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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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大阪杯 レース展望
2018-03-29 13:55:00
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昨年からG1に昇格した。過去10年で1番人気は[4-3-2-1]で7連対。単勝1倍台は[1-2-2-0]、2倍台は[2-1-0-0]、3倍以上[1-0-0-1]。4歳馬は[2-1-1-0]、5歳馬は[2-2-0-0]、6歳馬は[0-0-1-1]。2番人気は[2-1-1-6]で3連対、3番人気は[1-0-1-8]で1連対のみ。6~9番人気が7連対と多いが、10番人気以下は[0-0-0-34]出番なし。最近5年の馬連は3倍、70倍、8倍、14倍、23倍で中穴までに収まっている。

連対馬20頭のうち17頭が前走5着以内、残る3頭は前走重賞で6、6、7着。穴で前走6着前後に負けた馬に注意。前走重賞以外は連対が条件。最近は前走G1、G2で善戦した馬が活躍。前走8着以下は[0-0-0-39]で出番なし。4歳[5-3-3-18]、5歳[4-3-2-23]、6歳[1-3-5-23]、7歳以上[0-1-0-27]。4歳馬は1番人気なら[2-1-1-0]。6歳馬は6、7、7、9番人気が連対。穴で6歳馬に注意。7歳以上の高齢馬は2着が1回あるのみ。ほとんど出番がない。

サトノダイヤモンドはフォワ賞4着、凱旋門賞15着に終わったが、国内では[7-1-3-0]で複勝率100%。国内G1は[2-1-2-0]で菊花賞と有馬記念を制している。芝2000mは[2-0-2-0]で3着以内を確保。阪神芝は[3-0-0-0]で神戸新聞杯、阪神大賞典を勝っている。阪神芝2000mでは未勝利戦を2分3秒8(稍重)で圧勝している。前走金鯱賞は中団からメンバー最速の33.7秒で上がって0.3秒差の3着。勝負どころで反応が悪かったのは休み明けのせいか。ひと叩きされ、どこまで調子を上げてくるか。久々に芝2000mを使ったことでピリッとしてくれば。池江厩舎は4頭出し。

アルアインは昨年の皐月賞を1分57秒8で優勝。2着ペルシアンナイト、3着ダンビュライト、4着クリンチャー、5着レイデオロ、6着スワーヴリチャードはその後G2以上で勝っている。ダービーは5着、菊花賞は7着に終わったが、芝2200m以下では[4-2-0-1]で致命的な不利があったシンザン記念6着を除き連対を確保。阪神芝は[2-0-0-0]で毎日杯を勝っている。前走京都記念は大外枠から中団の外につけ、メンバー3位タイの36.2秒で伸びて0.2秒差の2着。3着レイデオロとの叩き合いをクビ差で制した。馬格&体力があり、好位からしぶとい脚を使えるタイプ。今週も川田騎手が持ってくるか。

スワーヴリチャードは[4-3-0-2]で共同通信杯、AR共和国杯、金鯱賞を優勝。昨年のダービーはレイデオロに0.1秒差の2着。AR共和国杯は好位から抜け出して2馬身半差で圧勝。有馬記念は後方からメンバー2位の34.5秒で追い込んだが、直線で内にモタれて0.2秒差の4着。前走金鯱賞は内ラチ沿いの3番手からメンバー2位の33.8秒で抜け出して2分1秒6で優勝。左回りは[3-2-0-0]だが、右回りは[1-1-0-2]で皐月賞6着、有馬記念4着に終わっている。阪神芝2000mは[1-1-0-0]で新馬戦2着、未勝利戦1着だが、右回りの克服がポイント。Mデムーロ騎手が4戦連続で騎乗する。

昨年のジャパンC勝ち馬シュヴァルグラン、昨年のマイルCS勝ち馬ペルシアンナイト、AJC杯勝ち馬ダンビュライト、同2着馬ミッキースワロー、中山記念勝ち馬ウインブライト、3連勝で小倉大賞典を勝ったトリオンフ、前走金鯱賞2着のサトノノブレス、昨年の大阪杯3着馬ヤマカツエース、昨年の宝塚記念2着馬ゴールドアクター、昨年の京都大賞典勝ち馬スマートレイアーなど。シュヴァルグランはG1[1-1-3-3]で3着が多い。芝2000mは[1-2-2-0]で京都2歳S3着があるが、15年秋以降は全て芝2200m以上を使われている。距離2000mの克服がポイント。ボウマン騎手から三浦騎手に乗り替わる。

ペルシアンナイトは昨年の皐月賞で内から捲ってアルアインにクビ差の2着。休み明けの富士Sは5着に終わったが、マイルCSを後方から差し切って1分33秒8(稍重)で制した。休み明けの前走中山記念は後方から伸び切れず0.3秒差の5着。休み明けはひと息なのだろう。安田記念も視野に入るが、叩き2戦目でどこまで調子を上げてくるか。乗り慣れたMデムーロ騎手からテン乗りの福永騎手に乗り替わる。今年は勝ってもおかしくない馬が数多い。G1実績を過信せず、阪神芝2000mの適性、今の馬場の適性、状態面から総合的に判断したい。今週からA→Bコースに変更される。まずは土曜のレースで傾向を掴む必要がある。



高松宮記念 レース回顧
2018-03-29 13:54:00  (最終更新日時:2018-03-29 13:59:36)
テーマ: 重賞予想・厳選予想
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ファインニードルはスタートを決めて6番手の外につけ、メンバー6位タイの34.5秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分8秒5。ダイアナヘイローが逃げて前半3F33.3秒。レースの上がりは35.2秒と掛かり、6~8番手につけた3頭で決着。時計の掛かる馬場だったが、勝ちタイム、上がりタイムは平凡でレースレベルは高くない。ファインニードルはいつもより少し控えて最後までジリジリと伸びて先に抜け出したレッツゴードンキとの叩き合いをハナ差で制した。最後までジリジリ伸びたのは、馬場のいい外を通ったぶんと本格化したぶんなのだろう。左回りは1戦して10着に終わっていたが、内に馬を置いて内にモタれないようにして外から差す川田騎手の考えられた騎乗が見事に嵌まった。切れる脚を使えるダンスディレクターが3コーナーでスムーズさを欠き、レッドファルクスが後方2番手からのレースになったことも良かったのだろう。昨年のセイウンコウセイに続き、アドマイヤムーン産駒が2連勝。適度に時計の掛かる馬場が合うのだろう。馬主名をゴドルフィンに替え、ダーレーは日本のG1初制覇。高橋義調教師もG1初制覇となった。川田騎手は今年ゴドルフィンの馬では[3-3-0-2]で連対率75%。G1制覇で騎乗馬の質が上がりそうだ。ファインニードルは次走香港のチェアマンズスプリントプライズに向かうことになりそうだ。

レッツゴードンキは内ラチ沿いの8番手を進み、直線で内から捌いて抜け出して馬場のいい外に持ち出したが、最後にファインニードルに差されてハナ差の2着。上がりはメンバー8位タイの34.6秒。4枠8番スタートから岩田騎手が内ラチ沿いをロスなく回り、直線で上手く捌いてきたが、結果的に仕掛けが少し早過ぎたか。これで国内スプリントG1で3戦連続2着。3戦とも岩田騎手が内をロスなく回って馬場の荒れた内から捌いている。荒れ馬場をこなすから内を突けるのだろう。次走は次走香港のチェアマンズスプリントプライズになりそうだ。今年中京で行われた愛知杯は10-8-7番枠、ファルコンSは10-7-8番枠、高松宮記念は9-8-7番枠で決着。中枠に入った馬が有利な傾向が続いている点に注意したい。

ナックビーナスは6番手からメンバー10位の34.7秒で伸びて0.1秒差の3着。外過ぎない4枠7番で外を回らずに流れに乗れたことが大きかった。この上がりで3着に入れたのは、切れる脚を使える馬が後方からのレースになったからなのではないか。前走オーシャンSはスタートで躓いて道中外を回って脚を使って追い上げ、最後までしぶとく伸びて頭差の2着。芝1200mで10番より外では[0-0-0-5]だったが、13番枠から連対したように地力が強化されていたのだろう。テン乗りの三浦騎手は上手く乗っている。

ダンスディレクターは11番手からメンバー3位タイの34.3秒で内から伸びて0.2秒差の3着。直線で一瞬見せ場を作ったが、荒れた内を突いたこともあり伸び切れなかった。3コーナーで前に入られて頭を上げ、武豊騎手が手綱を引っ張るロスがあり、それもあって内から追い上げたのだろう。少し荒れた馬場、緩い馬場を得意にしている馬で展開、馬場はマッチしていたが、3コーナーでロスがあり、外に出せなかったことがかなり響いている。そこがスムーズならもっとやれたのではないか。

レーヌミノルは中団の外からメンバー8位タイの34.6秒で伸びて0.3秒差の7着。2着レッツゴードンキと同じ上がりを繰り出したが、外枠スタートから外々を回っていつもより後ろからのレースになったことが堪えた。直線では内にモタれて和田騎手が左鞭で何とか修正していた。昨年のフィリーズレビュー以来9戦のうち8戦が9番より外枠。JRAにマークされているのか、外枠に入ることが異常に多い。内が荒れていない馬場で内枠に入ると一変する可能性がある。

レッドファルクスは後方2番手からメンバー最速の33.7秒で追い込んで0.4秒差の8着。勝ち馬より0.8秒速い上がりを繰り出したが、位置取りが後ろ過ぎた。出遅れた訳ではないが、Mデムーロ騎手は進んでいなかったとコメントしている。前走芝1400mで追い込むレースをしたのが良くなかったのか。仕上がりは悪くはなかった。流れは向いただけに中団の後ろにつければ差し切っていたのではないか。Mデムーロ騎手らしからぬ不可解な騎乗。こういう騎乗をした騎手は近々大きなレースを勝つことが多い。


マーチS レース回顧
2018-03-29 13:53:00
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センチュリオンはスタートを決めて4番手につけ、メンバー5位の37.6秒で抜け出して最後はクインズサターンの追撃をハナ差完封してレースを制した。勝ちタイムは1分52秒1。ディアデルレイが逃げて前半5F61.7秒の少し緩い流れで前に行った馬が有利な展開になった。センチュリオンは好位から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇。今年は重賞勝ち馬がロワジェルダン、ロンドンタウンの2頭しかおらず、実質オープン特別レベルのレースだった。これで中山ダ1800mは[8-2-2-3]。大野騎手が高松宮記念に騎乗するため、テン乗りの幸騎手が騎乗したが、好位の内をロスなく回って持ち味のしぶとさを引き出した。賞金を加算できたため、今後は地方交流重賞も使って行くことになりそうだ。

クインズサターンは中団からメンバー3位の37.4秒で伸びてハナ差の惜しい2着。いつもより前につけたぶんガツンと切れなかったが、最後までしぶとく伸びてハナ差まで追い上げた。昨年12月にダ1800mを使って4、5、3、2着。東京コースに実績があるが、4つのコーナーのあるコースに慣れてきており、今回は中団で流れに乗ることができたのは今後に向けて大きい。ここにきて馬体が充実しており、本格化しつつある段階に入った。ただし今回は勝ち馬より2キロ軽い55キロでハンデの恩恵があった。その点は考慮しておきたい。

ロワジャルダンは3番手を進み、直線で前が詰まって少し下がったが、最後に内から強襲してメンバー7位の37.7秒で上がり0.1秒差の3着。これで中山ダ1800mは[2-1-2-0]、ダ1800mのG3では[1-0-3-1]。地方に転厩し今回は中央のG3で10番人気だったが、これまでの実績から激走する下地はあった。前走は516キロだったが、22キロ絞れて494キロ。かなり仕上げたのか、中央にいるときと遜色ない馬体だった。相手なりに走るタイプ。ダ1800mのG3に使ってきたら注意したい。

アルタイルは中団から早めに上がったが、直線で伸び切れず0.1秒差の4着。上がりはメンバー4位の37.5秒。前走ボルックスSは内でタメて直線で外に出して最速上がりを繰り出したが、今回は外枠から外を回ったぶん伸び切れなかった。外を回って崩れなかったように以前より地力が強化されている。田中勝騎手が手の内に入れていることも大きい。

ハイランドピークは離れた後方2番手からメンバー最速タイの36.9秒で追い込んで0.9秒の9着。スタートで挟まれたことで横山典騎手が無理せず、後方からのレースに切り替えた。陣営はレースの疲れがあったのかもしれないとコメントしたが、最終調教の動きは良く、パドックでも仕上がりは良さそうに映った。昨年以降の重賞で島川氏は[1-3-2-34]、1、2番人気では[0-0-1-7]で連対なし。これは個人的なイメージだが、島川氏と山本氏の馬が重賞で人気になると不可解な騎乗で連対を外すことが多い。1番人気で酷い負け方をした横山典騎手が競馬ファンに向けてコメントをしないのはどうなのだろうか。横山典騎手の後方ポツンは今に始まったことではない。これを利用して儲けている人もいることを付け加えておく。


毎日杯 レース回顧
2018-03-29 13:53:00
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ブラストワンピースは1枠1番から内ラチ沿いの2、3番手につけ、直線で最内からメンバー2位の33.9秒で抜け出して2馬身差で圧勝した。ウォーターパルフェが逃げて前半5F60.3秒の緩い流れ。レースのラスト3Fは34.1秒でラップは11.5-11.1-11.5秒。ブラストワンピースは内をロスなく回って直線で抜け出す正攻法のレースで快勝。直線で内ラチに接触したが、最後まで末脚は鈍らなかった。522キロの大型馬だが瞬発力があり、馬体の造りに大物感がある。大竹厩舎がデビューから3連勝で重賞勝ちというのはルージュバックと同じ。今後は皐月賞は使わずにダービーに直行する予定。東京芝2400mのゆりかもめ賞を4馬身差で圧勝したが、ラスト3Fは11.9-11.8-11.7秒で尻上がりだった。無敗のダービー馬誕生なるか楽しみだ。

ギベオンは5番手からメンバー3位タイの34.0秒で伸びて0.3秒差の2着。勝ったブラストワンピースにロスなく回って高速ラップでまとめられては仕方ない。相手が強過ぎただけで好位からひと伸びした内容は悪くない。ただしディープインパクト産駒だけにこの流れで33秒台で上がれなかったのは少し不満が残る。藤原英厩舎だけに奥手の面もあるのだろう。それでも2着に入って賞金を加算できた。次走は皐月賞、または京都新聞杯からダービーを目指すことになりそうだ。

インディチャンプは最後方からメンバー最速の33.6秒で伸びて0.3秒差の3着。2着ギベオンとはクビ差だった。前半掛かったため、岩田騎手が抑え込んで最後方からのレースになったことが堪えた。最後はいい脚を使っているが、体型的に距離は1600m以下が合っている。3着で賞金を加算できなかった。次走アーリントンCを使ってNHKマイルCを目指すことになりそうだ。

ノストラダムスは中団の後ろからメンバー3位タイの34.0秒で伸びて0.4秒差の4着。ブラストワンピースの後ろから和田騎手が懸命に追って最後までしぶとく伸びていた。未勝利戦を勝った直後の重賞挑戦で上々の内容。飛びが大きく体型的に見ても、もっと長い距離が合っている。馬が走りに前向きで大崩れしないタイプ。前向きさが失われないうちはマークしていきたい。


日経賞 レース回顧
2018-03-29 13:52:00
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ガンコはハナを切って前半5F62.7秒のスローペースで進み、向こう正面で上がってきたキセキに先頭を譲ったが、直線入り口で先頭に立ち、メンバー5位タイの35.6秒でまとめて後続を完封しレースを制した。勝ちタイムは2分33秒9。前半はスローだったが、中盤以降は緩急のあるラップでスタミナが問われる展開。ガンコは向こう正面でキセキが来ても自分のペースを守って走り、早め先頭から押し切った。4走前に芝を使って1、3、1、1着で着実にパフォーマンスを引き上げている。2走前の日経新春杯は52キロの軽ハンデで0.2秒差の3着だったが、今回は別定戦で4キロ増の56キロを背負って優勝。日経新春杯よりも強いメンバーを相手に一気にパフォーマンスを引き上げた。最終調教、パドックを見ても絶好調だった。宝塚記念を勝ち、凱旋門賞で2着に入ったナカヤマフェスタの産駒。次走は天皇賞(春)。今年の長距離路線はレベルが高くない。更なる距離延長、58キロなど課題はあるが、今のデキをキープできれば激走があってもおかしくない。

チェスナットコートは中団からメンバー2位の34.8秒で伸びて0.1秒差の2着。直線でサクラアンプルールと一緒に伸びてきたが、最後に振り切って2着を確保。前走1600万条件を勝って重賞初挑戦で7番人気だったが、一気にパフォーマンスを引き上げて激走した。同じ4歳で休み明けのキセキはG1馬で57キロ。チェスナットコートは休み明けではなく最軽量の54キロ。それだけでG2で通用するほど甘くはないが、今年の長距離路線のレベルが高くないこともあるのだろう。奥手のハーツクライ産駒でまだこれから成長が見込める。矢作厩舎だけに次走は強気に天皇賞(春)に使ってきそうだ。

サクラアンプルールは後方からメンバー最速の34.6秒で大外から追い込んで0.2秒差の3着。勝ち馬より1キロ、2着馬より2キロ重い57キロを背負っていた。後方でタメたから切れる脚を使えたと言えなくもないが、もう1列前なら勝ち負けできたのではないか。田辺騎手は差し追い込み馬で下げ過ぎる傾向がある。最終調教は地味に映ったが、レースを見る限り7歳でも衰えはなさそう。有馬記念は不利があって16着に終わったが、長い距離をこなすメドは立った。春の目標は宝塚記念になりそうだ。

トーセンバジルは中団から伸び切れず0.4秒差の5着。緩い馬場が影響したのか、道中モタれながら走っていた。ハービンジャー産駒は緩い馬場をこなす馬が多いが、トーセンバジルはパンパンの良馬場の方がいいようだ。藤原英厩舎はG1の前はお茶を濁して負けることが多い点に注意したい。次走は未定だが、天皇賞(春)、目黒記念あたりになりそうだ。

キセキは後方を追走していたが、向こう正面で大外から上がって先頭立ち、直線で一杯になって0.7秒差の9着。向こう正面で流れが緩んだところでルメール騎手が上がって行ったが、直線で全く伸びなかった。外から差したチェスナットコート、サクラアンプルールが2、3着に入っただけにタメて切れ味を引き出した方が良かったか。ただし菊花賞馬でスタミナはあるだけに少し強引なレースをしてもここまでは負けるのはおかしい。不良馬場の菊花賞を勝ち、その後に香港ヴァーズを使った影響が残っているのではないか。次走は天皇賞(春)。角居厩舎の技術力でどこまで状態面を引き上げられるのか注目したい。


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