金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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構成作家。コント(アニメ)・イベント・競馬・貝社員。最近は競馬の仕事が多めです(多少のお喋りも) 「競馬チェック」、ニコ生公式ch・AbemaTV Fresh!の「【レース直前・競馬ナマTV】生放送」のMC、雑誌:『競馬大予言』(笠倉出版)にも掲載させてもらい、日々楽しく真剣に競馬をやってます!

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京介・菊池グリグリの「エルムステークス回顧!」
お礼1
2016/08/16 18:16:00
テーマ: 重賞回顧

JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  

週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。


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新感覚の競馬新聞・『競馬チェック』については、こちらから

京介・菊池グリグリの「エルムステークス回顧!」

 

<菊池> 日曜日の札幌ではエルムSが行われました。こちらも回顧していきましょう。

 

エルムステークス回顧

エルムSの展望トークはコチラ

https://regimag.jp/s/blog_publisher_view/detail/blog/725/entry/ 72376

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 札幌も雨が降らなくて乾燥したダートでしたね。

 

<京介> レースのゲート入りの時ももうもうと砂煙が立ち込めていたように、かなり乾燥していたようだね。アナウンスからも結構強い風が出ていたようで。

 

<菊池> 新潟と同様に、少々の散水では抑えきれないですね。

 

<京介> この日の札幌ダートは土曜と違って、差しが毎レース決まっていたのが特徴だけど、その差し馬を特定しにくいというか、コーナーで上手く駆けあがれた馬が上がり最速を記録するという感じだったから、「強い差し馬が力を発揮しやすい」馬場とは違ったと思う。

 

 

<パドックについて>

 

<菊池> 順調に使われている馬と、久々の馬とがいましたが、パドックの映像はどのような印象でしょうか。

 

<京介> 札幌はやっぱり滞在していて出来が上向くことは少ないな、とは思ったよ。どんどん痩せて行くばかりだし。改めて馬体を見直してリッカルドは背中がしっかりしている方だな、と思ったけど、今回連対した2頭は1週前まで美浦や栗東にいた馬だよね。昨年は決してこんな様子じゃなかったんだけど…。

 

<菊池> そうなんですよね。滞在とは呼べない調整過程で。

 

<京介> それにモンドクラッセも、抜群に良いとはちょっと思えなかったな。あくまで重賞で見るいつも通り、すなわちあまり変わっていない様子で、ここ一番ではなかったはず。

 

<菊池> うーん、そうですか。

 

<京介> エルムSは地の利があまり活きないレースだけれども、リッカルドがそんなに負けてないように見えてしまうぐらいだから、滞在はむしろ不利と思った方がいいレースなのかも。でもジェベルムーサの調整過程は非常に良いと思っただけに、一体どうしたものか…。

 

<菊池> いやー、今年だけでそこまで決めるのはどうでしょう。ところで、レース前の大きなポイントとしては、1番人気のモンドクラッセに騎乗予定だった三浦皇成騎手が当日に落馬で負傷してしまい、柴山騎手に急遽の乗り替りとなりました。

 

<京介> この落馬はかなり危なくて、落馬した三浦皇成騎手が後続の馬と衝突したような様子にも見えるし、ホント心配だわ。そして柴山騎手への乗り替わり、これもどうなのか…。その日曜7Rの落馬事故で共倒れ落馬した騎手でしょ。万全の柴山騎手だったようには思えないんだよなあ。

 

<菊池> 三浦騎手は胸部打撲、肋骨骨折、外傷性気胸という診断です。ちょっと長引くかもしれませんね。

 

<京介> おまけに柴山騎手は、この事故がなかったにしても、この札幌開催での調子が悪かった。1~3番人気に10鞍乗って2着が2回だけ未勝利と言う成績。勝浦騎手や菱田騎手、丸山騎手やらいたし、ベターな選択だったとは、ちょっと思えないけどなあ。

 

<レース展開について>

 

<菊池> 概ね揃ったスタートでした。

 

<京介> モンドクラッセはゲート入りを最後にしてもらえたのはラッキーだったよね。一番の好スタートを決めたのはロワジャルダンかな。モレイラ騎手は他馬よりも良いスタートを決めて仕掛けず楽に好位、と言う運び。

 

<菊池> 8枠2頭もスタートを決めて、11番モンドクラッセに急遽騎乗した柴山騎手も逃げの手に出ました。

 

<京介> これが持ったままの逃げなんだからやはり速い。クリノスターオーは出遅れたのかと最初勘違いしたわ。モンドクラッセが速かったというわけだね。

 

<菊池> 12番クリノスターオーも外から2番手を伺っていきます。そして、10番ショウナンアポロンは、2頭をやり過ごして外から、という態勢。

 

<京介> ショウナンアポロンは追っ付け追っ付けでも行けないんだから、本来この距離ではスピードが足りないね。

 

<菊池> 1コーナーは11番モンドクラッセが先頭で、12番クリノスターオーが2番手。そして内から2番ヒラボクプリンス、5番ロワジャルダン、10番ショウナンアポロンの3頭が3番手で並んで行きました。

 

<京介> だけど外枠のモンドクラッセが行き切って、2番手にはクリノスターオーが蓋をしているんだから、隊列は外枠の馬がリードしたと考えていいし、行ききれずに2列目半以降に位置取りを下げた馬はちょっと不利だった。

 

<菊池> その後の中団は4番リッカルドが先導。その内に3番ジェベルムーサがいて、その後ろに9番ブライトライン。後方は人気薄の3頭、という隊列でした。

 

<京介> ジェベルムーサは昨年のように出遅れ後方からかと思っていたら、スタートをほぼ同時に出て、中団内で落ち着いてしまった。

 

<菊池> 逃げ馬の鞍上が乗り替りだったこともあってか、ペースは落ち着きましたか。向こう正面で動きたかったジェベルムーサが、内に閉じ込められてしまって思うように捲れなかったのもペースが落ち着いた要因ですね。

 

<京介> そうそう。本来は2コーナーで動き出す馬がいるから、モンドクラッセの立ち位置が厳しくなるんだけど、ジェベルムーサの捲りはこれで封じられている格好。息を入れて追走しているにしても、これでは向正面で仕掛けられない。

 

<菊池> リッカルドが外から壁になるような形でした。

 

<京介> あと、ロワジャルダンのモレイラ騎手も、2コーナーで手綱を引っ張り切り。中盤から仕掛けるような考えはなかったような待ち方だったね。そして本当は、リッカルドのような捲りが来る前に、ショウナンアポロンが押し上げていくべきだと思うんだけど、この距離では追走スピードが足らずそれができない。

 

<菊池> 外からポジションを上げていったのはブライトライン。そしてその後ろからリッカルドでした。この捲くりを受けて嫌気を出したのか、ショウナンアポロンは早々に後退してしまいした。

 

<京介> うーん、確かにレースを良く見直すとバテての後退じゃないね。気の悪さが出たという崩れ方だった。

 

<菊池> 4コーナーでもモンドクラッセは手応えが楽。懸命に押して押してクリノスターオーがこれについて行く形。そして、外から一気に前に追いついていけたのがリッカルドでした。

 

<京介> スピードで若干劣っていたクリノスターオーは、これだと態勢不利だろう、と思えたよね。リッカルドの捲りの後をジェベルムーサが押し上げてくるんだけど…。ちなみにこの4コーナーの時点で、ロワジャルダンも抜群の手応え。壁に隠れて仕掛けを待っている様子。

 

<菊池> その2馬身後ろあたりまでようやくジェベルムーサが追いついてきたというところですが、この馬にとってこの仕掛けでは間に合いませんね。

 

<京介> そうなんだよね。必死に追っているんだけど、コーナーの勢いからはエンジン掛け損ねという脚色だったね。

 

<菊池> 直線、粘るモンドクラッセに並びかけたリッカルドと2頭が追い比べ。残り100mあたりで、リッカルドがモンドクラッセを競り落として先頭に。

 

<京介> リッカルドが伸びてきた真後ろに開いた所から、ロワジャルダンもいいタイミングで追っているんだけど、これだとスピードに乗せきれない。これでもう2頭の一騎打ちか、と言うムードに思えたよね。だけどここからクリノスターオーが耐えて巻き返してくる。

 

<菊池> クリノスターオーは前走でもそうでしたが、手応えが怪しくなってからしぶとい馬。今回も、最後に苦しくなったモンドクラッセを交わして2着に浮上しました。

 

<京介> モンドクラッセはあの手応えで行っていたのに、最後交わされちゃうのか、というのがレース全体を見通しての感想だね。3コーナーの捲りはあくまでペースなりで、ラップ急変を引き起こすほど乱したわけではないのに。

 

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は1分43秒5。乾いたダートとは言え、思ったより全体時計が遅かったですね。ただし、レースの上がり3F36.3秒と速かった。要するにスローの上がり勝負になったと。

 

<京介> 隊列が1コーナー手前で決まって、向正面での急な仕掛けではなかったし、ジワリとしたペースアップ。結局逃げと2番手が前で踏ん張っているから、完全に前の2頭の思惑通りに運んだレースだった。

 

<菊池> 外からの捲くりも覚悟していたけど、誰も来なくてアレアレ?という面もあったのではないでしょうか。

 

<京介> それに決して隊列も縦に長いわけではなく、3コーナー以降は2列目が常に4頭ほどでの雁行。馬群の内にいてロスなく運ぼうとした馬にとっては、動きにくい流れだったね。ラップ自体は一貫して流れていて遅いわけだから、例年よりも動きが少なすぎた流れだったと言える。ジェベルムーサは馬場の差もあれど、昨年よりパフォーマンスを大きく落としたと判断したい。

 

<菊池> ジェベルムーサが外枠ならレース結果も違うものになった気もしますが。では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

リッカルド

 

<菊池> 準OP勝ちからの連勝で、一気に重賞制覇となりました。

 

<京介> 準オープンどころか1000万でもかなり足踏みしていたし、1年前の天の川S(福島ダート1700m)で負けていたから、前走の勝ちは1700m適性ではない。7割戸崎騎手のおかげだと思っていたんだよ。1700mの持ち時計が全然足りないよね、と。

 

<菊池> うーん、そうなんですよね。前走1着自体は高く評価すべきレースなのですが、この馬の履歴で、1600万下→重賞を連勝するとは予想しにくかったです。

 

<京介> 改めて戸崎騎手の福島効果は強烈だなと解釈していたのに、この結果からすると実はそうではなかったと。馬自身が充実、ランクアップしていたってことだね。

 

<菊池> そういうことでしたね。もう少し片鱗を見せて欲しかったですが。

 

<京介> 黛騎手、かつ重賞メンバーで楽に動けるんだから。これは自分に反省でしたわ。追い切りの映像を見て先入観があったのか、別に良くない…と思ったのがすべてだった。直前まで美浦で追っていて、輸送した直後の週の追いきりなら、強くやらないよね。流すだけで当然だわ。

 

<菊池> やはり格より調子の重賞ですね。しかし、この馬だとは…。

 

<京介> いや、過去の履歴からはリピーターも強いはずのレースだと思うよ?むしろ前走準オープン勝ち馬は、なかなか来ない方だったと思う。今年は人気馬の騎乗にミスがあり、レース展開のツボにハマった乗り方ができたのがこの馬だった、と言う感じだと思う。あと、人気馬の調整過程がどれも良くなかったんじゃないかな。そうじゃないと別路線組がこんなにハマるとは思わないし。

 

<菊池> フサイチリシャール産駒にとっては、これが中央の平地重賞初制覇になりました。

 

<京介> そうなんだよ。障害でも重賞勝ち馬(ニホンピロバロン)を出したし、これが平地重賞初制覇。とにかく集中している時にクラスの壁をどんどん突破していくのが特徴だね。フサイチリシャール自身も、朝日杯を制するまでの印象が強いけど、古馬になっても重賞を勝てていた。産駒も早熟だけに終わらず、古馬になっても成長力があるじゃないの、と言うのが驚き。

 

<菊池> そうでしたね。意外性のある一発タイプでもあり。

 

<京介> だからこそ、廃用にしたのがホント勿体ない。2014年を最後に供用停止となっているね。サンデーサイレンスが近いから相性の合う馬を選びにくいというのはあったかもしれないけど…。未勝利でチラホラ勝ち上がる馬も多いし、スピードがなさ過ぎたという感じではないんだけどな。曲がり脚が出やすい印象が悪かったのかね。

 

<菊池> 廃用になっていたんですか、それは知らなかった。

 

<京介> それと付け加えると、黒岩陽一厩舎は、ミュゼエイリアンに続いて重賞2勝目。これまであまり重賞挑戦に積極的ではない方の厩舎なんだけど、重賞に挑戦させた4頭のうち3頭が即通用している。陣営の手応えアリの格上げ挑戦は買い、という厩舎だね。

 

<菊池> これは面白い傾向ですね。今後も通用しましょう。さて、この秋はどうでしょう?

 

<京介> 自分としては驚きの激走、と言う感じだったから、伸びしろも結構あるんじゃないかな。馬体はそれほど見映えがせず、張り艶もわかりづらい方で、おそらく穴人気程度で落ち着きやすいタイプだと思うけど、力は付けているはず。それに中山コースをかなり得意としているのは大きいね。ミュゼエイリアンのように、いろいろな条件を試した末に中山に戻って激走、と言うパターンに注意したい。

 

 

クリノスターオー

 

<菊池> このレースは3度目の挑戦。2着→4着→そして今回2着。

 

<京介> レース展開は理想な運びなのに、勝負所でどうしてもズブくなる。その時に被されたり位置取りが悪くならなかったから、最後に盛り返せた、と言う判断はすべき。あの手応えの苦しい4コーナーで、もっとわっせわっせと捲られる流れにならなかったのは良かったよね。

 

<菊池> 幸騎手とのコンビでは、手堅く走ってきますね。

 

<京介> 幸騎手は他の騎手にこの馬のツボを絶対教えてなさそうだよね(笑)。

 

<菊池> 今後はどう扱うのがいいのでしょうか。

 

<京介> スタミナがある程度保証されているのは信じていいけど、見ての通り勝負所で無駄にズブさを出してしまうから勝ちそびれてしまう。スタミナがある先行馬、ただし2~4着の扱いで今度も取り扱えばいいんじゃないかと思っているよ。

 

モンドクラッセ

 

<菊池> 状態としてはどうだったのでしょう。

 

<京介> 抜群に良くはなかったけど、あまり良くないという水準ではない。特にこれまでの重賞挑戦の時と変わらずと考えて良さそう。

 

<菊池> ちょっと落ち着いたペースにし過ぎましたか。このあたりは手替わりの影響が大きいかと思います。

 

<京介> と言うか個人的には、無事だったとはいえど落馬した騎手を急な乗り替わりで乗せる陣営のセンスがわからないわ。どんな痛みを隠しているかわかりゃしないのに…。

 

<菊池> そこは確かに…。ところで、この馬自身ですが、もっと速いペースで飛ばしたほうが良いタイプという解釈でいいでしょうか。

 

<京介> 柴山騎手は上手く息を入れて、捲りにも楽に対応していたように見えるよ。正直言ってなにも厳しくはないよね。だけど、これまで無敵と思えた北海道のダート1700mですら、いつもと同じように競り負けてしまうわけだから、扱いが楽で誰でも上手く力を発揮してくれる保証がある馬じゃない、というのはあるね。

 

<菊池> そもそも急遽の乗り替り、テン乗りってのは厳しい条件ですよね。

 

<京介> それに厩舎もちょっと悪いんじゃないかと思うわ。これだけの馬をしっかり鍛えられてない、と言う部分はあるんじゃないかと。

 

<菊池> 厩舎ランク的には下位の厩舎ですし、厳しいですね。

 

<京介> あと、現地でやたらと無敵だなんだと逃げ馬を盛り上げるムードになってしまうと、それに立ち向かう陣営も相当攻略してくるし、かなり注目されてしまう逃げ馬の弱みというのは大きいのかもしれないね。この馬は3番人気になる程度のムードの方が押し切りやすいんじゃないか。

 

その他

 

<菊池> ロワジャルダンは4着に敗れました。

 

<京介> このレースの特徴を、さすがにモレイラ騎手は知らないでしょう。レース運びはパーフェクトだったと思うよ。最初に抜群のスタートを切る、脚を溜めて2列目で運んで4角でもハコ内でロス無し。

 

<菊池> 確かに、重賞単位でのツボを押さえていないというのは割引材料として大きいですね。

 

<京介> けど、エルムSのあの4コーナーは、捲り切ってトップスピードに乗り切った馬が遥かに有利。教科書通りの乗り方がハマりにくい条件、というのはあると思う。馬の評価も下がらない。ただ、捲りが決まってしまって4コーナーでまだ進路が閉じていた。その差なんだよね。

 

<菊池> ジェベルムーサの状態は良さそうでしたが。

 

<京介> これもスタートが決まったことで、よそ行きの競馬になってしまったのかなと。向正面でも手綱を抑えているぐらい手応えは良かったはず。トビが大きい馬だけに、2コーナーでエンジンを始動させているぐらいの仕掛けの方がいい。だから、この内枠を引いたことで、レースの組み立てを誤ってしまったことが、大きな敗因でしょう。

 

<菊池> 確かに、スタートが良かったことで内の良い位置(この馬にとっては良くない位置だった)ということになってしまいましたね。

 

<京介> ただ、今年の札幌は直前の2週間が相当暑かったから。早くに滞在して調整するアドバンテージが本当になかった、と思った方がいいかも。岩田騎手が乗れてなさすぎるのも心配。

 

<教訓まとめ>

 

・日程がチョコチョコ入れ替わるとは言え、過去の集計上も前走マリーンS&大沼S組好走馬は、毎年期待値割れしていて好走も少ない。同じ1700mでも坂の上下がある函館とは、脚の使い方が違うだけに。

 

・引き続き今年も、4角で先頭圏内にいる馬が勝ち負けし、2列目内で待っている馬や、捲りが半端で1列後ろにいる馬では及ばなかった。早仕掛けをできるか否かは大きなポイント。外枠の先行馬はやや有利で、過去10年で1~3枠の馬は成績が悪い。

 

札幌で捲れる仕掛け勘が冴えている騎手でないと、勝ちきる期待はしにくい。人気馬に騎乗していてもスポット参戦の騎手は人気以上の結果を出しにくい。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

ロワジャルダン

・追い切りから完歩の小さいピッチ走法なのが明らかな馬。今回のようにインベタ騎乗でこそ、と言うタイプなので、レースの性質に合わなかった。復調はしている。秋の中山ダートはかなり良いと思うのだが。

 

<菊池> 

ショウナンアポロン

…同型不在の1800m以上でないと好走できず。揉まれ弱いので隊列読みで怪しい時は相手まで。馬自体が良くなっていることは確か。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末は札幌記念と北九州記念を展望していきます。

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