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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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皐月賞 レース展望
2018-04-12 20:37:00  (最終更新日時:2018-04-13 02:16:52)
テーマ: レース展望
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過去10年で1番人気は[2-2-2-4]で4連対。前走良馬場で4角4番手以内なら[1-2-2-0]で複勝率100%。2番人気は[1-3-0-6]で4連対、3番人気は[2-1-2-5]で3連対。連対馬14頭が4番人気以内、残る6頭は6~9番人気。10番人気以下は[0-0-2-85]で3着止まり。最近5年の馬連は8倍、9倍、7倍、62倍、87倍で中穴までに収まっている。16年は8-3-1番人気、昨年は9-4-12番人気で決着。トリッキーな中山内回りコースで波乱傾向が強い。

連対馬18頭が前走3着以内。前走4着から連対した2頭は前走弥生賞、かつ重賞勝ちがあった。最近5年の連対馬10頭のうち7頭が前走重賞1着、2頭が前走重賞2着。前走重賞連対馬に注目。前走共同通信杯連対馬は[4-0-0-3]、12年以降は[4-0-0-1]。スプリングS勝ち馬は[3-0-1-6]、2着馬[0-1-1-6]、弥生賞勝ち馬は[1-3-1-5]、2着馬は[0-0-0-10]。京成杯は[0-0-1-3]、すみれSは[0-0-0-7]で連対がなく不振が続いている。

ステルヴィオは[3-2-0-0]で上がりは全てメンバー1、2位。サウジアラビアRC、朝日杯FSはダノンプレミアムに0.3秒差、0.6秒差の2着。前走スプリングSは中団の外からメンバー最速の34.1秒で最後にギリギリ交わしてハナ差で優勝。2番手からエポカドーロにタイミング良く抜け出されたが、最後は底力で捻じ伏せた。レースのラスト3Fは12.4-12.2-11.8秒で尻上がり。一戦ごとに着実にパフォーマンスを引き上げている。ロードカナロア産駒だが、距離をこなすタイプ。これまでダノンプレミアムにしか負けていないが、ダノンプレミアムは右前挫石で回避した。今週もルメール騎手が持ってくるか。

ワグネリアンは[3-1-0-0]で上がりは全てメンバー1、2位。前半5F58.5秒で流れた東スポ杯2歳Sは後方からメンバー最速の34.6秒で突き抜けて3馬身差で圧勝している。前走弥生賞は中団からメンバー最速の33.7秒で伸びて0.2秒差の2着。勝ったダノンプレミアムは鞭を入れていなかったが、上がりは0.4秒上回った。エンジンの掛かりが遅いため、小回りの中山向きではないが、本番前に中山芝2000mを経験できた。パドックでは馬体4キロ減でテンションが高かった。2度目の中山で馬体細化がなく、イレ込まないかがポイントになる。昨年以降のG1で福永騎手は[0-2-1-20]で連対率8.7%。

すみれS勝ち馬キタノコマンドール、共同通信杯勝ち馬オウケンムーン、ホープフルS2着&弥生賞3着のジャンダルム、ホープフルS勝ち馬タイムフライヤー、スプリングS2着馬エポカドーロ、京成杯勝ち馬ジェネラーレウーノ、京都2歳S勝ち馬グレイルなど。キタノコマンドールは新馬、すみれSをメンバー最速上がりで差し切って2連勝。新馬戦は直線でモタれてクビ差の辛勝だったが、すみれSは最後方から大外を回って豪快に差し切った。2着ケイティクレバーは若駒S1着、京都2歳S4着、5着コズミックフォースは京成杯2着があった。北野武氏が命名したデニムアンドルビーの全弟でディープインパクト産駒。無敗の皐月賞馬が誕生か。

オウケンムーンは[3-0-0-1]で未勝利、500万、共同通信杯を3連勝。前走共同通信杯は内ラチ沿いの5番手からメンバー4位の33.5秒で抜け出して1分47秒4で優勝。芝2000mは2戦2勝で中山では500万条件を勝っている。菊花賞馬オウケンブルースリ産駒。今週も国枝厩舎の管理馬が弾けるか。ジャンダルムは[2-1-1-0]でデイリー杯2歳Sを勝ち、ホープフルS2着、弥生賞3着と崩れていない。母はスプリントG1を2勝したビリーヴだが、武豊騎手が上手く乗って今のところ距離をこなしている。相手なりに堅実に走るタイプ。弥生賞と同じ3番枠から今の中山の馬場と展開を考慮して武豊騎手がどう乗るか。

タイムフライヤーはホープフルSを豪快に差し切って2分1秒4で優勝。単勝1.2倍の断然人気に支持された前走若葉Sは後方からメンバー最速タイの34.9秒で追い込んで0.5秒差の5着。何がいけなかったのか。ルメール騎手から内田博騎手に乗り替わる。エポカドーロはあすなろ賞を逃げて3馬身差で圧勝。前走スプリングSで2番手からメンバー5位タイの34.7秒で抜け出してステルヴィオにハナ差の2着。末脚に持続力があり、前に行ってバテないタイプで中山は合っている。13年以降、戸崎騎手は芝G1で牡馬に騎乗すると[0-1-0-41]、5番人気以内では[0-0-0-13]。今年絶好調の藤原英厩舎の管理馬。


桜花賞 レース回顧
2018-04-12 17:16:00
テーマ: 未設定
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アーモンドアイは後方2番手からメンバー最速の33.2秒で大外から豪快に差し切ってレースを制した。勝ちタイム1分33秒1は桜花賞レコード。コーディエライトが逃げて前半3F34.5秒、5F58.7秒。人気馬が上位を独占し、能力通りの結果になった。アーモンドアイは後方2番手で前とはかなり差があったが、強烈な末脚で一気に差し切った。上がりは2位を1.0秒上回っており、一頭だけ次元の違うレースをしている。JRA発表のレーティングは115で過去14年でトップ。ブエナビスタ、ハープスターを上回った。2着ラッキーライラックは1分33秒4で走っており、例年なら勝ってもおかしくないレベル。アーモンドアイの能力と末脚の凄さが際立つレースになった。相馬眼的に評価できる馬で他馬とはバネ、推進力が違う。社台はラッキーライラックと使い分けでダービーを狙う手もありそうだが、牡馬との兼ね合いもある。3冠牝馬アパパネを出した国枝厩舎の管理馬。次走東京でどんな走りを見せてくれるのか今から楽しみだ。

ラッキーライラックは1枠1番スタートから内ラチ沿いの3番手につけ、直線で少し外に持ち出してスペースを確保し、追い出しをギリギリまで我慢して直線で抜け出したが、アーモンドアイに一気に交わされて0.3秒差の2着。上がりはメンバー8位の34.5秒。阪神JFは前半5F59.9秒、チューリップ賞は前半5F59.5秒で今回は前半5F58.7秒。阪神JF、チューリップ賞は最速上がりを繰り出したが、今回はその2戦より速い流れで3番手につけたため、33秒台の上がりを繰り出せなかった。それでも自分のレースをして力を出し切っている。アーモンドアイが強過ぎたとしか言いようがないが、流れが速くなって差し馬に向いたのも確か。相馬眼的に評価できる馬。次走のオークスでは緩い流れである程度前につけて高速ラップでまとめれば、アーモンドアイの位置取り次第で逆転があってもおかしくない。

リリーノーブルは6番手からメンバー3位タイの34.9秒で伸びて0.4秒差の3着。チューリップ賞では0.4秒差をつけられたラッキーライラックに半馬身差まで迫った。ひと叩きされて上手くガス抜きして調子を上げていたが、これで3戦連続でラッキーライラックに先着を許した。デビューから5戦全て芝1600mを使っているが、最速上がりを繰り出したのは新馬戦のみ。マイルではスパッと切れない。次走はオークス。東京の新馬戦を最速上がりで圧勝したルーラーシップ産駒。東京芝2400mで変わり身に注意したい。

トーセンブレスは後方からメンバー2位の34.2秒で追い込んで0.7秒差の4着。阪神JFは後方からメンバー最速タイの33.7秒で追い込んで0.6秒差の4着。現状はG1では足りないが、メンバー1、2位の上がりを繰り出したように末脚は確かなものがある。4着に入って出走権を獲ったたため、次走はオークスになりそうだ。前崩れの展開になれば。

プリモシーンは出遅れて後方からメンバー3位タイの34.3秒で追い込んで0.9秒差の10着。出遅れて位置取りが悪くなり、直線でもスムーズさを欠き、全く力を出せなかった。戸崎騎手はG1で駄乗が続いている。次走はNHKマイルCに向かう予定。東京芝1600mの未勝利戦を後方からメンバー最速の33.2秒でテトラドラクマを差し切った馬。社台が外国人騎手を乗せてきたら要注意。


阪神牝馬S レース回顧
2018-04-12 17:15:00
テーマ: 未設定
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ミスパンテールはハナを切って前半3F37.2秒、5F61.0秒のスローペースで進み、上がりをメンバー10位タイの33.8秒でまとめて逃げ切った。勝ちタイム1分34秒8は同日の丹波特別(1000万、前半5F58.5秒))より0.7秒遅い。ミスパンテールはスローペースで逃げてラスト3Fを11.0-11.1-11.7秒でまとめて押し切った。これで1600万条件から4連勝、重賞3連勝。昨年キャリア1戦でチューリップ賞で2着に入った馬が本格化してきた。メンバー10位の上がりで押し切れたのは、好位につけた馬がだらしなかったこともあるのだろう。勝ちタイムは遅いが、後半5Fを57.6秒(全て11秒台)で走っておりレースレベルは低くない。次走はヴィクトリアマイル。昨年のオークスでは東京に輸送してイレ込みが激しかった。中山のターコイスSではパドックでテンションが高かった。長距離輸送をクリアできるかがひとつのポイントになる。

レッドアヴァンセは外枠スタートから2番手につけ、メンバー7位タイの33.7秒で伸びて頭差の2着。最後まで逃げたミスパンテールを交わせなかったが、重賞で初めて連対した。4走前に勝った三面川特別、2走前に勝ったユートピアSはスローペース。元々スローの上がり勝負に強いタイプで今回はまさに絶好の展開だった。阪神ではひと息のレースが続いていたが、坂を克服して33秒台でまとめることができた。リディル、クラレント、レッドアリオンの半妹でディープインパクト産駒。以前は追い込むレースをしていたが、兄と同様にある程度前につける馬に変貌している。

リスグラシューは中団からメンバー2位の33.3秒で伸びて頭+クビ差の3着。スローの上がり勝負で前残りになったが、最後に鋭く伸びてタイム差なしの3着まで追い上げた。展開を考えると1番強いレースをしている。目標は次のヴィクトリアマイルのため、敢えて動いて勝ちに行かなかったこともあるのだろう。5戦連続で馬体が増えており、パドックでは馬体を大きく見せ気配が目立っていた。2歳時から活躍しているが、成長力あるハーツクライ産駒。次走のヴィクトリアマイルでG1制覇なるか楽しみだ。高速馬場で1分32秒台の決着になったときに真価が問われる。

アドマイヤリードは好位からメンバー5位タイの33.6秒で伸びて0.1秒差の4着。直線で前が壁になって追い出しが遅れ、最後もごちゃついてスムーズさを欠いた。スムーズなら際どい争いになったのではないか。他馬より2キロ重い56キロを背負って0.1秒差なら次走に向けて上々の内容といえる。昨年のヴィクトリアマイル勝ち馬で今年は2連覇が懸かる。小柄な馬でも道悪巧者。昨年のように馬場が渋ったら要注意。

ソウルスターリングは外から早めに押し上げて先団に取りついたが、直線で全く伸びず0.6秒差の10着に終わった。上がりは34.3秒。メンバー唯一33秒台の上がりを繰り出せなかった。外から早めに上がったこともあるが、かなり物足りない内容。芝1600mで勝った阪神JFとチューリップ賞は前半5F58秒台。速い流れで注意したいが、オークスの走りを見る限り、極端な上がり勝負でなければ対応できる。


ニュージーランドT レース回顧
2018-04-12 17:14:00
テーマ: 未設定
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カツジは後方2番手からメンバー2位の33.9秒で外から豪快に差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分34秒2。カシアスが逃げて前半3F35.2秒、5F59.1秒。カツジはスタートで寄られて後方からのレースになったが、33秒台の速い上がりを繰り出して外から差し切った。レースのラスト3Fは12.1-11.6-11.4秒で尻上がり。これまで前に行くレースをしていたが、差すレースをして一気にパフォーマンスを引き上げた。競馬センスが良く自在性があるディープインパクト産駒。この走りなら直線の長い東京コースにも対応できそうだ。次走はNHKマイルC。初の左回りに対応できるかがカギになる。

ケイアイノーテックは中団から早めに動いてメンバー3位の34.5秒で頭差の2着。直線で抜け出したが、最後にカツジに交わされた。小回りの中山を克服し、現時点の力は出している。3走前のこぶし(京都内回り)で捲ったように小回りコースをこなせるタイプなのだろう。馬体が12キロ減っていたが細くはなかった。次走はNHKマイルC。今回馬体が減っていたため、中間にどこまで回復させられるかがポイントになる。

デルタバローズは好位の内からメンバー5位タイの34.8秒で伸びて0.1秒差の2着。前走京成杯は掛かって自滅したが、内枠スタートから内をロスなく回って折り合いがつき、本来の走りができた。マイルの新馬戦を圧勝した堀厩舎の外国産馬。重賞で一気にパフォーマンスを引き上げた。雨で馬場が悪化した新馬戦を4馬身差で圧勝した馬。馬場が渋ったら要注意。

リョーノテソーロは中団の後ろから伸び切れず8着。ガツンと切れるタイプではないだけに位置取りが後ろ過ぎた。吉田隼騎手はダービー卿CTのテオドールでも消極的なレースで4着に終わっている。ひと息入れて初の芝1600m、初の右回りも堪えたか。


先週の重賞レーティング(桜花賞、ニュージーランドT、阪神牝馬S)
2018-04-12 13:05:00
テーマ: 競馬
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▼桜花賞
05年ラインクラフト 109
06年キストゥヘヴン 108
07年ダイワスカーレット 111
08年レジネッタ 107
09年ブエナビスタ 112
10年アパパネ 110
11年マルセリーナ 110
12年ジェンティルドンナ 110
13年アユサン 110
14年ハープスター 113
15年レッツゴードンキ 112
16年ジュエラー 112
17年レーヌミノル 112
18年アーモンドアイ 115★

今年は過去14年で最高値。アーモンドアイは後方2番手からメンバー最速の33.2秒で差し切り1分33秒1のレースレコードで快勝。上がりは2位を1.0秒上回った。インパクトのあるレース。新たなスターが誕生した。

▼ニュージーランドT
05年マイネルハーティー 106
06年マイネルスケルツィ 105
07年トーホウレーサー 105
08年サトノプログレス 105
09年サンカルロ 106
10年サンライズプリンス 109★
11年エイシンオスマン 108
12年カレンブラックヒル 107
13年エーシントップ 107
14年ショウナンアチーヴ 108
15年ヤマカツエース 109★
16年ダンツプリウス 108
17年ジョーストリクトリ 108
18年カツジ 109★

今年は過去14年で最高レベル。カツジは後方からメンバー2位の33.9秒で差し切り1分34秒2で優勝。これまでの前に行くレースから一転、追い込むレースで自在性&能力の高さを示した。

▼阪神牝馬S
05年アドマイヤグルーヴ 109
06年ラインクラフト 111★
07年ジョリーダンス 106
08年エイジアンウインズ 106
09年ジョリーダンス 106
10年アイアムカミノマゴ 106
11年カレンチャン 106
12年クィーンズバーン 105
13年サウンドオブハート 106
14年スマートレイアー 108
15年カフェブリリアント 108
16年スマートレイアー 108
17年ミッキークイーン 111★
18年ミスパンテール 108

今年は例年レベル。ミスパンテールは前半3F37.2秒、5F61.0秒のスローペースで逃げ、上がりを33.8秒でまとめて逃げ切り1分34秒8で優勝。中団から3着に追い上げたリスグラシューは強いレースをしている。

レーティングはJRA発表

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