金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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構成作家。コント(アニメ)・イベント・競馬・貝社員。最近は競馬の仕事が多めです(多少のお喋りも) 「競馬チェック」、ニコ生公式ch・AbemaTV Fresh!の「【レース直前・競馬ナマTV】生放送」のMC、雑誌:『競馬大予言』(笠倉出版)にも掲載させてもらい、日々楽しく真剣に競馬をやってます!

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JRDB関東パドック担当。関東圏で真剣に頑張ってます。
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京介・菊池グリグリの「エプソムカップ回顧!」
お礼1
2016/06/14 14:39:00
テーマ: 重賞回顧
JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  
週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。

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京介・菊池グリグリの「エプソムカップ回顧!」

 

<菊池> 宝塚記念までG1は中休みです。今回は日曜日に東京で行われたエプソムCから回顧していきましょう。

 

エプソムカップ回顧

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 土曜日は先週と比べると、ペース次第では内を通った馬も好走できるシーンがありました。

 

<京介> 見た目には先週と比べてももっと馬場が荒れてきたように見えるんだけどね。土日ともにいい天気だったから補正作業も結構行われていたし、踏みこなれる分だけさらに内が伸びるパターンになっていた。それに、前半かなりのスローペースになるレースも多かったな。

 

<菊池> そして、週中の予報では雨が降りそうだった日曜日も、結局降らずに好天のままでしたね。

 

<京介> 予報よりも半日ぐらい後ろにずれて、雨雲が東京競馬場に到達したのは夜中から明け方だったみたいね。

 

<菊池> 土曜日と日曜日前半の競馬の影響もあって、芝は内の傷みが激しくなった印象を受けました。

 

<京介> でも見た目には、内側だけじゃなくて真ん中ぐらいまで芝が剥げた部分が広がってきていたね。この真ん中部分の補正が人員の問題で足りてないから、内か大外の両極端がマシな馬場になっているんだと思う。

 

<菊池> 逃げ馬だけが通れる最内1頭分以外はアウトでしたかね。

 

<京介> しかも、逃げ馬の真後ろで構えている差し馬も、案外伸びていなかったでしょう。馬群の内側で待ってから勝負所で立ち回るのは難しそうで、最初から外を回る馬、あるいは1列目で展開を先導する馬の方が有利だったのは事実だね。

 

 

<レース展開について>

 

<菊池> ゲート入りはいかがでしたか?

 

<京介> この東京開催で一番早かったんじゃないの?ファンファーレが鳴る前からゲート入りを始めていたのでなければ、ほんの10秒そこらで奇数枠がみんな入っていて、25秒ぐらいで残り1頭になって、ルージュバックが入って35秒だった。

 

<菊池> 概ね揃ったスタートでした。

 

<京介> ここまで素早いゲートだったらそりゃみんな素直に出るわ。ただ、そうなるとスタート直後で集団が左に行くから、10歩ほどすると外枠の馬がジリジリと隊列不利になってくるね。

 

<菊池> マイネルミラノはスタートも決めて、早くから手を動かしていましたが、マイル路線組に比べて行き脚が遅く、先頭に立つまでかかりましたね。

 

<京介> 内枠の馬が5頭ほど遮りそうだったしね。どの馬も行く気を見せていなかったから良かったものの。だけど2コーナーを過ぎてからほぼ単騎になって、競り掛けない2番手と示し合わせたようにペースを落としてる。

 

<菊池> 人気どころでは、ラングレーが5番手の内、そして直後にロジチャリス。そのあと、外の8~9番手あたりにルージュバックがいました。

 

<京介> マイネルミラノに絡んで行ったのは人気薄ばかり。ロジチャリスも引っ張って中団だったね。高いポジションを積極的に奪いに行く有力馬はいなかったように思う。

 

<菊池> 中団内あたりでアルバートドックは位置取りがどんどん悪くなっていってしまいました。

 

<京介> マイネルホウオウが行きたがって引っ張ったのに影響されたのかな?進路が急に閉じたようには思わないんだけど、向正面から3コーナー通過にかけて、引っ張り徐々に下がっていった。何かを気にしていた感じではある。

 

<菊池> 前半1000m通過は60.5秒。このメンバーとしてはかなり遅い流れになりましたね。

 

<京介> まず3F目でハロン12秒台に落とせたのがかなり楽だものね。そこからラップが上下変動することもなかったし、事前の想定通り誰も動いて行かなかった。2番手のナカヤマナイトは、2コーナーどころか3~4コーナー途中でも柴田善臣騎手が引っ張り切りで回ってる。まあ好位勢は脚を溜めたい馬も多かったし…。

 

<菊池> 後半の瞬発力勝負になった中、リードを保って直線に向いたマイネルミラノが懸命に粘って、なかなか後続が差を詰められずにいました。

 

<京介> これは3コーナーからの下り坂で勢いをつけてスパートした格好だね。ナカヤマナイトがこれを放置するのはおかしいんじゃないのと思うけど、馬自身に余力なくダラダラと下がってしまう。長期休養明けだから仕方ないか。

 

<菊池> 追いかける好位勢も、内ラチから4~5頭分ぐらい外まで張り出していました。

 

<京介> やっぱり騎手の読みは、内からじゃ追いかけるのは難しいと見られてる状況なんだな。

 

<菊池> これを捕えに伸びてきたのが中団から後方待機勢。1頭だけ違う手応えで外から伸びてきたのがルージュバックでした。

 

<京介> 先行集団が外に張り出した、そのさらに外を回って勢いに乗ってきたね。そしてマイネルミラノは、フットワークを見る限り脚は残っていそうなんだけど、疲れてではなく馬場の差で止まってしまう感じ。

 

<菊池> さすがに内外の馬場差が大きいですね。

 

<京介> ただこの末脚はかなり勢いが違っていたね。54kgはこの緩い流れなら実際有利だったんだろうけど、このルートが当日全然不利ではないのなら、大外枠のロスは実際のところあまりなかったと言えそう。

 

<菊池> その後ろからの組は差し遅れの態勢。その中で末脚が鋭かったフルーキーがゴール前で何とか2着に浮上。

 

<京介> フルーキーは道中思ったよりも後ろに構えていたねえ。そして3コーナーからずっと、ルージュバックを眼前に見据えてその真後ろを付いていく。直線もルージュバックが伸びた後を追いかけて、馬場の良いルートを通ってのもの。馬場の質が違っていれば、この結果にはならなかったんじゃ…とは思うけども。

 

<菊池> しぶとく粘ったマイネルミラノが3着を確保しました。

 

<京介> 遅い流れで逃げて4コーナーでリードを築き、上がりを34秒前半でまとめたんだから、レース展開自体は完全に握ってると考えていいよね。これで負けるのは馬場差だわ。

 

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> 勝ち時計は1分46秒2。時計そのものは、可もなく不可もなく、でしょうか。

 

<京介> レース展開を考えれば、まずまず実績がある馬が出揃ったのに、その割に力を発揮しきれなかった馬が多い、やや凡戦に近い内容と言えるね。

 

<菊池> スローの上がり勝負に加えて、直線で伸びるルートとそうでないルートがハッキリしていたことが、結果を左右しましたね。

 

<京介> それでもレース展開は逃げ馬がコントロールしたと言えるものだった。それをルージュバックが馬場差プラス能力で覆したと端的に評していいはず。

 

<菊池> この馬場状況だったので、外枠も不利とならず。

 

<京介> 戸崎騎手もスタートからいいポジションに取りつくまで、そして他馬に隙を与えずベストのタイミングで仕掛けてるのが素晴らしいね。

 

<菊池> それにしても、結局のところ堅く収まりますね。

 

<京介> これはいつも不思議に思う。いい動きができるんじゃないか?と思っている穴馬をチョイスしても、力が若干劣る馬は道中で必ずと言っていいほど不利を受けたり流れが合わず、力のある馬が勝負所で先にスイスイ動いたり、いいルートを通って最後バテずに伸びる、そんな決着になりがちだね。こっちが来ればこっちは来ないだろう、みたいなことがあまり起きないというか。

 

<菊池> では、上位馬を振り返りましょう。

 

 

ルージュバック

 

<菊池> 1番人気パドック診断は辛口でしたね。

 

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<京介> 後肢が他の牡馬と比べて劇的に細いのは、瞬発力持ち味の馬だとは言え、こんなに質が違うものかとびっくりしてしまってね…。歴代のエプソムカップ勝ち馬の馬体を復習してから臨んだから、それと違うのはどうなのかな~と勝負してみたんだけど、裏目を引いてしまいましたわ。

 

<菊池> 仕上がりとしてはいかがでしたか?

 

<京介> 正直、ちょっとギリギリだったのはあると思う。中山牝馬Sの方が、良いと言えば良かった。

 

<菊池> 牡馬相手と並べると印象の差も出てしまいますから、比較しにくくなることもあったかもしれません。パドックではロジチャリスやフルーキーにも強い買いが入って単勝オッズが大きく動きました。

 

<京介> 今回は別にタフではない軽い流れで、軽量有利と持ち前の瞬発力を活かしきった末脚だから、格上馬相手に同斤量で強さを見せる馬ではないと思うんだよ。やっぱりローカルの牝馬限定重賞を荒らし続けるような、素軽いタイプじゃないかと思う。

 

<菊池> 賞金を加算できたのはよかったですね。

 

<京介> 今週は東西で秋の牝馬重賞出走を確定した馬が2頭増えたってことになるね。ホントノーザンファームの掌の上で踊らされてますわ。

 

 

フルーキー

 

<菊池> 当日の状態はいかがでしたか?

 

<京介> この馬を1年通していい状態だいい状態だと言うのも絶対おかしいと思うんだけど、自分が見た方ではまずまずという感じだね。おそらく抜群ではなかったんだろうなと思うし、後ろからの競馬を選択したのは、強気に出られるほどの状態ではなかった?とは考えてるけども。

 

<菊池> ずっとデキが安定しているかとは思うのですが。

 

<京介> 毎回勝負になるメンバー相手に使ってるから、良く見える方だとは言え、年間通しての安定感がこの馬の強みなんだろうと思うよ。

 

<菊池> 今後は、サマー2000シリーズでしょうか。買い時に悩みますね。

 

<京介> ただこの馬は常にハンデ上位だろうし、おまけに展開の中心でマークされる立場でしょう。直線でもまだ馬群が密集する小回りコースで、馬場状態が良い時は信頼できないと思うよ。

 

<菊池> そうなんですよね。常に人気になりますし。

 

 

マイネルミラノ

 

<菊池> 懸命に逃げ粘っての3着でした。

 

<京介> 安田記念と同じだね。馬場状態はおそらく向いていない状況だったと思うけど、当日の人気が甘くてマークが落ちた分、展開有利に持ち込んで競馬の流れを握った。まあそれでも最後止まってしまったと。

 

<菊池> このあとはサマー2000に向かうこととなりそうです。

 

<京介> この馬は2000mが向いてないわけじゃないと思うんだけど、いい出来で十分動ける状態だとしても、マークされると淡泊になるし、最後競り合いになると必ず後退してしまうからね…。やっぱり勝つのは1800mの方が可能性あるんじゃないかな。

 

 

その他

 

<京介> ロジチャリスは当日の歩様がぎこちなかったなあ。でもあれはビシッと仕上げた結果だと思うんだけど、それで張り艶が落ちる上に持続力で上回れないというのなら、重賞で壁に当たる馬ということになっちゃうなあ。

 

<菊池> 今回は陣営も自信を持っている感じだったんですけどね。

 

<京介> レース後コメントだと騎手や陣営は「良くやった」扱いしてるけれども、この条件は適性が向いていた方だったと思うしね。

 

<菊池> そうですね。マイルだと若干、速さ負けするのかな。

 

<京介> ヒストリカルやレコンダイトのような馬は、目の付け所は決して悪くなかったと思うんだけど、ハンデ戦のような考え方だったかなと反省してる。もうちょっと前がやり合って、ペース・展開が荒れる流れじゃないと、こういう馬は来ないね。

 

<菊池> ヒストリカルは雨が降らなかった時点で終わってしまいました。しばらく敵条件がないかな

 

<京介> ローカルモードの馬場なのに、事前の想定よりもいつもペースが楽な方に偏って、それでいて体力上位の馬が全力を発揮しやすい。そういう条件だから、毎年配当が安い=上位人気馬が同時に2頭以上必ずやってくる結果になりやすいんだろうね。昔のエプソムカップとは日程も出走馬の傾向も変わっていて、荒れる重賞ではなくなっているのに気付くべきだったと。

 

<菊池> 気付いてはいるんですよね、気付くんだけど、穴馬に期待したい。()。こういうレースがあっても僕はいいと思うんですけども。

 

<京介> あと、戸崎騎手が2回・3回東京開催で凄すぎるね。特に特別戦の勝率が段違い。開催後半の荒れ馬場の時は、その開催で勝ち星が多く、馬場を読めてる騎手がここでも勝つというパターンがあるけど、それにしても鮮やかだった。

 

<菊池> この連続開催で18勝を挙げて連対率40%・複勝率51%ですか。人気馬が中心の騎乗ですが、単複回収値もともに100円超えってのは見事ですね。

 

<京介> 戸崎騎手の持ち馬だから、本来の能力以上に結果が出てる馬も実際は多いんじゃないか。同時に、開催を通してダメな騎手を穴に推すのは、今回のようなグダグダなレース見せられるとホント萎えるわ。

 

<菊池> 配当妙味があれど、騎手に目をつぶっちゃダメだと強烈に反省します。

 

 

<教訓まとめ>

 

・馬場がボロボロに荒れていた昔の方が激しいペースのバテ合いになりやすかったレースだが、むしろ馬場を良い状態にキープしている近年の方がスローになりやすい傾向。それなりに能力のある逃げ先行馬と、瞬発力で図抜けてる馬は、素直に評価すべき。

 

G1を使い込んだ疲労が抜けきらないから、以前のタフなエプソムCではG1帰りの馬が結果を残せなかった。しかし最近は若干短いローテーションでも回復するし、エプソムC自体の流れも軽い。G1帰りで上位人気するような馬を、ことさら嫌わなくても良い時代になってきた。

 

・毎年、期待する割に穴の追い込みは全然上手くハマらない。力のある馬にちゃんとした騎手が配され、大外を回してちゃんと伸びる馬場設定なので、能力上位を上回るにはむしろ展開面での工夫がないと無理。真っ当な差し馬が23頭出走しているなら、目線を切り替えること。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・サトノギャラント

…馬体は毎回良く見せる。しかし位置取りがフルーキーの後ろで仕掛けも遅い。能力はあると感じるパドック・返し馬なので、新潟マイルに戻れば。

 

<菊池>

・アルバートドック

…終始内に閉じ込められ、位置取りも悪くなる最低な競馬。次走は乗り替りが確実なので。

 

~~~

<菊池> では、今回はここまでです。続いて、マーメイドSも回顧していきましょう。

 

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