牝系分析は馬券検討に相当有効、
例えば「格上げ初戦」や「重賞初挑戦」の馬が
通用するかどうかの指標になる。
さらに
コースの適性などはもちろんだが、
一族の
勢いというのも見逃せないポイント。
今後も牝系データが数多く登場するのでお楽しみに。
(当該レースに限らず、他レースにも使えるデータが満載)
シンプルなものからマニアックなものまで、
他ではお目にかかれない代物ばかり。
牝系は本当に奥が深く、
競馬知識としても覚えておいて損はないだろう。
というわけで本日のランキング内では、
牝系の観点からの
京王杯SCの大穴候補を紹介中。
前走から人気急落のこの馬→
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(競馬・データ理論のカテゴリーで
2位付近)
では本日の本題に入る。
先週のNHKマイルCは例によって
印は4頭にしか打たなかったが、
単勝1.5倍グランアレグリアは消えても全く驚けない状況。
よって4番手評価としたわけである。
(消し切れなかったことは反省)
少なくとも◎はありえなかったにもかかわらず、
新聞では
上から下まで◎がビッシリと並んでいた。
以下は自身のメルマガからの抜粋文、
これを読んでグランアレグリアを軸にする人間はいないだろう。
この馬に関してはいいことを書いても仕方ないので、
(絶賛の記事が世間に溢れている)
ここではマイナス材料を中心に書いている。
(もちろん無理矢理見つけたわけではない)
重箱の隅をつついているだけかもしれないが、
全幅の信頼は置きづらい単勝1倍台。
桜花賞は時計面も含めてとんでもないパフォーマンスだったが、
まずは桜花賞について説明すると、
桜花賞が外回り施行となった07年以降、
良馬場で行われた年は今年を含めて12回。
その内「レースの前半3ハロンが35秒未満」だった年は8回、
この8回の勝ち馬は全て「4角10番手以下」が差し切り。
一方で「レースの前半3ハロンが35秒以上」だった年は4回、
この4回の勝ち馬は全て「4角4番手以内」から押し切り。
つまり桜花賞(良馬場)の特徴は、
前半35秒を超えれば「前残り」で前半35秒を切れば「差し馬」が台頭。
メジャーエンブレムもラッキーライラック(共に単勝1倍台)も先行して敗れたが、
前半34秒台で流れては必然の結果。
そして今年の桜花賞は前半35秒台、
よってグランアレグリアが押し切ったのも必然。
グランアレグリアはスムーズな競馬ができれば「怪物級」の強さを見せる一方で、
(マイルならアーモンドアイより強いか)
朝日杯ではアドマイヤマーズに一気に来られて抵抗できず、
内にモタれて伸びを欠いて完敗と脆さ(弱点)を露呈。
今回は桜花賞のようなスムーズな競馬ができるかどうかは微妙、
なぜなら前半は流れる可能性が高いから。
グランアレグリアはキャリア4戦全て「スローの後傾ラップ戦」
(つまり前半より後半の方が速い)
逆にNHKマイルCは過去10年で後傾ラップだったのは2回のみ。
(カレンブラックヒルが勝った12年、クラリティスカイが勝った15年)
グランアレグリアがキャリア4戦で経験したレースラップは、
前半3ハロン「35.3~36.8」で1000M通過「59.4~60.0」
一方でNHKマイルCは過去10年中8年で、
前半3ハロン「33.4~34.6」で1000M通過「56.3~58.4」
近3年は全て1000M通過が「58秒以下」
グランアレグリアにとって経験したことのないペースとなる公算大。
しかも今回は牡馬相手のG1でフルゲートの中枠、
朝日杯で潰されたアドマイヤマーズ(デムーロ)も出走している。
ちなみに朝日杯も「初経験ペース」の状況で完敗、
近2走(新馬、サウジアラビアRC)との比較で「前半の流れ」は速くなっていた。
もちろん能力を出し切ればアッサリだろうが、
少なくとも桜花賞のような楽な競馬にはならないはず。
桜花賞より人気が上昇している点も微妙。
(桜花賞は2番人気だった)
前半は「ゆっくり追走」して後半「爆発的なロングスパート」が持ち味だけに、
前傾ラップが基本のNHKマイルCは思わぬ凡走があっても驚けない。
以上がメルマガからの抜粋文。
レースはNHKマイルCらしい前傾ラップ。
(前半3ハロン33秒台、1000M通過57秒台)
グランアレグリアにとって
経験したことのない流れ、
単勝1.5倍を裏切ったのも大いに納得。
後傾ラップになる可能性が極めて低いNHKマイルC、
ラッパーなら
真っ先に疑える断然人気馬だったのである。
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分析や印を参考に買い目を決めるという方のお役にも立てるだろう。
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