金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

たま~にオクノも登場します

このブログはプレミアムブログです。購読することで記事全文をすぐにご覧いただけます。
このブログをフォロー

更新情報の通知を受け取れるようになります。

お礼101 コメント15
RSS
RSSフィード RSS
カレンダー
<  2016年12月  >
10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
競馬チェック!
競馬チェック!
☆菊池グリグリ
ツイッター https://twitter.com/guriguritk
構成作家。コント(アニメ)・イベント・競馬・貝社員。最近は競馬の仕事が多めです(多少のお喋りも) 「競馬チェック」、ニコ生公式ch・AbemaTV Fresh!の「【レース直前・競馬ナマTV】生放送」のMC、雑誌:『競馬大予言』(笠倉出版)にも掲載させてもらい、日々楽しく真剣に競馬をやってます!

☆金子京介☆
ツイッター https://twitter.com/kyojrdb
JRDB関東パドック担当。関東圏で真剣に頑張ってます。
サラブレにも出てます。
単行本が発売中。「京介式馬券 厩舎ランク」http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%AC%E4%BB 
フリースペース
☆菊池グリグリ
ツイッター https://twitter.com/guriguritk
構成作家。コント(アニメ)・イベント・競馬・貝社員。最近は競馬の仕事が多めです(多少のお喋りも) 「競馬チェック」、ニコ生公式ch・AbemaTV Fresh!の「【レース直前・競馬ナマTV】生放送」のMC、雑誌:『競馬大予言』(笠倉出版)にも掲載させてもらい、日々楽しく真剣に競馬をやってます!

☆金子京介☆
ツイッター https://twitter.com/kyojrdb
JRDB関東パドック担当。関東圏で真剣に頑張ってます。
サラブレにも出てます。
単行本が発売中。「京介式馬券 厩舎ランク」http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%AC%E4%BB 
京介・菊池グリグリの「京王杯スプリングカップ回顧!」
お礼1
2016/05/17 16:35:00
テーマ: 未設定
JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  
週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。

?content_type=blog&content_id=725&type=i

アマゾンでのご購入はコチラ
16
年ダービー号

http://www.amazon.co.jp/dp/4773057343/


新感覚の競馬新聞・『競馬チェック』については、こちらから

  

菊池> 土曜日の東京では、京王杯スプリングCが行われました。こちらも回顧していきましょう。

 

京王杯スプリングカップ回顧

 

<天候・馬場について>

 

菊池> ヴィクトリアマイルの回顧でも話しましたが、好天のうちにBコース1週目を迎えましたね。

 

<京介> 今週は水・木辺りに雨が降らず、ずっと好天のままだったから、かなり乾燥しているんじゃないかな~と思ったけど、芝にはあまり影響なし。少し重たいというか、深いタフな芝という印象だったね。土曜日は1日ずっと外差しが決まりまくっていた。

 

菊池> 馬場の内外差や、馬場自体の特徴としてはどのように振り返れば良いでしょうか?

 

<京介> 全体でみると、日照が非常に良い時期で気温も適度だから、芝が次々と伸びてくる時期なんだろうね。多少掘れてもその場で補正してほぼ直る上に、週中にも芝が生えてきて密度が濃いまま。だから、仮柵を移動すると芝が立った状態から始まるから、ある程度踏みこなれないと内有利にならないんじゃないかな。


菊池> 踏み固まってきた部分が隠れてしまって、内有利状況が一旦リセットされたと考えるべきという感じですね。

 

<京介> だから仮柵移動の最初のレースは、本当に開幕週そっくりのスタミナが要る状況なんでしょう。極端にペースが遅ければ前有利になるけども、騎手の意識も前掛かりになっていて、意外にそうはなっていない。馬場が深すぎるために、いろいろ影響して外差しが有利になっているんだろうと考えてるよ。 

 

<レース展開について>

 

菊池> まずまず揃ったスタートと振り返っていいでしょうか。

 

<京介> いやーなんだか、東京開催の重賞はホントスタートがブレないなあ。いつも感心してるような。ちょっとサトノアラジンが腰を落としたぐらいかな。

 

菊池> その中で前に行ったのがオメガヴェンデッタ、サクラゴスペル、エイシンスパルタンの3頭。間からサクラゴスペルが主張してハナに立ちました。

 

<京介> 内の馬はスタートこそ互角だったけども、二の脚が速くなく押っ付けても中団という感じ。オメガヴェンデッタの武豊騎手は行く気なんてあまりなくて、まず先行させようという様子。周りの馬でだれか来たら、その後ろに付ける思惑だったようだね。

 

菊池> 譲ったエイシンスパルタンは口を割り、頭を上げていましたね。

 

<京介> そこまで折り合い急におかしくなるほど引っ張るなら、藤岡祐介騎手も主張すればいいのに…。

 

菊池> その直後、4番手にはクラリティスカイ、外にブラヴィッシモ。内からヴェルステルキング。そして、ロサギガンティアも思ったより前の位置を取りました。

 

<京介> 2列目を形成してた馬が、エイシンスパルタンが掛かる仕草に慌てて対応しようとして、クラリティスカイ三浦皇成騎手やブラヴィッシモ内田博幸騎手が引っ張ったようだね。ダンスアミーガは挟まれた?ルメール騎手は一瞬右足が浮いたけど、鐙が外れたかな?

 

菊池> ダッシングブレイズが中団あたりでその後ろにサトノアラジンの姿が見えました。サンライズメジャーは意外にも最後方でした。

 

<京介> 僅かにゲートは遅かったけど、隊列なりに回ると後ろに行ってしまった感じ。普通の展開なら不利だと感じる位置取りだね。

 

菊池> 前半600m通過の34.8秒は超スローだった昨年と比べれば速いですが、平均よりややスローの部類ですよね。

 

<京介> どの馬も掛かる仕草を見せながらだから、後からレースを見直すと「遅いけど自分のリズムで走れず苦しがってる」ように見える。当日見てた時は、こんなの後ろからじゃ無理でしょと思ったんだけど。

 

菊池> 直線はサクラゴスペルが内を開けて先頭に立ち、外からの差し勢に対して構えた格好でしょうか。

 

<京介> 確かに、膨れたというよりは意図して外と見えるね。この日が外差しばかりだから、ボウマン騎手も馬場の外に向かった方がいいという判断か。

 

菊池> サクラゴスペルを間に挟んで、内から迫るオメガヴェンデッタ、外からエイシンスパルタン。ただ、この3頭の差が案外詰まらないな…というところに、速い上がりを使える中団~後方の待機勢が一気に迫ってきました。

 

<京介> 過去にこのレースのスローペースに対応したサクラゴスペルが、やや遅めのペースで逃げてるから、直線で2番手集団が交わし損ねるのも当然だと思う。坂下から坂を上るまでが109112の区間だからね。

 

菊池> この急加速では、差が詰められないですよね。

 

<京介> それにしてもラスト200m標識を過ぎてからの、後続の脚は凄かった。勝ち馬・2着馬ともに324だから、今の馬場でトップスピード持続力を存分に発揮しきった、ということになるね。

 

菊池> 内めから間を塗って伸びてきたロサギガンティアが突き抜けるかにも見えましたが、勢いが違ったのは大外に出してまっすぐに伸びたサトノアラジン。あっという間に先行各馬を差し切って、これに続いたのが最後方にいたサンライズメジャー。

 

<京介> 直線は適度にバラけていて、内を突いた方が有利かとも思うんだけど、馬群の外で揉まれず追い出した方が伸びたんだよね。新潟の外回りコースの勝負を見るような決着だった。

 

<菊池> その点だけは昨年と同じでしたね。

 

<結果を受けて…>

 

菊池> 勝ち時計、1分19秒6はタイレコード。ペースの割に速い時計が出ましたね。

 

<京介> そうなんだよ。だから本当にバネがある馬にとっては、時計が出やすい馬場なんだよね。

 

菊池> この解釈は難しいですよ。

 

<京介> 下級条件の馬にとっては、クッションが深すぎて堪える芝だけど、レベルの高い馬にとっては、一度蹴ると反発力が高くてグングンスピードに乗れる芝だってことでしょう。

 

菊池> 前述の先行3頭も、速いペースではなかったので大きくはバテていませんよね。いずれも上がり性能の限界だったんじゃないか?と思ったのですが。

 

<京介> それは本当に思った。平凡なペースに合わせて進んで、平凡な決着タイムでまとめて隊列有利のまま押し切るイメージで運んでいたのかなと。

 

<菊池> 冷静な口調で言われると、「そんな簡単なわけないだろ」って思っちゃいますけど、案外そんなもんなんですかね?自分の馬がどの程度の上がりを使えるとか、このタイムでは走れない…とか、案外考えて乗れないものなのか…。そりゃそうか。簡単なことではないですね。

 

<京介> だけどあの4コーナーのままなら、確かに先行馬が凡戦を制する形になってもおかしくないレース展開だった。騎手の想像以上に、追い込み馬のポテンシャルを引き出しやすかった馬場だったのかもしれない。

 

菊池> サトノアラジンとサンライズメジャーが最速タイで、上がり3F32.4秒の脚を使って差し切り、という結果でした。

 

<京介> 展開は確実に前有利に運べた、後ろの馬にとっては運ばれたものと思うんだけど、マイラーの性能が展開の壁らしきものをぶち破ってきた印象だよね。

 

菊池> 事前に予想していたよりも、やや中~外が伸びる馬場だったこともあって、予想はズレたものとなってしまいました。

 

<京介> いやあ…。レースの仕掛けとしては、武豊騎手やM.デムーロ騎手のポイントで一番合ってたと思うんだけど…。特にサンライズメジャーに関しては、「何それ?」って感じだよ。

 

菊池> では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

 

 

サトノアラジン

 

菊池> 1400mへの対応がどうか?と思いましたが、終わってみれば完勝。強かったですね。

 

<京介> それに道中、マイルズレしているようなリズムで騎乗してて、ちゃんと脚を使えたのは大きい。安田記念に向けてね。特殊馬場の影響あったのかなと思うけど、強いと言う他ない。

 

菊池> この京王杯SCに迎合しようとせずに、マイル想定の競馬で勝てたということですね。昨年の2着馬ヴァンセンヌのような。ちゃんと本番を見据えた競馬で勝ったことを評価しましょうと。

 

<京介> あと、ルメール騎手とは実は合ってなかったんじゃないの?という疑念が沸き起こる末脚だった。川田騎手のこういう乗り替わりって、ハマることもあるよね。

 

菊池> そうですね。川田騎手は適度にプレッシャーが軽いと、本当にきれいな勝ち方をすることがあります。

 

<京介> 皐月賞のマカヒキも2番人気のままだったのが良かった面もあっただろうし。

 

菊池> あとは、速い上がりが求められるペースで流れたことも大きかったでしょうか。京王杯SCって、こういうことが起こりますよね。

 

<京介> そう。1200m1400mをキッチリ走り切るタイプの短距離馬にとっては、ホント東京コースって広すぎるし直線長いな!と思わせる決着が時おりあるんだよね。展開の計算を超える追い込み決着もあるし。

 

菊池> それにしてもタイレコードで1400mを走破できる馬だったとは…という感じで。

 

<京介> そこは川田騎手が「引き出せた」ものだと捉えようかなあ。

 

菊池> 安田記念に向けてはいかがでしょうか。

 

<京介> 上でも触れたように、1400mを走る上で理想的な立ち回りで乗りこなしたわけではなく、少し追走で遅れるような恰好から凄い末脚で間に合わせた内容。これは無視できないな…と正直感じるね。川田騎手と手が合うというのは考えた方がいいよ。

 

菊池> 「ここは1400mキャラにやられて、次走こそ人気落ちで美味しいぞ、シメシメ…」とか考えていたのですが、今回強い競馬で勝って、次走も普通に人気ですね()

 

 

サンライズメジャー

 

菊池> 追い込みの競馬で結果を出したのは初めてですよね。いや、初めてではないのか。3年前に同時期の湘南S(1600万下)で4角14番手から上がり33.0秒で3着。

 

<京介> これは正直驚きだよ。パドックの気配もボケっとしているし腰がなお甘くなっているし、「出負けもあるな」と感じた通り出遅れたんだけど…。

 

菊池> 序盤は気配から感じ取られるとおりのレースぶりだったと。

 

<京介> それに湘南S以降も、積極策と中団待機を繰り返しているように、前で展開してこそと思っていたフシもあるし、陣営としては追い込みの競馬は本意ではないはず。

 

菊池> こういうことができる馬だというイメージはありませんでした。ただ、事前に予想していたのとペースも馬場も読み違えていたので、この枠では評価できませんでしたが…。

 

<京介> それは同じくですわ。むしろ、前日に1400mでの可能性を閃いても、当日後ろから運びそうなとぼけた気配で下げてたと思う。これは本当に戸崎騎手が掴んだ競馬だったんじゃないかなと。

 

菊池> 次は安田記念に進むのでしょうか。さすがに厳しいかもしれませんが。

 

<京介> これはどうするんだろうね。本番に登場したとして、今回のような死んだふりの競馬では、目がないと思うけども…。

 

<菊池> まぁ、「今回狙って獲った人が偉い!お見事!」でしょうね。

 

 

ロサギガンティア

 

菊池> 休み明けでしたが、仕上がりはどうでした?

 

<京介> かなり仕上がりは良かったし、十分動けるものだと思ったよ。やっぱり見映えは良いタイプだね。

 

菊池> 高速決着にも対応しましたね。

 

<京介> 自分はまだ「対応した」と言い辛い結果だったんじゃないか、と思うけども。まあ解釈の違いかな。次の高速馬場で、また中心に推せるとは思ってないよ。

 

菊池> そうですか。安田記念に向けてはいかがでしょうか。

 

<京介> 自分はいい形のステップになった3着だと思ってるけど、渋った馬場限定かなあ。それに最後の直線抜け出す際に、舌がハミを越してるのが気になったね。この上がり限界の競馬では苦しさが出てしまったかなと感じていて、だから高速馬場は微妙だと思うんだけどね。まずこれは対策すべきだし、相手強化となる過程は良くないのかな…とも思ってる。

 

菊池> 1400mなら本位ではない高速決着にも対応できるほど得意!ということは分かりましたが、マイルだと結局…、ということなんじゃないか?と思っています。

 

 

 その他 

 

 

菊池> ダッシングブレイズは4着。さすがにこの時計の上がり勝負になると、サンデーサイレンスの血に勝てないですよね。悲観する競馬ではなかったかと思うのですが。

 

<京介> 直線でずっと頭が高かったのは気になったね。浜中騎手の追い方も悪かった。菊池くんの言う通り、条件もハマっていない。

 

菊池> うん。どこかで…というか、良い状態で中京記念に出てきてもらいたいです。今回と同じピンク帽でお願いします。あー、でも例年の馬場なら…の注釈がつきますが。

 

<京介> そうそう。高松宮記念が超高速決着で、何を信じていいか分からないくらいだったからね()。いつもの中京なら面白いかもしれない。

 

菊池> エイシンスパルタンは7着に敗れました。昨年このコースで勝った時と同水準の時計では走っているんですけどね。

 

<京介> でも個人的には、重賞レベルでも通用する馬だと思ってるよ。当日先入れしたんだけど、その時の返し馬が抜群に良かった。

 

菊池> ほうほう。

 

<京介> 藤岡祐介騎手はこの馬にずっと騎乗してて、逃げる競馬も経験させているのに、重賞になると掛からせてダメにするのかという落胆が大きいわ。

 

菊池> 1番人気になると途端にね…。本当に不思議なほどプレッシャーに弱い。

 

<京介> 何度も期待させられるんだよね。良い馬に乗るから。

 

菊池> それにしても、なんというか、改めて京王杯SCって難しいな、という感想になってしまいます。

 

<京介> 勝ち馬は1400m履歴が皆無。そして7歳高齢馬が、突然脚質転換してから2着に飛び込んでくる辺り、展開読みよりもポテンシャル重視すべきレースなのは間違いないんだけどね。

 

菊池> サダムパテックが来たと思ったら相手に超人気薄の重賞実績乏しい馬が来たりしますから、それも一概には同意しにくいというか…。もう、このレース苦手過ぎてスネちゃいますよ。

 

<京介> あれ?でも去年獲ってなかったっけ?

 

菊池> そうそう。サクラゴスペルの単勝で勝負しましたからね()。苦手レースじゃなかったですね、来年は当たりますね()

 

<京介> 少なからず、パドックで正面から考えて当たるレースじゃないな、とは感じてしまうね。仮柵移動初日のレースなのが厄介なんだよなあ。

 

菊池> また来年もメンバーを見て、対策を立てましょう。

 

 

<教訓まとめ>


新潟外回りマイルと同じように、伸び伸び走ってトップスピード持続力で届くレース。出遅れは気にしないでも良い上に、スピード一辺倒で強いタイプだと案外。いっそ東京芝実績に絞って評価した方が、いい馬を選べるかも。

・腰が甘いこと、大味で不器用なこと、高齢であることをマイナスと捉えなくても良いので、本当に新潟外回りとそっくり。

・過去の連対馬を見ても、道中悪い癖を出しながらスピードで勝った馬はいない。折り合いの良さは絶対条件。今回のように騎手が不安という要素だけで評価を下げるのも手か。

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

 

・特になし

 

<菊池>

 

・ヒルノデイバロー

 

…シルクロードSで夢を見せるような末脚を発揮したのが間違いの始まり。デキは良いので早くダートに戻って欲しい。

 

~~~

 

<菊池> では、今回の回顧はここまでです。今週末はオークスと平安Sを京介さんと展望していきます。

コメント(0)

コメント一覧

コメントがありません。
ページの先頭へ