金子京介&菊池グリグリの週末レース展望

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京介・菊池グリグリの「ヴィクトリアマイル回顧!」
お礼1
2016/05/17 15:29:00
テーマ: 重賞回顧
JRDB関東パドック班・金子京介と、競馬大予言の主軸ライターであり競馬データ分析家の菊池グリグリがお届けする、中央競馬の重賞回顧。  
週末の重賞展望トークの振り返り、レース分析、次走注目馬を盛り込んだ濃密な回顧対談!
『競馬大予言』で連載中、「金子京介・菊池グリグリの重賞三行回顧」の完全版です。

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<菊池> ヴィクトリアマイルが終わりました。今回はこちらから回顧していきましょう。

 

ヴィクトリアマイル回顧

 

<天候・馬場について>

 

<菊池> 先週の府中市は週の前半に雨があったものの、後半は晴れ続き。良い気候のままレースを迎えましたね。

 

<京介> 1日中暑かった土曜日と比べて、日曜日は明け方がちょっと肌寒かったけど、それも昼過ぎに日差しが強くなってきて結局暑い1日だった。やっぱり汗をかくし、日焼けがキツイね。自分は長袖で過ごしたわけだけど、もうちょっと涼しい風が出てほしいなあ。

 

<菊池> Bコース1週目の先週は、土曜日こそ外から伸びる馬も見られましたが、日曜日には徐々に内に寄っていくような傾向にも見えました。いかがでしょう。

 

<京介> そう。土曜日は開幕週と同じなんじゃないか、というぐらい、外差しが決まっていた。どちらかというと馬場に脚を取られて底力タイプが来るか?という印象だった。全体時計・上がりともに若干掛かっていた様子だったし。

 

<菊池> Bコースになったことで、踏み固まってきた内が隠れて、開幕週みたいになったんじゃないか?ってことですよね。

 

<京介> そして日曜日は、土曜日の「外ばかり」という結果と比べると「内寄り」ではなく「内も外も」という状況だったんじゃないかな。たまたま好走したキャラが内枠を引いてたことが多かっただけで、通ったルートは真ん中からやや外が多かったと思う。

 

<菊池> 内を通って好走した中には人気馬も多かったですね。たまたま…な部分もありますが、やや人気馬が内枠を引いていたということも。

 

<京介> 1日を通して見直すと、フルゲートでも直線ラスト21F手前で馬群が密集したりせず、壁で詰まって負けたって馬がほぼいなかった。直線早くからバラけやすかったってことだね。内にこだわる必要が全くなくて、直線早めから仕掛けないといけない、という意識が騎手にあったんでしょう。

 

<菊池> 総合的に振り返れば、フラットだったと考えるべきですかね。

 

<京介> 個人的には、G1を戦ううえでホントに理想的な馬場だったんじゃないかと思うんだよ。数を使いながらホント良くやりくりしてるな、と感じた。

 

 

<レース展開について>

 

<菊池> 見事に揃ったスタートでしたね。

 

<京介> そう!最近のG1は本当にゲート決まるな~とずっとこの回顧で言ってるけど、ゲート入りに問題が全く起こらなかったよね。最初奇数最初はトーセンビクトリーが入ったのかな?その後30秒弱で17頭が収まって、ショウナンアデラをゆっくり入れてスタート切るまで35秒ちょっとだから、これは相当速いよ。

 

<菊池> 発送係の皆さんも努力されているんでしょうね。

 

<京介> あれだけスタートに問題あるウキヨノカゼすら、半馬身ちょっとしか遅れてない。これまで出遅れに悩んでる馬も、東京G1に出たら改善するんじゃないかと思わせるぐらい不思議だわ。

 

<菊池> 二完歩目以降が遅かったのがウキヨノカゼ。そして、中距離馬のショウナンパンドラはテンの数歩で置かれ気味になったので、池添騎手が押して促して挽回しようという動きが見られました。

 

<京介> これまでテンにゆったり入る競馬しか経験してこなかったから、周りのスタートがバシッと決まるならこの反応は仕方ない。やはりこのローテーションの差は不利だよ。

 

<菊池> 揃った分、スタートでアドバンテージをとった馬も見られなかったのですが、先行争いは初ブリンカーのレッドリヴェールがまずはハナに。ただ、これに被されきらないようにとスマートレイアーも内から主張しました。

 

<京介> だからしばらく、先行争いらしきものが長目に続いたんだよね。武豊騎手だから暴走ペースにならないよう工夫はしていたけど、石川騎手の主張が強かった。2F目で諦めて譲った感じだね。3番手の馬がまだ付いて来なくて、外から被されないことを確認して。

 

<菊池> その直後にシャルール、内にはウインプリメーラ。1~3枠の中で行く気のあった馬たちが先導するかたちになりました。

 

<京介> 外枠の馬はペースが速いと見て、手綱を引っ張って抑えた騎手が多かったかな。好位勢も中団外も、先頭の競り合いを見て、しめしめと思っていたはず。

 

<菊池> その後ろに気合を付けたからか掛かったカフェブリリアントがいて、この馬がこの後にペースに大きな影響を与えることに。そしてその内にマジックタイム。ルージュバックが続いて、逃げる可能性もあるか?と見ていたレッツゴードンキがその外。8番手あたりでしたね。

 

<京介> カフェブリリアントは今回右ブリンカーなんだけど、映像で追っている時から危なっかしい様子だったものね。マジックタイムは若干出負けしてたけど、ボウマン騎手が即押し上げてのこの位置。レッツゴードンキは、最初は窺いながらだったけど、カフェブリリアントがワーッとなったのを見て岩田騎手が手綱を引いている。この時点では上手い判断だったと思うよ。

 

<菊池> その後ろに、クイーンズリング、ストレイトガール、ミッキークイーン、これについていこうとショウナンパンドラ。このあたりの有力馬が中団からやや後ろの位置で馬群を形成していました。

 

<京介> あまり中団で馬群が横に広がることもなく、3コーナー通過で縦の形に整列させられた格好だね。トーセンビクトリーが3コーナー手前から押し上げていくけど、大勢には影響なし。

 

<菊池> 序盤から飛ばして600m通過は33.8秒。スプリント戦に近い速いラップを刻んでいきましたね。

 

<京介> 残り1000m標識で先頭だったのはレッドリヴェール。やっぱりこれは速かったと思うね。2番手スマートレイアーは当然、ここまで自身がテン3F340というラップを刻んで行ったことは過去にない。

 

<菊池> しかも、ペースが緩みかけた3コーナー、4F目では、序盤から掛かっていたカフェブリリアントが抑えきれずにハナへ。これが淀みないペースを助長しましたね。

 

<京介> そう。レッドリヴェールが手前を替えてハミも掛け直そう、ペースダウンのため気を抜かそうとしていた時に、突発的にワッとやってきたからね。他馬からすれば強襲する形になったし、カフェブリリアントからしても本意ではない動きだった。

 

先ほどの右ブリンカーの影響もあったのかもしれませんね。

 

<京介> 実際福永騎手は壁を作れなかったとの談だけども、向正面では確かに3番シャルールの後ろに隠れたかった様子はある。だけど右にブリンカーをしている馬だし、左コーナーに進入した時にチラッと進路が広がったタイミングでスイッチが入っちゃったみたいね。

 

<菊池> そして1000m通過が57.2秒。NHKマイルCより0.5秒も速い流れになりました。

 

<京介> このコーナー下りの5F4Fから4コーナーを回る過程の4F→3Fでラップがさらに速まっている。ここで脚を使って押し切れるなら相当に強い馬だけど、実際は長い直線で息が続かない。周りがそわそわ・カッカしてる馬がいる時に、ピタリ折り合って脚を溜めることができた馬には有利な流れだね。

 

<菊池> こうなるとさすがに先行馬には余力がありません。直線を向いて、番手から馬場中央に出したスマートレイアーが抜け出すかに見えましたが、その直後に迫っていたストレイトガールが並ぶまもなく交わして、内に切れ込みながら後続をグングン突き放します。

 

<京介> スマートレイアーの真後ろで完全マークしていた、ボウマン騎手マジックタイムが外に持ち出したから、その真後ろがぽっかり空いたんだよね。スマートレイアーも外に張ったし。それにしても、インベタを回った強みがあったにしても他馬とは見違える脚だった。

 

<菊池> 何とか2着を確保しようとするスマートレイアー、好位からその直後に迫っていたマジックタイムも、坂上で余力がなくなって、追い込んできたミッキークイーン、ショウナンパンドラに交わされてしまいます。

 

<京介> 脚色が微妙になったタイミングでまだラスト200mの標識を通過してた時だから、やっぱりマジックタイムは追い出す・動き出すタイミングが早かったと思う。

 

<菊池> 結果、ストレイトガールの戸崎騎手は後続の蹄音が聞こえなくなったからか、最後は流して楽勝のゴール。際どくなった2着争いは、内からミッキークイーンと、唯一外から伸びたショウナンパンドラの争い。ミッキークイーンが何とか凌いだという形で2着でした。

 

<京介> ミッキークイーンの浜中騎手は鞭を何発打ったんだ、というぐらい必死の追い出しだったね。制裁対象じゃなかったのが不思議なぐらいだわ。

 

 

<結果を受けて…>

 

<菊池> ストレイトガールの勝ち時計1分31秒5は昨年の時計を0.4秒更新してレースレコード。7歳牝馬が衰えどころか進化を見せた一戦でした。

 

<京介> 1着だったことには驚きはないけど、記録を更新したことは驚きが大きいよ。外的要因が大きかったとはいえ。

 

<菊池> ハイペース&高速馬場で、昨年に続きスピード持続力が問われる内容に。ただ、出入りのあった展開で先行馬は昨年以上に苦しいペースになりましたね。

 

<京介> そう。レース前はまず恵まれるだろうスマートレイアーの扱いをどうするか、と言われていたのに、ふたを開けてみれば序盤競り合いとなって、さらに思わぬ捲り馬も出て全く緩められず。この「道中がやたらと速い」展開は予想できなかったわ。

 

<菊池> 1・2・3着馬は道中で近い位置にいましたが、スプリントG1勝ち&複数回の好走経験を持つストレイトガールの瞬発力が、中距離G1で複数勝利の経験を持つ2頭をあっという間に置き去りにした。上がりタイムに大きな差がないながら、一瞬で決着が付いたのは、適性の差ということでしょうね。

 

<京介> それももちろんあるけど、戸崎騎手が「東京G1慣れ」しているのも大きい気もするなあ。

 

<菊池> なるほど。

 

<京介> もちろん道中でピタリ折り合いをつけられる、馬群の内から脚を使えるのは、マイル適性の差もあるよ。だけどやや外の枠から隊列の流れを見つつ、馬群の内に潜り込めるのは鞍上の腕も考慮に入れないと、と思うわ。

 

<菊池> また、2・3着に適性で見劣りする指数上位(実績上位)馬が食い込んだことからも、ハイペースでしっかり地力の問われるガチンコのG1になった。その上で、適性差が着差を作った、こんな解釈で合っていますでしょうか。

 

<京介> そうだね。馬場が極端に内有利に寄り過ぎる状況じゃなかった、それは押さえておきたい。直線であれだけバテた馬がいたのに、直線で壁に詰まって脚を余した、という馬がいなかったよね。これもG1級の馬がちゃんと好走できた要因の一つだと思う。

 

<菊池> 終わってみれば、G1複数勝利馬によるワン・ツー・スリー決着。近走内容的に厳しかったメイショウマンボを除けば、実績上位馬がきっちり結果を出す競馬になりましたね。

 

<京介> そう。今年のヴィクトリアマイルは、結局はこれが一番の肝だね。牝馬限定重賞や、マイル重賞でどれだけいい内容だったとしても、G1の壁を破れなかった馬は、能力更新ができなかったと。

 

<菊池> では、上位馬を振り返りましょう。

 

 

ストレイトガール

 

<菊池> 競馬チェックで販売中の直前情報・『ガチンコ予想』の中でも人気のコンテンツである『京介の特注馬情報』では1頭目の推奨でした。

 

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<京介> 週中から推していたし、意識がこの馬に間に合っていたから評価しやすい流れではあったよ。パドックや返し馬でも出来の良さを確認できたしね。

 

<菊池> デキが一変していたのはもちろんですが、もう一つ。今年は、3着・1着だった過去2年とは異なり、阪神牝馬Sをステップとしての参戦でした。そのあたりがどうか?という面はありましたが、阪神牝馬Sに迎合するような競馬をしなかったのが良かったのでは?とも思っています。

 

<京介> なるほど。半端にスローペースの競馬に合わせない方が、切り替えられるんじゃないかと。けどまあ、自分は藤原英昭厩舎の「前哨戦ひと叩き」の捨て方を何度も見ているから、「何でこの形で走れないの??→やっぱりタフな本番だと走るじゃない…」の流れだろうなとはうすうす感じていたし、そっちじゃないかと思うんだけどね。

 

<菊池> 週中では印を回していたのに、最終的にはスッキリさせたい一心で外してしまいました。僕はその点を深く反省。でも、『競馬大予言』本誌のいつものコーナーでは、推奨馬をこんな風に挙げておりました。()。まもなく発売となる“ダービー号”にもご注目ください。

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<京介> 前哨戦である程度動けてる様子を示してくれないと、本当に本番で動くのか不安になる…のはどのシーンでもあるからね、取捨が難しいのはしょうがない。

 

<菊池> 結局は展開を読み違えていたり、取捨の過程でミスをしているんですけどね。

 

<京介> それにしても、ヴィルシーナの連覇の時も思ったけど、ホント「前哨戦レース内容が役に立たない」レースだよね。極端な適性が必要になるレース、格下メンバーが集まりやすいレースなどはそういう側面があるけれど、このヴィクトリアマイルもG2G3牝馬限定重賞とは求められるレベルが全然違うんだろうね。だからG1馬が変われるし、重賞勝ち馬では足りない、ということかな。

 

 

ミッキークイーン

 

<菊池> 1番人気パドック診断を見る時って、すぐに最後の寸評(ここでは「押さえまで」)を見て結論を知ろうとしてしまうのですが、よく読み直すと今回は、“馬は褒めるけど騎手が心配だよ”っていう文脈ですよね。

 

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<菊池> こういうのって、見る側はどう考えればいいんでしょう?「浜中騎手に不安を感じていないって人は買ってね」なのか、「馬はいいけど浜中騎手は不安だよ」なのか。

 

<京介> 今回の気持ちとしては、馬体でも微妙な部分あるから褒めるけども「連なら」の扱いから、騎手の分も加味して「押さえ」に段階を下げた、という気持ちです。

 

<菊池> そういうことでしたか。

 

<京介> ただ、前日予想の意識から比べると、「思ったよりも良かったし、G1馬らしいし、動ける」とは感じたね。

 

<菊池> それはともかく、この馬なりに良化していたことは確かですよね?僕は、ややもすれば「今回は誰が乗っても好勝負になる」くらいだと、思っていたので。これは、馬を見て…ではなく、あくまで追い切り内容や調教系の指数を見て…なんですけどね。

 

<京介> 浜中騎手も、スタートから道中のレース運び、直線通ったルートまで完璧だったと思う。ここはちょっと自分、みくびっていたわ。最後の追い比べでは絶対反応悪くなるだろうなと思っていたけど。だから2着っていうのは、今回得られる最高の結果だったんじゃないかなー、と思っているんだけどね。

 

<菊池> そうですね。ストレイトガールが強すぎた。今回できることはやりましたよね。

 

<京介> 厩舎や陣営が心を鬼にして外人騎手を据えた方が、失敗するチャンスは増えても勝つチャンスも同じく増えたと思うんだよ。でもまあ、終わった後だとこれは水掛け論だね。

 

<菊池> 今回、ある程度しっかりと仕上げたと思うんです。次はどこに使うか、まだ分かりませんが、どう見ていますか?

 

<京介> もちろん、ローテーションの中で一番狙っていたレースに向けて「ちゃんと仕上げた」と思うし、連戦で何度も大舞台を戦えない、ガサのない馬だと思っているから、この後宝塚だとかは厳しいなあと感じてるよ。

 

<菊池> 個人的には、無理をさせず早めに休んで、天皇賞(秋)をしっかりと獲りにいって欲しいです。

 

<京介> そうだね。それは同感です。

 

 

ショウナンパンドラ

 

<菊池> 週中の評価も前日の評価も低かったですよね。それが、パドックを見て印が回った。これってつまり、「うーん、やっぱり好走する可能性あるな。」、「単純にこの中では性能が上位だから、適性で劣っても消すのは無理があるな」…こんな風にお考えになったと推測しているのですが、いかがでしょう。

 

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<京介> そこをフォローしてくれると助かります。背中があまり良くない状態に見えたから、勝つほどはないんだけど、やっぱり飛節のバネの良さは抜群だなと感じさせる。それに現状、差しがかなり決まってる東京芝だからね。実際、力のある馬だから。

 

<菊池> 序盤はやはり置かれそうになりましたが、池添騎手はミッキークイーンをマークしていくつもりでか、押していきましたね。

 

<京介> 考慮はしていたけどやはり慌てるぐらいに反応が鈍かったという印象だね。でもさすがに「追走で置かれ過ぎるのかキツイ」と感じて、いい所でマークできる位置まで追い上げた。

 

<菊池> 最後はミッキークイーンを上回る上がり3F33.5秒をマーク。この展開になると忙しい距離でしたが、よく対応していますよね。

 

<京介> 最後完全に2着じゃない、ぐらいに思える脚を見せていた。やっぱり直線で詰まったりせず、トップスピードで走り続ける性能だったら上の方だった。

 

<菊池> 次は大目標の宝塚記念です。昨年以上にヴィクトリアマイルで善戦した、という点がどうでしょうか。

 

<京介> 自分は善戦してる方ではないと思うし、ダメージが残るキツさはなかったと思う。「こなしにくかった」というキツさがあっただけでしょ。まだ良くなる余地を十分残していたし、調整次第で狙えるものだと思うよ。

 

~~~~ その他 ~~~~

 

<菊池> 4着はスマートレイアー。あの展開だったので、もっと負けるかと思いましたが、しぶとかったですね。この馬もまた、以前とは別馬だという面を出したと言えそうな気がしますが。

 

<京介> 時計がさすがに速すぎたかな。しかし前で競馬させた割に脚は溜まっていた方だと思う。真後ろにいたマジックタイムを凌いだのだから、その意味でも強さは見せてるよ。

 

<菊池> ルージュバックは5着。上がりタイムの差を見ても、上位3頭(特に2・3着馬)とは能力差があることが証明されてしまったような。

 

<京介> そうだねえ…。府中の長い直線で、最後の坂上で一番伸びるような仕掛けの態勢に持ち込んで、ハッキリした4着に追い上げられなかった。ある程度強いけど、地力強化が欲しいかな。

 

<菊池> マジックタイムは6着。負けるのは仕方ないとして、スマートレイアーを差せなかったのは、残念ですね。この馬の評価は間違えていたかも。

 

<京介> パドックは抜群に良かったけどなあ。トモの良さでは克服できない壁が、フジキセキとディープの一流馬にはあるってことかと感じてるよ。自分はボウマン騎手の仕掛けが早くなかった?とも思うんだけど、スマートレイア―じゃなくてミッキークイーンを交わす可能性を感じさせない限り、時計勝負では壁があるかなと感じたわ。

 

<菊池> クイーンズリングの敗因について一言お願いします。

 

<京介> 4コーナーを回った時に、ショウナンパンドラと並ぶ位置だったよね。道中ガッチリ引っ張っての追走だったのに、あれあれ?という気持ちはある。短距離実績は不良馬場の京都牝馬Sと3歳前半のフィリーズレビューだけ、スピード馬場にサッと対応できる軽さが、この馬には足りなかったかなぁ。

 

<菊池> 端的に振り返ってしまえば底力で見劣ったということかとも思いますが。地力を問われる競馬になっただけに。

 

<京介> 内容がどうであれ、桜花賞で4着というのは重たい実績なのかも。不良馬場を重たい斤量背負って勝つっていうのは、絶対に強い所あると思うんだけどね。

 

<菊池> マンハッタンカフェの牝馬はまた東京マイル重賞を勝てず、の連敗記録を伸ばしました。

 

 

<教訓まとめ>

 

・レース前に「楽に行ける先行馬」が人気になっていた今年は、ノーマークの人気薄が流れを厳しくして、わっせわっせと動く展開になった。結果、G1級の底力が問われる決着が導かれた。「前走と同じく楽に行けるはず」が通用しないのが、G1というレースだということ。

 

今年から阪神牝馬Sがマイルになり、そこを使ってきた関西馬のワンツー。レース内容はむしろ度外視して、「使いやすいマイル戦をひと叩きしてきた」ことの有利はある。

 

G1を複数回勝っている馬は、「G1仕上げ」と「前哨戦仕上げ」があるので、前哨戦で中途半端な成績であっても尾を引かないし、流れや条件が変われば反応も急変する。当日気配が一変していることをちゃんと確認すること。

 

 

<次走巻き返し警戒馬>

 

<京介>

・ルージュバック

…直線手応えありつつも反応は確かに悪く、マジックタイムを交わすのにモタつき、ショウナンパンドラに被されて進路も怪しかった。ただ脚の回転素直で、ある程度の柔軟性はある。G3G2なら人気通りの力を発揮してくれるタイプではないか。マーメイドSに出るなら、背負わされても動ける馬だろう。

 

 

<菊池>  

・シュンドルボン

…今回、最も適性から外れていた馬だと思う。順調に秋を迎えてエリザベス女王杯に挑んで欲しい。

 

~~~

 

<菊池> では、今回はここまでです。続いて、京王杯スプリングCも回顧していきましょう。

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