馬は結構位置を下げていた。

 

<菊池> その直後の内に2番フロンテアクイーン。並んでその外に6番ウインファビラス。外に17番クィーンズベスト。その後ろに10番パールコードがいました。続いて9番ヴィブロス。上位人気馬はこのあたりに固まっていましたね。

 

<京介> クィーンズベストとギモーヴは、1コーナーの通過位置からすると、コーナーカーブ途中で馬群が絞られていく過程で、結構下がってしまった。出遅れを何とか挽回したシークザフューチャーも、ここで結構後退している。

 

<菊池> 1番人気の18番ビッシュは後方グループから。

 

<京介> ただ、スタートは決めての後方4番手。最初のテン争いで馬群の形が変わった時に他馬にかく乱されるような場面がなかった。前でせめぎ合いをしていた馬と比べると、これも結構ポイントが高い。

 

<菊池> 前半1000m通過は59.6秒。淡々とした流れになりましたね。ところで、先週から出るようになった通過ラップ表示。便利ですね。

 

<京介> いやあ、そのぐらいは前からやってもらいたかったしなあ。自分は韓国ぐらいの画面でも全然歓迎なのに。これと先週からの話なら、自分はTARGETの映像ボタンから飛べる、マルチカメラ映像と言うものに感激してるよ。パトロールVとターフビジョン映像が同時比較できるんだから。ターフビジョンを見ちゃうと、スタンダード映像はホントクソだなと思ったわ。

 

<菊池> もうちょっとマイルドな言葉でお願いしたいところですけども。

 

<京介> レースの流れに話を戻すと、前半先行集団にプレッシャーが大きかった分、2コーナーから向正面にかけては息の入れ所。どの騎手もこれは思っていたようで、追っ付けて追走する馬が全くおらず、手綱を引っ張って折合に専念、隣の馬の様子を窺う騎手が多かったね。そして1000m通過で一番ラップが落ち込んだ時に、出遅れ最後方にいたファータグリーンが馬群の外を捲って押し上げてくる。ここから。

 

<菊池> 3コーナーに入るあたり、レースVTRでは事後に何頭かが後退したところでカメラが切り替わったので、一瞬何があったか分かりにくかったですが、8番キリシマオジョウがバテて後退したことで、玉突き事故のように不利が発生しました。

 

<京介> 最初にレース映像を見ていた時は、捲った田辺騎手が右内側に急に切れ込んだのかと思ったけどそうではないね。エンジェルフェイスは別に内に絞っていたわけではないし。2番手で追走していたキリシマオジョウが、追っ付けていたわけではないのにシレッと脚をなくしていて、後退するぞという予兆すら見せないまま3コーナー過ぎから急に後退。これは、本当なら石神騎手がもうバテるぞ、後ろ注意という何らかの声掛けやサインを示さないといけなかった、ということだと思うのよ。

 

<菊池> ここで前の7頭とその他が大きく離れました。

 

<京介> これでキリシマオジョウの真後ろにいたウインファビュラスが避けようもなく急ブレーキ。この後退でそのさらに後ろのヴィブロス、ルフォールも不利。その後ろのギモーヴ、エミノアユマク、スマートルビーまでが引っ張らざるを得ず、大きく影響を受けた。フロンテアクイーンも、直接不利ではないけれどキリシマオジョウに擦られてリズムを崩し2馬身ロスしているね。

 

<菊池> ちょうどレース映像が最後方から先頭に戻る間に結構な事が起きていたんですよね。

 

<京介> それに何とか避けたけれども、パールコードはあそこで急に強引な制御をしたためか、口向きの悪い所を見せているね。キリシマオジョウが後退して空いたスポットにうまく潜り込んだ形ではあるけれども。

 

<菊池> 18番ビッシュはそれをよそに3コーナーからマクって浮上。いつの間にか、この先団の外までポジションを上げていました。そして4角では一気に先頭に並びかけます。

 

<京介> この機を見逃さない戸崎騎手はさすがだわ。だけどまあ、捲ったファータグリーンをいい目標・風除けにして、スムーズに捲って上がれたんだよね。田辺騎手がいい捲りを打ったからこそ、押し上げが楽だった。

 

<菊池> その4コーナーでは、ラチ沿いにいた2番フロンテアクイーンの蛯名騎手が、「このままでは前の馬が垂れてくる」と察知して、一気に外に振っていきました。不利を受けた1頭でしたが、先団とそれ以外で馬群がバラけたこともあってか、スムーズに外に出せましたね。

 

<京介> ここは見事な判断だったね。それに3コーナーは内ラチにいながら、急に外に振ったあのルート選択も、中山のツボを良くご存知と言うラインだった。あの流し方はあまり不利を受けないんだよね。

 

<菊池> ビッシュはマクった手応えのまま突き抜けて、あっという間に後続を離します。

 

<京介> これは他の馬が全くスムーズな進出ができず、大半の馬はエンジン掛け遅れになっているから。

 

<菊池> これに食らいついていくのが2番フロンテアクイーンでしたが、道中の不利と早めに強引な不利回避もあって、脚色は渋め。

 

<京介> 道中のことを考えれば、これでもかなりうまいタイミングで押し上げてきたけどもね。

 

<菊池> これに代わって、外から伸びてきたのが中団にいたヴィブロス。一気に2番手へ。

 

<京介> 福永騎手のヴィブロスは4コーナーで1列目の争いとはかなり離れていたから、この直線のアップでこの位置に居るということは、相当追い上げている方だよ。

 

<菊池> ビッシュは2馬身半のリードを保ったままゴールへ。2着に9番ヴィブロス。3着争いは、最後に11番パーシーズベストが迫りましたが、2番フロンテアクイーンが凌ぎきって3着を確保。

 

<京介> ただしこの最後の3着争い、フロンテアクイーンが脚色一杯と見せながら内側へ切れ込んでいるんだよね。パーシーズベストとその後ろのパールコードの進路を邪魔している。

 

<菊池> なるほど。その差がありましたか。フロンテアクイーンは一杯一杯の競馬になったせいもありそうですが。

 

<京介> パールコードは4コーナー2列目なのに直線に向いてから1馬身下げて外へ出そうとして叶わず、3着は何とかしようと追い出しても、脚が止まったファータグリーンとパーシーズベストが邪魔。ファータグリーンを強引に内へ押し退けても、何とかならず5着。結構いろいろあった4角~直線だけれども、回顧で細かく触れるのはここまでにしておこう。

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は1分59秒7。前のグループが引っ張ったこともありますが、良い時計が出ましたね。

 

<京介> 前後半1000mを比較すると若干だけ後半が遅いけど、1コーナーで1列目を争った馬はみんな直線で脚が止まっているわけでしょ。やはり速い流れで引っ張った分の好タイムと考えた方がいいね。馬場が強烈に速かったわけでは、決してない。

 

<菊池> 道中でゴタゴタがあったとは言え、このタイムで余力たっぷりの差し切りを見せたビッシュの地力が、今回は一枚上だったと言えるでしょうか。

 

<京介> いや、時間を取ってあの2コーナーと3コーナーの強烈な不利を考えると、そうは思わないな。ビッシュは自分だけ超有利な流れで運べたのなら、1秒突き離すぐらいじゃないと評価しにくい。それぐらい後ろの組はかなりの不利をこうむっていた。

 

<菊池> うーむ、なるほど。課題評価には注意しましょう、というところで着地したいかな。個人的には。

 

<京介> でもまあ、あの展開でトップスピードにギアを上げられるのが「さすがディープ産駒」とは言えるのかもしれない。

 

<菊池> では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

ビッシュ

 

<菊池> 久々でしたが、仕上がりはどうでした?

 

<京介> 飛節の角度がそんなに良い方ではないし、まだトモは薄いと感じるね。それでも関節が柔らかく、小柄なのに四肢を大きく伸ばして歩けるのが強み。全然硬くならずに出走できたのは、関係者の努力だろうね。あそこまで追い切りしなくて大丈夫かよ…と思ったんだけれども。

 

<菊池> 馬体増に期待しましたが増えたのは4kgのみ。成長は感じられましたか?

 

<京介> 正直そこまでではないなあ。今年の3歳秋のシチュエーションを考慮しつつ「成長」と表現するには、シンハライトやジュエラーレベルに届くかどうかのラインじゃないといけないよね。あんまなあ…それは思わない。

 

<菊池> それにしても戸崎騎手の安定感はすごいですね。

 

<京介> そうだよ。パトロールビデオを見直した後で、「絶対に不利な場所を避ける」展開読みと察知能力が高過ぎると改めて感じる。ブログに制裁のコラムを毎週書くようになって、いろいろ強引な騎手や後手挽回の下手な騎手を見るけれど、戸崎騎手はレース展開を構成するセンスがズバ抜けているよね。馬群の中でも感じの悪くなるゾーンには絶対にいない。WAJSでは点数を稼げなかったけど、あそこでもレース運び自体は目を見張るところがあった。

 

<菊池> さて、次は秋華賞です。小柄な馬だけに直前の長距離輸送は心配な気が。早めの栗東入りの方が良さそうに思いますが。

 

<京介> 中山で休み明けでの出走となる今回すら、強く追い切った場面がなかったんだから、まあ正直言って展望は暗いと思うけども…。また放牧に出て似たような調整になるのかな?

 

<菊池> 引き続き戸崎騎手で挑めるのはプラス材料ですね。

 

<京介> 京都コースは苦手とはしていないし、横に広い外回りコース、そしてスローペースは滅法得意としている騎手だからね。とにかく万全で望めれば。

 

ヴィブロス

 

<菊池> こちらは7月に中京で500万下を勝って以来でした。馬体重は増えていませんでしたが、当日の状態はいかがでしたか?

 

<京介> やっぱりヴィルシーナよろしく、お尻自体がかなり小さくて、手先がシャープなタイプ。相当細い馬なんだけどそれはヴィルシーナも一緒だから、こうなりやすい血統なのかなと感じているよ。

 

<菊池> 大きな不利を受け、一旦待って仕掛ける形になりました。ビッシュが他馬をやっつけた後での浮上でしたが、それでも終いの脚はしっかりしていましたね。

 

<京介> いやあの流れで良く自分のリズムを取り戻せたものだと思ったよ。一つ間違えれば…の可能性もあった玉突き事故だし、これは福永騎手を褒めないと。だけど馬体重は410kgそこそこなのに、ストライドにそれなりの広さがある馬なんだな、とは思った。京都はもちろん向いているでしょう。

 

<菊池> 秋華賞に向けてのポイントはどのあたりでしょうか。

 

<京介> もちろん、今回の輸送ダメージがなければというところ。また、リズムを崩した競馬になったことで負担がなかったかどうか。中間の調整過程を良く見極めたいね。追い切りではしっかり走れるタイプだから。

 

フロンテアクイーン

 

<菊池> パドックではうるさいところを見せていましたか。

 

<京介> 最後尾を歩かせていたし、落ち着くところが全くなかったね。ただ、春先は痩せこける一歩手前だったものが、ちゃんとトモにも筋肉がついて背も高く見せた。これはかなり良くなっていたと思う。

 

<菊池> 今回はスタミナを発揮しての好走とも言えますが、やはり4コーナーでの蛯名騎手の判断が最大の好走理由ですね。

 

<京介> 3コーナーもラチ内側で潰されておかしくない態勢だったけど、良く立て直した。あと最後の直線も、結構脚色一杯になっていたから、ただ真っすぐ走っていただけならパーシーズベストかパールコードに交わされてもおかしくなかった。あそこで蛯名騎手は叩き出しながらシレッと内に幅寄せしているんだよね。あれがなければ3着を落としていたと思う。

 

<菊池> 秋華賞はいかがでしょうか。

 

<京介> うーん、切れ負けはしてしまうし…正直言って適性面でも、持続力でも厳しい部分はあるかなあ。

 

<菊池> あ、5番人気でしたが、一応僕は推奨馬でした。予想でも本命に。

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<京介> 菊池くんは印5頭全部が掲示板だったんだ!これはお見事でした。最後の3着争いは、自分の推奨馬との争いだったんだけどね。今の蛯名騎手と柴山騎手の差だったように思うなあ~。

 

<菊池> 印5頭が全部~というのは、運良くあまり不利を受けなかったという面もありますけどね。そうそう、この3着争いは京介さんが推奨したパーシーズベストとの争いでした。

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<京介> やっぱり石坂厩舎のレース選択は的確だったわ。芝の軽い阪神は向いてなさそうな感じだったし。

 

その他

 

<菊池> パールコードは5着。+16kgは太かったですか?

 

<京介> いや全然。むしろフローラSの時に減らしてギリギリだった馬だから、ミモザ賞水準に戻したともいえる。体つき、輪郭は全然違っているけどね。馬は大きく成長していたと思うよ。

 

<菊池> それを聞けて安心です。今回は川田騎手が当日に他の騎乗なしという面も不利だった。次こそ本気で狙いたい。賞金は足りていますし。

 

<京介> だけどさすがに今回は、3角でリズムおかしくなって直線包まれ差し直し、しかもゴール前寄られるという立て続けの不利。川田騎手もこの1鞍だけと言うのが響いたか、上手く運べなかったね。相当なロスをしていると思っていいよ。秋華賞に出てほしいけどなあ。抽選運があるかどうか…。

 

<菊池> エンジェルフェイスは無抵抗のまま大敗したような…。これも太かったですか?

 

<京介> いやこの馬はもともと重賞級の実力がないから…。もう少し幅が出てほしい。物足りなさは大いに感じた。

 

<菊池> 重賞になってメンバーがよかったようにも思えますが、今年はシンハライト・ジュエラーが予め2席も埋めてしまっているので、純粋に権利が欲しい馬がこちらに来るしかなかった、という面がありますね。

 

<京介> それはもちろん。ただ日程を見直してみると、凱旋門賞挑戦で騎手を誰かしら取られるとは言え、土曜日というのがいいね。セントウルSと被らない。2場開催で紫苑Sの裏はエニフSという、どうでもいいダートオープン。だから今回、福永騎手・川田騎手・浜中騎手・岩田騎手までここに乗りに来てくれた。有力騎手を手配しやすい分、十分に勝負気配を感じさせる陣営が多い計算が立つのはいいよね。

 

<菊池> なるほど、確かにそのとおりだ。来年も騎手は集まりそうですね。そう考えると、関西からの遠征もちゃんと増えそうだなぁ。

 

<京介> 今週末のセントライト記念の何が不満かって、ローズSと被るから騎手が割れてしまうことなんだよね。よっぽどのことがない限り、関西有力馬がセントライトに来づらい一因は騎手確保問題もあるでしょ。

 

<菊池> 来年についてもメンバーレベルをしっかり意識した上で予想しようと思います。

 

<京介> 今年もチェッキーノが出走しなかったことで、戸崎騎手が空く→戸崎騎手を確保したビッシュが勝利する運びとなった。その他にも、有力馬の動向でバランスが変わってしまう、いろんな陣営の思惑が交差する、といろいろ起こりそうだからね。

 

<教訓まとめ>

 

・レース展開のアヤはあったが、開幕週のフルゲートだったのに、大外18番枠が勝利。毎年の回顧でも押さえているように、外差しが十分決まるフラットな馬場状態で始まることが多く、外枠の差し馬の不利はほぼない。重賞に昇格したことで、今後も厳しい流れになりそうなのでなおさら。外枠で嫌うべきはポジションを奪いにくい先行馬の方。

 

2000mで速い時計が出る設定の重賞なので、人気に押し上げられるディープインパクト産駒の安定感は図抜けている。権利確保のために勝負を賭けているのならなおさら。当日1番人気に押し上げられたディープインパクト産駒を無理して嫌わないこと。むしろ、ディープインパクト産駒の人気評価3番手以下となる馬を下げる。

 

・今回は露骨に馬群の内で不利を受けた馬が多かったが、仮にあの不利がなくても、馬群の内側は窮屈になり過ぎて割るのは難しい。多少の不利覚悟で大外を回せる馬、強気に外を狙える馬の方が有利になる可能性が高い。穴馬は距離に不安なしと言えるローテーションの馬を優先すべき。

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・パールコード

…スタート後に行き脚は付いたのに、1コーナーで絞られ少し隊列悪くなり、3コーナーではクィーンズベストに左側からカットされ、直線では幅寄せされ満足に追えず。明らかに脚を余したし、リズム良く運べなかった内容。結構良い方の馬だと思うので、すぐに巻き返しはあると思われる。もし秋華賞に出走が叶えば、なおのこと注目したい。

 

<菊池> 

 

・パールコード

…前哨戦の内容としてはまずまず。当日に川田騎手の騎乗がこの一鞍しかなかったことの影響は、把握しにくい馬場状況だった上に展開の紛れが起きたレースだけに大きい。

 

・ファータグリーン

…人気薄ながら田辺騎手はスタミナに自信アリという乗り方を披露。母がオークス馬ウメノファイバー×スペシャルウィークという配合で勝ち味に遅いものの奥がありそう。今回大幅馬体増でマクリ切れたことも評価したい。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末はセントライト記念とローズSを京介さんと展望していきます。


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