事後公開します。
2-3-1番人気で決着。前半5F63.2秒の超スローペースでレースのラスト3Fが33.8秒。
アドミラブルはメンバー最速の33.3秒で追い込んで3着。勝てませんでしたが参考に・・・。
■調教診断(上位4頭抜粋)
■[7/]アルアイン 5着
栗CWで2頭併せで馬なりのまま先着。前向きさがあり、力強い脚捌きでラスト11秒台。馬体がボリュームアップし活気十分。さらに調子を上げている。
■[7-]アドミラブル 3着
栗坂で2頭併せで強めに追われて先着。力強い脚捌きで推進力のある走り。中3週が続くが、馬体の張り、気配とも変わりなく、デキは高いレベルで安定。
■[7/]レイデオロ 1着
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。軽快なフットワークで最後まで余力十分。馬体が引き締まり、腹目がスッキリした。一度使って馬体、気配とも良化。
■[6+/]スワーヴリチャード 2着
栗CWで2頭併せで軽く仕掛けられて先着。少し頭が高いが、余力十分にラスト11秒台。入念に乗り込んで馬体が引き締まった。前走より若干良化。
■有力馬診断
■[7]アドミラブル 3着(1位評価)
未勝利戦を勝った後に次走の狙い馬、アザレア賞を勝った後に相馬眼ニュースで取り上げた馬。阪神芝1800mの阪神芝1800mの未勝利戦は中団からメンバー2位の34.0秒で差し切って2馬身半で圧勝。前半5F58.5秒のハイペースで、勝ちタイム1分45秒8は同日の大阪城S(前半5F61.7秒)よりも1.3秒速かった。新馬戦を惨敗した馬がノドの手術をして一気にパフォーマンスを引き上げた。勝ちタイムは毎日杯(前半5F60.1秒)の1分46秒5より0.7秒速い。毎日杯を勝ったアルアインは皐月賞を制している。毎日杯を1分46秒2以下で勝ったディープスカイ、キズナはダービーを制している。3歳春の時点で阪神芝1800mを好タイムで勝つには、絶対能力が高く、スピードがないと勝てないのである。未勝利戦を圧勝した時点で音無調教師はダービーを勝てる確信したのではないか。それほどのインパクトのある勝ち方だった。
アザレア賞は後方から早めに上がって2番手に押し上げ、メンバー最速の33.5秒で抜け出し3馬身差で圧勝。道中流れが緩んだときに外から上がって2番手に押し上げ、直線で後続を突き放したが、最後は馬なりでMデムーロ騎手が股の下から後ろを確認する余裕があった。前半5F65.0秒のスローペースでレースのラスト3Fは11.0-10.9-11.8秒。瞬発力と高速ラップの持続力があることを示した。ハイペースの未勝利戦を好タイムで勝ち、スローペースのアザレア賞を高速ラップでまとめて勝ったように流れに左右されない自在性がある。前走青葉賞はスタートで寄られて最後方になったが、向こう正面から徐々に進出し、4コーナーで4番手に押し上げ、メンバー最速の34.6秒で抜け出して2馬身半差で圧勝。前半5F59.7秒。後半5F59.2秒。勝ちタイムは2分23秒6は従来のレコードを0.5秒上回るレースレコードだった。
道中の最も遅いラップが12.4秒で息の入りにくい展開で大外を回って早めに追い上げる強引なレースをしたが、直線で抜け出してからは軽く仕掛けただけで最後は流す余裕があった。アザレア賞とは全く流れの違うレースで今度はスタミナと持続力を示した。青葉賞馬は日本ダービーを勝っておらず、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、アドマイヤメイン、ウインバリアシオン、フェノーメノが2着に負けたが、これまでアドミラブルのように芝1800mを1分45秒台で勝つようなスピードのある馬はいなかったのである。アドミラブルの青葉賞のレーティング114で過去13年でトップ。アドマイヤメインは107、ウインバリアシオンは108、フェノーメノは110だった。フェノーメノはダービーでディープブリランテにハナ差の2着ならジンクスをそれほど気にする必要はないのではないか。アドミラブルはダービー馬になれるだけの資質を備えている。
3回連続の中3週、再度東京への輸送、青葉賞で走り過ぎた影響、過去10年で[0-1-0-28]の8枠がリスクと言われているが、3連勝は全て最後に余裕を残しており、最終調教を見る限り、馬体、気配とも変わりなくデキ落ちはない。調教後の馬体重は前走より16キロ増の526キロ。これなら輸送で前走より極端に減ることはない。ダービーで8枠は不振だが、土曜の芝戦は5レース全てで8枠の馬が勝ち、4レースで大外枠の馬が勝っている。日曜にさらに馬場が乾いても内が極端に有利な状態になるとは考えにくい。ノドが再度トラブルを起こすことも考えられなくはないが、可能性は低いのではないか。今年は皐月賞、NHKマイルCとも牝馬が1番人気に支持され、NHKマイルCは牝馬が勝っている。時々激走する京都新聞杯勝ち馬の出走もない。母系は3戦3勝でダービーを制したフサイチコンコルドの一族。青葉賞馬が勝てないジンクスを破るとみる。
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調教診断は6頭、有力馬診断は2頭を取り上げています。
有力馬診断では狙える理由を長文で詳しく解説しています。
予想では有力馬診断ほど詳しくは書きません。
狙う根拠を詳しく知りたい方はぜひご覧になってください。