金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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構成作家。コント(アニメ)・イベント・競馬・貝社員。最近は競馬の仕事が多めです(多少のお喋りも) 「競馬チェック」、ニコ生公式ch・AbemaTV Fresh!の「【レース直前・競馬ナマTV】生放送」のMC、雑誌:『競馬大予言』(笠倉出版)にも掲載させてもらい、日々楽しく真剣に競馬をやってます!

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JRDB関東パドック担当。関東圏で真剣に頑張ってます。
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単行本が発売中。「京介式馬券 厩舎ランク」http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%AC%E4%BB 
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京介・菊池グリグリの「マーメイドステークス回顧!」
お礼1
2016/06/15 07:30:00
テーマ: 重賞回顧
JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  
週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。

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京介・菊池グリグリの「マーメイドステークス回顧!」

 

<菊池> 日曜日にはマーメイドSが行われました。こちらも回顧していきましょう。

 

マーメイドステークス回顧

 

<天候・馬場について>

 

<京介> いや~、予想してた雨が全然降らなかったね。日曜日は晴れてたわけじゃないんだけど。

 

<菊池> 土曜日から雨が降るもんだと思っていたら、ずいぶんズレ込みましたが、日曜日の午後から降りました。

 

<京介> しかも、ちゃんと雨がポツポツとやってきたのは7~8Rぐらいからか。ゴール板前の最前列で見ている人が一斉に傘をさすようになったのは、その後の9Rぐらいからだね。

 

<菊池> 降り出しも遅かったし、強くもなかった感じですかね。

 

<京介> メインレースではパドックでも馬場の方でもしとしとと雨が降ってる様子っぽくはあるんだけど、どしゃ降りではないし、これは馬場の表面を湿らせるかどうか、ぐらいかな。けどちょうど馬場の変わり目に差しかかる状況だったのは間違いない。

 

<菊池> ふむ。

 

<京介> 9Rは明らかに良馬場のままと言える決着だったけど、メインのマーメイドSは最後の直線で馬群の内にいた騎手のヘルメット・ゼッケンが軽く汚れていたようだし、急に馬場が緩んで悪い馬場に変わった…かどうか微妙な感じの馬場だったのはあるね。

 

<菊池> 当然、発表は良のままですけど、その通りには受け取れませんね。

 

<京介> 差し馬に乗った騎手のレース後コメントからは、やっぱり雨が来て馬場が緩かった影響は出ていた、と感じる内容が多かったね。

 

 

<レース展開について>

 

<菊池> スタートは、ややバラつきましたね。内で人気の1頭、ナムラアンが煽り気味かつ寄られるような態勢になりましたか。

 

<京介> アカネイロが斜め右に飛び出るようにスタートを切ってしまって寄られた格好だね。ちなみにこういう物理的な不利をJRDBでは集計していてちゃんと計算もしてるんだけど、「スタートの接触はあって当然」という前提なのか、騎手もあまり談話で表に出ないし(レース途中や直線の出来事の方が強く記憶されがち?)、制裁対象としてもほぼ出ないんだよね。3頭以上に影響を与える不利だった時に、戒告以上が出るぐらいか。

 

<菊池> 先手を主張したのは7・8枠の3頭。ただし、ゴール板手前で勢いのついた14番シャイニーガールが敢然とハナに立ち、譲ってリラバティが2番手。内からコーナーワークでココロノアイがこれに並んで交わしていきました。

 

<京介> 外から主張した3頭はどれもスタート直後からビッシリ追っ付けていたね。シャイニーガールは前回田中勝春騎手がしくじって掛かった大逃げだとばかり思ってたから、今回押して逃げを再現するとは思ってなかった。厩舎としてはこういう競馬で活路を見出すつもりだったんだなあと。

 

<菊池> 行き脚がついたら、短距離馬らしいスピードであっという間にハナでした。

 

<京介> ココロノアイの横山典弘騎手は、ここで積極的に行ったのは意図した先行だと思う。

 

<菊池> そのあとにウインリバティ。2コーナー過ぎでは巻き返してナムラアンも5番手あたりま浮上してきました。

 

<京介> これはナムラアンだけじゃなく、周りの中団差し馬勢も固まって動いてた印象だね。馬場が緩いと感じている状況で、逃げ馬~2番手が単騎のままじゃ絶対まずいから。

 

<菊池> シュンドルボンは中団やや後ろの外を通っていましたね。

 

<京介> そう、自分の周りにいた馬が一斉に前へ行って、内にも外にも進路を確保しやすい形で進んでいた。ただ、3コーナーに進入する手前から、もう外から動くと決めていたみたいだね。

 

<菊池> 前半1000m通過は59.6秒。馬場を考えるとまずまず流れていましたよね。

 

<京介> 馬場の変わりしなだから、実際どうだったかは難しいなあ。けど当日の3歳未勝利芝2000mで、20秒4が出る馬場だったから、馬場が緩くなってると思っても強気に行かなきゃいけない逃げ馬が、むしろペースコントロール難しい状況だったかな。

 

<菊池> 4F目が12.6秒だったものの、その後は12.1秒―12.1秒―11.9秒―11.6秒―11.6秒。最後の1F12.5秒でしたが、中盤以降は息の入らない流れになりましたね。

 

<京介> 馬群は向正面から早くも詰まっているし、後続集団の蹄音の大きさが迫ってきてる感じでプレッシャーは凄かったはず。3コーナーで既に隊列は入れ替わってるし。

 

<菊池> このペースでしたから、シャイニーガールは3コーナーでは早くも一杯に。2番手からリラバティが先頭に立ちます。

 

<京介> 仕方なくバトンを受け持った、と言う感じだけど、もう少し楽に行きたかったろうね。鞍上の手は4コーナー進入する前から動いていた。

 

<菊池> シュンドルボンはこの速い流れの区間を外から捲って1列目まで浮上。ただし、さすがに坂で息切れしてしまいましたね。

 

<京介> いや、あの流れならあの仕掛けでいいと思う。半端な捲りで構えている先行馬の可能性を封じているし、斤量通り力のある馬なので、惰性が付くように動かないと。ハンデ戦で強い競馬をして負けるのは仕方のないことだから。これで、結局道中2番手でかつ3角先頭の馬が勝ったわけだから、改めてあのポイントで動いておかないとまずかった。

 

<菊池> 一旦は交わされかけたリラヴァティがもう一度盛り返し、外から道中は最後方で脚を溜めていたヒルノマテーラが追い込み。

 

<京介> その他でも、4角から直線にかけてバテた馬との交錯で不利を受けた馬・詰まった馬が数多くいた。その関係もあって、早くに先頭を切った馬と、馬群の大外を回した馬に最後流れが向いた格好だね。いわゆる「馬群の外」にいた馬だ。

 

<菊池> そして、ゴール前まで脚は続いていたココロノアイがもう一度浮上して3着。

 

<京介> ずっと逃げ馬の後ろに隠れ、シャイニーガールがバテてからもハコ内を確保。直線の追い出して反応が渋った感じだけど、ラストハロンが急に落ちた場面で脚を伸ばしたね。2分を切る決着だったけど、緩急があまり効かない、ダラダラした脚を使うタイプを、上手く捻じ込めた騎乗だったね。普通にレースの組み立てを考えず中団待機してたら、脚色一緒で終わっていたわこれ。

 

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は1分59秒3。過去10年で2番目の好時計でした。雨の影響はあったと思いますが、引き続き芝は高速馬場だったと見たほうがいいですかね。

 

<京介> 芝自体は、雨でスピードが大きく落ちるほど渋ったりはしなかったということだね。だけど雨で反発力があまりなさそうな状況だと騎手が判断したことで、レース展開に影響があったことは確実じゃない?パンパンの馬場のままだったら、おそらくシュンドルボンのあの仕掛けはなかったし、先行馬がわっせわっせと動いて3角から不利受ける馬が出る、なんて脱落戦にもならなかったと思う。

 

<菊池> そうですね。シュンドルボンの動きには影響しているかも。さて、今年も軽ハンデ組。それも53キロが勝ちました。53キロは3連勝中。この10年で7勝です。

 

<京介> それとパールS組のワンツーだったことには触れておこう。レッドオリヴィアとアカネイロも、直線で露骨な不利を受けてなければ…という勢いはあった。

 

<菊池> 2頭とも、進路を確保できませんでしたね。昨年の展開だったら違っただろうに、という面も。

 

<京介> 相変わらずこのレースは、斤量を背負う馬が何か裏目を引く役に回ってしまって、何かに恵まれた軽量馬に流れが向く。そういう決着が多いね。

 

<菊池> では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

リラヴァティ

 

<京介> これは菊池くん、推奨お見事!


<菊池> ありがとうございます。推奨の穴馬にもあげましたが、履歴や字面の傾向からはこの馬が満点でした。

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<京介> 傾向通り!と言える馬が案外世間の注意から微妙に避けることになったのは、やっぱり昨年このレースを敗れていることが原因なのかな。自分は松若騎手??というのがあったけど…。

 

<菊池> 厳しい流れでしたが、ラチ沿いでロスを抑えられたのは大きかったですね。

 

<京介> 明確に緩んだ箇所はなかったと思うし、脚を溜めていたか?と言われると微妙な感じ。それよりは、リラヴァティが早めに先頭に押し出されて苦しくなったかのように見えて、中盤から先行馬や差し馬も、早めスパートの展開に巻き込まれる流れになったからこそ、最後の惰性勝負になって、軽量と内外の差が出たのかなと解釈しているよ。

 

<菊池> メリハリのきいた競馬では脆いのでダラダラと脚を使う展開の方が良いタイプですね。

 

<京介> だけどシンハリーズの仔はやっぱりどれも凄いねえ。この馬は一度3歳クラシックでもう重賞では足りないか、と思わせておいてまだ通用する所を見せたから。

 

<菊池> ラジオNIKKEI賞なんかと同じで、このレースを勝つと先々の活躍が難しいのも事実です。この後はどうでしょうね。

 

<京介> いや、むしろ似たような質のレースでまた出し抜け好走があるんじゃないかと期待するけども。この馬自身が好走した、福島牝馬Sなどで再激走があってもいいんじゃないの。

 

<菊池> まぁ、来年まで待てばそういうレースもありますけども。

 

<京介> 無茶な大逃げキャラがいる時の前有利馬場、雨、その他ハンデ戦やら、紛れが起きる馬場で、と言う扱いにはなっちゃうけどもね。

 

 

ヒルノマテーラ

 

<京介> パールSでも外ロス不利があったんだけど、追い切りが素晴らしかったんだよね。

 

<菊池> 道中は最後方でじっと溜めていましたね。

 

<京介> 序盤は離れた最後尾を追走してた、ということは、馬群の広がり方次第では内からのワープを狙う考えもあった感じだね。

 

<菊池> あと一歩及びませんでしたが、ほぼ完璧なレース運びだったかと思われます。

 

<京介> 流れとしては見事だったけど、メイショウマンボが4コーナー終わりまで押し上げられていたら、もうちょっと鋭角に直線に飛び込めたはず。あれがもったいなかった。

 

<菊池> ちょっとだけ噛み合いませんでしたか。どうしても後ろから行く分のリスクというか、仕方ない面もあります。

 

<京介> 四位騎手自身はパンパンの良馬場だったら…と言う談話だったけど、勝つチャンスはもっと降った方があったんじゃないかと思う。どのみちワンチャンス狙いの騎乗だったし。

 

 

ココロノアイ

 

<菊池> 今回は12キロの馬体増がありました。

 

<京介> 細身で脾腹寂しいぐらい絞った方が激走しがちなステイゴールドの牝馬だけどもね。この馬は450kg以上の体格があって、腹袋が目立った方がいいタイプだと感じる。胴回りがどっしりした方が、この馬の場合はトモにも幅が出ていいんじゃないかと思う。

 

<菊池> 横山典騎手は、この日この一鞍だけの騎乗でした。それでも、ほぼ完璧な内容だったように思います。

 

<京介> 結局は馬場は内側もマシだったわけだけど、見た目に不安になる状況で、積極策に行ったのが素晴らしい。重馬場の阪神重賞で激走したことがあるから、騎手としてもわかっていたのかな。

 

<菊池> このあとは、札幌のクイーンSあたりですかね?合いそうに思います。

 

<京介> でも明確に上がりに限界があるタイプだからね。早めの競馬が確実と思える隊列が見えないと、ちょっと開幕週の札幌だと苦しいんじゃないか。

 

 

その他

 

<菊池> シュンドルボンは負けて強しの内容でしたね。

 

<京介> だけど、距離に限界を感じる内容っぽくもあったし、トップハンデのせいだとも言えるし…何とも評価が難しい甘さだったね。

 

<菊池> そうですか、辛口ですね。

 

<京介> でも、元から矢野厩舎だから2000mの重賞を勝つのなんて全然信じてはいなかったよ。最近ナスノセイカンがその距離だけ得意と言うキャラで出てきたけど、「距離を延ばして真価を発揮」なんて馬が、この厩舎からは全然出てこないから。

 

<菊池> ハピネスダンサーは相変わらず。いつもどこでも5着前後ですね。

 

<京介> この馬は完全に、トップスピード負けしてる印象だよね。ココロノアイを先ほど軽い反応ができず鈍いと評価したけど、それ以下でしょ。曲がり脚が影響してるよね。体力は確実に足りるんだけど、それだけじゃ重賞では決め手で上回れないというレースが続いてるね。

 

<菊池> 1番人気が4.8倍で12番人気が23.9倍。オッズの割れ方が見たことないレベルでした。

 

<京介> そう!昼過ぎまで12番人気が2122倍ぐらいしかなくて、相対的にもう1~3番人気が「上位人気」ではないオッズだったよね。67番人気での決着でたった60倍チョイ、点数を広げても馬連が見合わない状況。やっぱ5~6頭チョイスの中でココロノアイまで拾って3連複を押さえられないと、攻略したと思えないレースだなあ。

 

<菊池> まさに。攻略するのは難しいレースですね。単勝は獲れても、連勝までがっちりとはなかなか行かず。

 

 

<教訓まとめ>

 

・今年は雨が間に合わず時計の速い決着となったが、それでもゴール前は拮抗。レースの質もあって、まだ2週目なのに外差しが届く。道中起伏が起きやすく、いかにもハンデ戦らしい展開になる馬場に変わっているので、それは毎年信じても良さそう。

 

2000mが絶対に得意と言う馬は毎年ほぼ登場しない。馬群の内で構えて、直線でいいタイミングで馬群を割る末脚を発揮できる馬は、今年もいなかった。だからこそ、泥を被らないように進んで馬群の大外を回る脚質の馬の期待値が上がる。

 

・今年も、若干マークが外れた軽ハンデが好走し、世間の注目を集めた軽ハンデ馬は「前走をなぞる競馬ができずに」敗れた。このパターンはどうも変わらなさそう。リラヴァティも人気が落ちたことで楽になった面がある。他馬のマークが外れることが大きなポイントになるレースだと言えそう。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

 

・タガノエトワール 

…以前からシーズン4走ほどするローテーションを組み、休み明けは走らず叩き23戦目・1か月半ほど後のレースで変わる叩き良化型。今回は転厩初戦だったが、追い切りからパドックまで非常に良く見せた。レースぶりには見所なしだったが、ここ2か月の間はちょっとばかり注意したい馬。

 

<菊池> 

 

・シュンドルボン

56キロを背負った上に、展開面でもかなり厳しい競馬をしながらこの4着は強いと考えます。エリザベス女王杯が楽しみ。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末はユニコーンSと函館スプリントSを京介さんと展望していきます。

 

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