金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「札幌記念回顧!」
2016/08/23 19:46:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。


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新感覚の競馬新聞・『競馬チェック』については、こちらから

京介・菊池グリグリの「札幌記念回顧!」

<菊池> 日曜日は札幌記念が行われました。今回も回顧していきましょう。

 

札幌記念回顧

展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/72842

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 北海道は大雨で大変です。現地に行った方は帰りの心配が耐えなかったのでは。

 

<京介> 日曜日ですら雨がまた降っていたからね。それに今週も雨が続くという話だし、台風9号が直撃すると。1週間近く雨が続いていることになるし、ホント心配だわ。

 

<菊池> 競馬にも影響が出ましたね。ただし、朝は重馬場発表で始まったのが、稍重まで回復しました。

 

<京介> 土曜日の状況を見ていると、不良馬場だと発表したくないから意地になっているんじゃないか…と怪しむぐらいに馬場が重たかったよね。今年のダイヤモンドSのやや重発表ぐらい、実際と違う発表だったんじゃないかと。

 

<菊池> 2歳戦ならまだしも3歳上500万下の石狩特別芝1500mで1分30秒6という決着。1・2番人気がブービー&最下位負けという。

 

<京介> けど、雨が止めば札幌芝は回復が早いというのは本当みたいだね。自分はこれまで経験少なくちゃんと知らなかったんだけど、かなり水捌けの能力が高いんだなとは思ったよ。

 

<菊池> そうそう。札幌開催中の函館があまりに酷い馬場だったのでセットで悪いイメージになってるんですかね。札幌芝は、隠れ水はけナンバー1という説も。

 

<京介> でも札幌記念は実際に2分を超える決着だったし、レース後コメントを見ると、ノメって全然進まなかったというのが敗因コメントの第一位だった。うーん、内が回復していたのは確かだけど、このレベルはやや重とは言わないんじゃ…。9R途中から降っていた雨は、おそらく馬場を悪化させるぐらいの量ではあったはず。

 

<菊池> そうでしょうね。回復の発表はさすがに無理があるんじゃないかと思いました。

 

<京介> それと札幌パドックは、傘じゃなくて合羽が流行っているのかな?この流れは他場にも波及して欲しいね。競馬場内の売り場では、傘じゃなくて合羽とポリ袋を売ってほしいんだよな~。

 

<菊池> その方が、大勢がパドックを見られるのは確かですね。

 

<パドックについて>

 

<菊池> パドック全体の印象としては、例年と比較してどうでしたか?

 

<京介> 雨が降る札幌のメインパドックって、確かに印象がないな。それにしても映像の角度が悪い上にこの雨だし、結構見づらかったよ。

 

<菊池> 今回は休み明けの馬も多い一戦でした。

 

<京介> でもモーリスの脚捌きが戻っていたのは一安心だった。他の中距離馬より歩幅や反復が良かったし、安田記念で緩く映った腹構えもしっかり緊張していたね。

 

<菊池> 前走は日程の関係で厩舎に戻れず東京競馬場での調整でしたからね。

 

<京介> その他では、やけに歩様の硬い馬が多かったように見えたけど…。これは札幌パドックが狭い影響なのかな?痩せている馬かスッキリ絞れた馬が多いパドックだったね。グズグズの馬は全然いなかったと思うよ。

 

<菊池> 場によって馬の動きが変わって見えることもあるということですね。

 

<京介> ヌーヴォレコルトは本来の理想ゾーンの440kg台に戻して来たし、ネオリアリズムが函館記念から-18kgで勝てたわけだから、現地滞在だと仕上げられないという説は引っ込めようと思う。

 

<レース展開について>

 

<京介> 最初に、奇数枠の大外になるモーリスがゲートにスンナリ入って、しばらく中継映像がモーリスに寄っていたんだけど、かなり集中していてビシッとゲート内で駐立できていた。どっしり構えて大したものだと感じさせる映像だったね。

 

<菊池> スタート直前、ヌーヴォレコルトが珍しくゲート内で煩い仕草を見せましたが、吉田隼人騎手が上手く御してスタートを決めました。これはファインプレーでしたね。

 

<京介> これは上手く宥めたね。おまけにゲートが開いた時は両前肢が着いていない状態だったのに、上手く重心を前に促していいスタートを切る形になった。

 

<菊池> そんなわけで概ね揃ったスタートでした。

 

<京介> 誰が悪かったのかな?トーセンレーヴと62頭のスーパームーン、レッドソロモンが半馬身ほど遅れたぐらいだね。ロジチャリスも煽って出たのか。先行したい馬だったのに、これは勿体ない。丸山騎手はこういう時にやらかすからなあ。

 

<菊池> 全体に他馬の様子を伺ってる感じでした。特に6番マイネルフロストの松岡騎手は、他馬に行って欲しいという素振りがはっきり。「それならば」みたいな感じで、腹を括ったルメール騎手がハナへ。戦前から決めていた逃げではない様子でしたね。

 

<京介> そうだね。多少、逃げ馬がいないメンバーなんだなと新聞を見て気づいていたとはインタビューに出ていたけれど、最初のスタートも一番いいわけではないし、陣営や厩舎指示の作戦での逃げではない感じだったよね。

 

<菊池> 1コーナーまでに13番ネオリアリズムが先頭へ。6番マイネルフロストが2番手。そして外から14番レッドリヴェールも行きました。

 

<京介> この馬場もあって展開予想はかなり難しかったけど、自分の隊列予想はこの時点で大外れだったわ。札幌2000mはレースの中で一番長いストレートがこのスタート直後だし、仕掛けるなら序盤と言うコースだから、思惑が交錯するとこういう予期しない隊列にもなるわな。

 

<菊池> その後ろに1番ヌーヴォレコルトと7番ヤマカツエースの2番人気&3番人気が続きました。

 

<京介> ヌーヴォレコルトは想定内だし、この枠からちゃんと出脚が付くならやっぱり良い状態でしょう。ヤマカツエースは無事出脚も付いたし、速い流れでの折り合いも問題なかった。宝塚記念での競馬を見ていたら心配だったけど、走る気はちゃんとありそう。

 

<菊池> 注目の人気馬15番モーリスは中団より後ろの外を進みました。まさにモレイラマジックだと思いますが、折り合いもついていましたね。

 

<京介> ただ、最初のストレートで高い位置を奪う促し方はできなかったね。やっぱりまず折り合いをバッチリつけてから、と言う運びだったから、出脚争いがやや動いた展開での大外枠。そりゃ序盤で後手に回ってしまう。

 

<菊池> 1000m通過は59.9秒。この馬場を考えれば速いペースだったのでは。

 

<京介> いやいや、これは速い方でしょ。例年札幌記念はスタンド前から1コーナー進入まで急にペースが落ちず、序盤は速いラップを刻みがち。だけど、今年は決着時計が21秒超えたわけだからね。その半分通過が1分を切ったのならハイペースと解釈すべき。途中で全然緩められてないということだ。

 

<菊池> 3コーナー過ぎからペースアップで、外から先行していた14番レッドリヴェールあたりは早々に後退。その後ろの8番トーセンレーヴも手応えを失い、脱落が始まっていきました。

 

<京介> 道中の追走までは良かったけど、コーナーのカーブでこの追走スピードを維持できなかったようだね。渋った・滑ってしまう馬場へのグリップが極端に低下しているタイプだと、こういう下がり方になってしまう。

 

<菊池> ある種、札幌記念らしくなりました。

 

<京介> 好位で構えていた馬たちが、この勝負所で押すべきかまだ待つべきか迷っていたし、実際余力もあまりない様子だったよね。ちなみにこの3コーナー辺りで、馬群の内ラチ沿いに潜っていたダービーフィズは、狭い所を突くけど結局空かず、ラチに接触してしまって後退するハプニング。他馬には影響なし。

 

<菊池> しかし、ネオリアリズムの手応えはむしろ楽。ヌーヴォレコルトやヤマカツエースの方が仕掛けてもなかなか差が詰まっていかず。

 

<京介> ルメール騎手の手は一応動いているんだけど、フォームとして破たんしていないという状態だね。手応えは確かに優勢。逃げたことでの有利もあったと思う。ヌーヴォレコルトは向正面から追っ付け追っ付けだったしね。ヤマカツエースも、このポジションにいたのならコーナーでグーッと上げてきても良いはず。そうしにくい馬場状態だったのは、十分理解できるけれども。

 

<菊池> ネオリアリズムは2馬身ほどのリードをキープして直線へ。好位勢がなかなか差を詰められないでいるところに、外からモーリスが伸びてきて2番手に浮上。さらには後方待機のレインボーライン。

 

<京介> 先行勢が脚色をなくしていて、これだと後ろは詰まるな…と思っていたけど、実際は中団後方の馬も追走で脚をなくして既に脚色一杯になっていたという。脚を溜めていたつもりが、なし崩しに脚を使わされていた形だね。と言うか本当、まともに進んで行ける馬場ではなかったんでしょう。直前の一雨の影響が出て、よっぽど滑りやすかったのかな。

 

<京介> レインボーラインは道中まで馬群の後ろにいて、直線だけ外に出す格好だけど、この形で終い伸びたのは同馬だけだった。

 

<菊池> ただし、ネオリアリズムの脚は最後まで鈍らず2馬身差をキープしたまま逃げ切り。モーリスは2着を確保するのがやっとでした。

 

<京介> ルメール騎手は直線で鞭を連打したけど、ネオリアリズムは再加速したわけじゃなく終い踏ん張ったという形の押し切りだね。同様に、モーリスも決してバテてはいない。馬場が厳しかったけど、このメンバーであれば体力勝ちしたという内容のジリジリした脚だった。

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は2分1秒7。上がりの掛かる競馬になりましたね。

 

<京介> スタミナ勝負に持ち込んで耐えられた逃げ馬のための競馬、と言うざっくりした解釈でOKだと思う。差し馬が直線で外から交わす流れなら、もっとラスト2Fは速くなる。札幌の良馬場なら後者の方が良く発生するんだけれど。

 

<菊池> 自分はあの向正面後半から3コーナーの入りまでは、緩めたとは解釈しない。馬場がかなり悪いからカーブを右に切る時に慎重になる、ぐらいはするでしょう。あの直線も再加速したという程のラップではないしね。

 

<菊池> 着順の紛れこそありましたが、結果的には1~5番人気の5頭が掲示板を独占しました。

 

<京介> レインボーラインとネオリアリズムが穴人気していたというのがね。これが凄い。しかも5番人気と6番人気とではさらにオッズ差が開いていたわけだし。

 

<菊池> 堀厩舎のワン・ツー。しっかり名手を確保したとは言え、さすがの結果でしたね。

 

<京介> いい厩舎の馬でいい騎手が回れば、こういうアドリブが効いた結果になることが多いし、外人騎手ではその頻度がさらに高いというのも、覚えておかなければらないね。

 

<菊池> では、上位馬を振り返りましょう。

 

ネオリアリズム

 

<菊池> やりました。久々にやりました。5番人気でしたが。

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<菊池> 誤字がありました。小倉記念じゃなくて、小倉大賞典組、ですね。すみませんでした。

 

<京介> これは菊池くんお見事!札幌22勝の内容は、自分は流れが違うだろうからと軽視したんだけど、バカに出来ないものなんだなあ~。

 

<菊池> また単勝は買い忘れましたが…。 

<京介> 重賞未勝利馬の気性難。だけど、ヌーヴォレコルト(G1他重賞勝ち多数)やヤマカツエース(重賞3勝馬)がいたのに、総合的に判断してメンバーレベルが微妙だと思えたのは確かだしね。あと、函館記念は、ティータン騎手じゃなければもうちょっといい競馬でまとめられていたんだろうね。

 

<菊池> さて、今回のパドックでの状態はいかがだったでしょうか?

 

<京介> 決して細いわけではなかったと思うんだよ。腹袋がどっしりして、腰の強さは健在だった。けど、前走も緩いという馬体じゃなかったけどね。小倉大賞典で激走した水準の馬体重だったし、あの時現地の伊原くんもパドックで本命を打っていたぐらいだから。

 

<菊池> ポジティブな要素は複数ありましたが、勝つまでとは。

 

<京介> ルメール騎手がこの馬の掛かり癖を十分に解釈していて、札幌で上手く勝たせていた履歴も大きかったんだろうけど、勝ちきれたのは今日の馬場状態がこの馬の逃げにとってプラスに転じたことだよね。今回の流れは、逃げ馬不在のメンバーで逃げたから、とまとめていいレースラップじゃないもの。

 

<菊池> そうですね。

 

<京介> 基本的にグリップも非常に悪くて、本来のスピードをかなり削がれる状況だったから、結局決め手がいつもより落ちるのなら…と言う逃げ有利状況はあったはず。ただこの馬のハイペース向きの資質と体力・性能からして、掛かるのを後ろで御しきろうと思わず前で受けてもいいとする、騎手の勇気や胆力があったのなら…というところなんだろうね。今回はそれが実現できたと。

 

<菊池> 内枠を率いる態勢になっていたマイネルフロストに逃げる気がなかったのも大きかったかと。作戦として逃げていないからこそマークもされませんし。

 

<京介> 良馬場のハイペースなら、もう少し道中の摩擦が高くなるから、こうも配分が楽にはならないはずだよ。

 

<菊池> 次走以降はいかがでしょうか。

 

<京介> やっぱり気性難が課題だよね。折り合いさえつけば後半に脚を使えるとは言っても、ある程度流れてほしいし、騎手がアレだと困るわけでしょ。この馬が人気の中心になった場合、取り囲んでペースを落とせば自滅するから、負かすのが簡単というのもある。

 

<菊池> 今回は色々と上手く行き過ぎたフシがありますね。

 

<京介> また気性難に関連するかわからないけど、未だにデキが安定しないのも一つ問題でしょ。中山金杯の馬体なんかはホント酷かった。反動が出やすい体質のようだし、馬体重もしょっちゅうブレる。高いポテンシャルはあるけど、なかなか軌道に乗らないしイライラさせられる画は十分イメージできるよ。

 

モーリス

 

<菊池> 安田記念以来の一戦でしたが、仕上がりはどう映りましたか?

 

<京介> いや正直言うと…抜群に良かったんじゃない?安田記念がかなり悪かったと思う。腹筋が緩んでいたからね。あれと比べれば全然違うわ。お尻の頂点の肉も十分だし、他の中距離馬よりもさらに後肢を伸ばせて歩けていた。

 

<菊池> 折り合いに専念した結果、中団からの競馬になりました。しかし、ちゃんと折り合いましたね。

 

<京介> チラッと行きたがる仕草を見せたのはあるけど、向正面では全く問題がなかったね。

 

<菊池> 差しきれなかったのは、馬場か、それとも距離か…ですが。やはり折り合ったとは言え最後はレインボーラインに迫られたように、本質的には2000mだと長いですよね。

 

<京介> でも敗因の7割は馬場は馬場だと思うよ。グリップがかなり悪い馬場状態だったし、コーナーでスイスイ押し上げられなかった時点で能力半減、ぐらいの解釈はしないといけないでしょ。マイラーは基本的に高いスピード性能あってこそ強さを見せる馬なわけだから。

 

<菊池> これで距離を克服したとするのはどうでしょう。モレイラが乗っても、モーリス本来の走りが見られたとは言い難く?ということを重視したいと思います。

 

<京介> う~んどうかな?今回の競馬を広く見て、全馬バテバテになってしまう馬場状態だったし、実績最上位のヌーヴォレコルトも序盤から追っ付け最後は流れ込みだった。本来の走りはモーリス以上にみんなできていない。この程度のメンバーだったとはいえ、2000mだったら重賞23勝馬クラス相手には、まだ体力で勝てるとポジティブな解釈をしてもいいんじゃないのかな。

 

<菊池> そうですか。

 

<京介> ひとまず天皇賞秋を目指してくれるのなら、毎日王冠は余裕、本番も十分勝負になる…ぐらいの展望は描いてもいい、ぐらいには自分は思ったね。

 

 

レインボーライン

 

<菊池> 最後まで4番人気。相対的に選びにくい馬が多かったせいかもしれませんが、しっかり評価されましたね。

 

<京介> いや自分も結構舐めていたんだけども。パドックの横並びで、痩せて見えるぐらいビシッと仕上げたヌーヴォレコルトよりも、いい姿勢いい踏込みで歩けていたね。体が増えて本当に良い造り・良い姿勢になったと思う。背中が全くブレてなかった。距離こそ未経験だったけど、お釣りなく馬体が枯れてたあのダービーであれだけ戦えれば…と言う足し算で良かったのか。

 

<菊池> 道中は後方からの競馬でした。

 

<京介> これは仕方ない。福永騎手も完全に手に入れているわけではないし、福永騎手の解釈ではいい脚一瞬タイプなんでしょう。けどここまで重馬場上手いとは。確かにアニメイトバイオは渋った馬場で重賞を3度も好走しているし、この馬自身蹄は立っている馬だけども。

 

<菊池> 秋に向けて収穫のある競馬でしたね。

 

<京介> そうそう。唯一の54kgだったとはいえ、モーリスを追いかけてラスト1Fは最速の脚だろうし、線細すぎの状態から脱したのは大きい。東京スポーツ杯2Sで露骨に見劣りしたのが懐かしいなあ。背中の筋肉弱すぎた馬だったからね。

 

その他

 

<菊池> ヌーヴォレコルトは4着でした。敗因はどのあたりでしょう?

 

<京介> 武豊騎手の騎乗停止からすぐ吉田隼人騎手にスイッチできて、吉田隼人騎手も追い切りで2回も騎乗できたし、当日の馬体重も理想なぐらいではあった。準備としては結構いい所だったと思うんだけど…。重馬場大丈夫かと思いきや体力で上回れなかったね。ここまでぬかるむ馬場ではあの薄いベタ蹄では厳しかったのかな。

 

<菊池> ヤマカツエースは一旦ヌーヴォレコルトより前に出たものの、最後は差し返されました。まだ状態が本物ではないですかね。

 

<京介> レース展開を見れば、全馬バテてしまう流れでただ前に行けた分、となってしまう。ヌーヴォレコルトに競り返されてしまっているし。先行させたのは偉いけど、次走すぐ飛びつける内容でなかったのは確かだと思うよ。ただやっぱり、スンナリ先行出来る動きが戻ったのは、馬体重がこの480kg台に戻ったのも大きいと思う。重たいとテンに行くのもできなくなる、とは考えた方がいいかな。

 

<教訓まとめ>

 

・やはり外国人騎手が凄い、とまとめがちなレース内容だったが、ルメール騎手に積極主張を確信させた馬のデキの良さ&馬場対応の上手さ(返し馬での反応)も見逃してはいけない。読みにくい状況でもうひと押しがあるのは、やはり厩舎の実力ではないかと改めて思い知った決着だった。この日の堀厩舎は札幌記念でワンツー、北九州記念でも穴馬で重賞制覇と素晴らしい結果。

 

・札幌競馬場のやや重発表は眉唾で見ること。雨が降れば質がすぐ変わってしまう芝なのに、馬場発表はビビッドに対応できていない。

 

・常にテンに速いラップが刻まれやすく、3コーナー手前から捲りが来れるかどうかというレースなので、体力や厳しさが問われやすい。勝ち馬の走破タイムが2分を切る速い決着だと差し馬有利になりがちで、2分を超す時計の掛かる決着だと前残りの穴が出やすいのがこのレースの傾向。今後も重なら前有利と考えたい。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・ハギノハイブリッド

…仕上がりはかなり良いと感じたが、お尻が小さく全体に薄い造りの馬。パワー必須のこの馬場状態も良くなかったか。徹底平坦の札幌は苦手の部類に入るのかも。スタート後に挟まれて位置取りを下げ、鞍上も勝負所で消極的過ぎた。

 

<菊池>

・ヒットザターゲット

…とにかく道悪がダメな馬。今回の結果は度外視可能で、また適条件なら。アルゼンチン共和国杯あたりまで待つことも視野に。

 

~~~

 

<菊池> では、今回はここまでです。今週は新潟2歳S&キーンランドカップを展望していきましょう。

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