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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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エリザベス女王杯 レース回顧
2021-11-18 15:27:00
テーマ: レース回顧
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アカイイトは出遅れて後方を進み、3コーナーから外を回って進出し、メンバー最速の35.7秒で直線で一気に先頭に立つと後続を引き離し2馬身半差で圧勝した。勝ちタイムは2分12秒1。シャムロックヒルが逃げて前半5F59.0秒。後半5F60.8秒、上がりは36.5秒、ラップは12.2-11.8-12.5秒。例年とは違う速い流れで上がりの掛かる消耗戦になり、重賞未勝利で7番人気以下の差し追い込み馬が1~5着を独占した。3連単は10-7-9番人気で339万馬券。アカイイトは道中ラップが落ちない消耗戦で差し馬向きの展開になったとはいえ、大外を回って早めに動いて2馬身差で圧勝したのだから大したもの。デビューから最速上がりを連発していた馬がG1初挑戦で10番人気で制した。

今年のメンバーで昨年秋以降、芝1800m以上、前半5F59.8秒以内、後半5F59.8秒以上で勝った馬は、アカイイト(垂水S)、ステラリア(未勝利戦)、レイパパレ(大阪杯)の3頭しかおらず、今年良馬場で勝ったのはアカイイトしかいなかった。社台がレイパパレを勝たせるためにシャムロックヒルが逃げて飛ばして消耗戦に持ち込んだが、それがアカイイトに大きなプラスとなった。キズナ産駒のワンツー決着。キズナ産駒はG1初制覇となった。阪神芝2200mで行われる来年の京都記念に出走したら注意したい。生産した辻牧場は1977年のエリザベス女王杯を勝ったインターグロリア以来となる芝G1制覇となった。次走は有馬記念に向かう予定。

ステラリアは中団の外からメンバー3位タイの36.1秒で伸びて0.3秒差の2着。勝負どころでアカイイトに来られて少しスムーズさを欠いた。そこがスムーズならもう少し差は詰まったのではないか。前走秋華賞は外から追い込んで0.5秒差の6着に終わったが、武豊騎手が出遅れて流れに乗れず、まともに走っていなかった。忘れな草賞を中団から最速の34.3秒で差し切って1分58秒0で勝ったが、0.2秒差の2着エイシンヒテンはローズSで2着、秋華賞で4着に粘っている。レース展望で穴っぽい馬として「なんとなく08年に勝ったリトルアマポーラの匂いがする」と書いたが、そのイメージは合っていた。今後は休養して来年に備える予定。

クラヴェルは14番手からメンバー3位タイの36.1秒で最内から追い込んで0.4秒差の3着。横山典騎手がイメージ通り、最内を突いて持ってきた。これで重賞では2、3、3、3着で4戦連続で馬券圏内を確保。芝2200mで56キロを背負ってこれまで以上に厳しい条件だったが、少しずつ地力が強化され、パフォーマンスを引き上げている。祖母ディアデラノビア、母ディアドラメドレで奥手の一族。大事に使っていけば、どこかで重賞制覇がありそうだ。

レイパパレは4番手に控え、直線で先頭に立ったが、最後に一杯になって0.5秒差の6着。上がりはメンバー12位タイの36.9秒。前に行った馬が15、16、17着に終わる中、最先着と粘ったが、道中折り合いを欠き気味、かつ勝負どころで躓いたことが響いた。ハナを切って自分のペースでストレスなく走るのが合っている。社台はシャムロックヒルを逃げさせてレイパパレ向きの消耗戦にしたが、想定より流れが速くなって差し追い込みを誘発した。逃げて自分のペースで進めれば、勝ち負けできたのではないか。次走は香港カップに向かうプランがあるようだ。

アカイトリノムスメはレイパパレをマークして5番手につけ、メンバー10位の36.7秒で上がって0.5秒差の7着。前に行った馬が壊滅状態になる中、レイパパレにクビ差の7着に粘った。直線でアカイイトに外から来られて少しスムーズさを欠いたことが堪えた。秋華賞は前半5F61.2秒のスローペース。持久力の問われるレースで好位づけでは厳しかったか。母アパパネは秋華賞で3冠を達成した後[1-0-2-7]で翌年ヴィクトリアマイルを優勝。オークス、秋華賞は時計面のレベルが低い。深追いしないようにしたい。

デゼルは後方からメンバー5位の36.3秒で大外から伸びて0.6秒差の8着。最後に外から伸びてきたが、位置取りが後ろ過ぎた。勝負どころで前に馬がいて仕掛けが遅れ、それによってなかなかエンジンが掛からなかったことが堪えた。相馬眼的に走る馬の独特の雰囲気を持った馬。条件が噛み合うと一気にパフォーマンスを引き上げる可能性がある。

ランブリングアレーは中団から早めに押し上げて直線でレイパパレの2番手に上がったが、そこで一杯になって0.7秒差の9着。上がりはメンバー12位タイの36.9秒。吉田隼騎手がレイパパレをマークして早めに動いて見せ場は作ったが、流れが速くなって消耗戦になり過ぎたことが堪えた。来年は6歳になるため引退は近い。社台の引退が近い6歳牝馬は、春の重賞で激走することが多いので注意したい。

福島記念 レース回顧
2021-11-18 15:26:00
テーマ: レース回顧
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パンサラッサは前半3F33.6秒、5F57.3秒のハイペースで大逃げし、メンバー13位の37.6秒で上がって4馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分59秒2。並の馬なら最後にバタバタになる流れで飛ばして重賞初制覇を飾った。京都芝2000mの未勝利戦を2番手から抜け出して2分8秒4(不良)で2着に2.5秒差をつけて大差勝ちした馬が、ハイペースで逃げて持久力勝負に持ち込み押し切った。ラスト3Fは37.6秒でラップは12.4-12.1-13.1秒。最速上がりで伸びて3着に入ったアラタの上がりは35.3秒でその差は2.3秒差。芝2000mはハイペースになることが少ないため、各騎手が控え過ぎたことも影響しているのだろう。パンサラッサは前走オクトーバーSを前半5F59.3秒で逃げ切ったが、2~4着は差し追い込み馬だった。鍛え上げられている矢作厩舎の管理馬はタフなレースに強い。ブリーダーズC2勝はそれを如術に示している。ハイペースで飛ばす逃げ馬は貴重な存在。忘れた頃にまた一発がありそうだ。

ヒュミドールは6番手からメンバー3位の35.6秒で上がって0.6秒差の2着。これで福島&小倉の小回りコースでは[2-1-0-0]。福島芝2600mの信夫山特別を勝ち、稍重で持久力勝負になった小倉記念で2着に突っ込んだ馬。ハイペースで持久力勝負になって持ち味を生かせたのだろう。今年の重賞で吉田豊騎手は[0-0-0-16]で追い込むレースをして不振が続いていたが、今回は小倉記念と同様に流れに乗って2着に突っ込んだ。今年17勝で弟の吉田隼騎手は79勝。大きな差をつけられたが、久々にベテランが存在感を示した。

アラタは10番手からメンバー最速の35.3秒で伸びて2着に0.1秒差の3着。少し出遅れていつもより位置取りが後ろになったことが堪えた。それでも4連勝したのはダテではなく、最速上がりを繰り出して3着まで追い上げて地力を示した。来年は芝2000mのG3でチャンスがありそうだ。今年の芝重賞で社台F生産馬は[5-14-10-127]で2、3着が多い。ノーザンF生産馬は[51-45-53-377]。

ステイフーリッシュは4番手からメンバー12位の37.0秒で上がって2着に0.1秒差の4着。トップハンデ57.5キロを背負って先行したが、最後に一杯になって伸び切れなかった。55キロで2着のヒュミドールとは0.1秒差だったが、斤量2.5キロ差があった。次走は父ステイゴールドがラストランを飾った香港ヴァーズ(招待を受諾する方向)になりそうだ。矢作厩舎の管理馬。超絶の激走があるかもしれない。

武蔵野S レース回顧
2021-11-18 15:25:00
テーマ: レース回顧
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セリフォスは後方2番手からメンバー最速の33.4秒で外から差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分35秒1。プルパレイが逃げて前半3F35.9秒、5F61.3秒のスローペース。上がりは33.8秒、ラップは11.4-10.5-11.9秒。スローペースで上がり勝負になった。セリフォスは外枠で折り合いが懸念されたが、後方で折り合って直線で大外から豪快に差し切った。これでデビューから3戦3勝で重賞2連勝。2着に入ったソネットフレーズはキャリア1戦で強いレースをしているが、パドックを見るとソネットフレーズよりセリフォスの方が仕上がりが上だった。クビ差はその差なのだろう。次走は朝日杯FSでG1獲りを狙うことになりそうだ。

ソネットフレーズは4番手からメンバー2位タイの33.5秒で上がってクビ差の2着。直線で荒れた内を突いて伸びたが、馬場のいい外から伸びたセリフォスに切れ負け。それでもキャリア1戦、関東馬が関西に遠征して、前走新潟2歳Sを勝ったセリフォスにクビ差の2着というのは評価できる。スプリングS3着馬ボーデンの半妹。祖母にアドマイヤグルーヴ、近親にドゥラメンテがいる。2歳牝馬でまだ馬体は細身に映るが、馬体が成長すれば、牝馬限定重賞を勝てそうだ。ルメール騎手が継続して騎乗するのかにも注目したい。

カワキタレブリーは後方2番手から最内を突いてメンバー2位タイの33.5秒で上がって0.3秒差の3着。単勝111倍で断トツの最低人気馬が3着に激走した。先週は少頭数のレースが多く、騎手たちは堅く収まらないようにしたいのか、人気薄の突っ込みが目立った。この日松山騎手は[2-3-2-4]で乗れていた。日曜のエリザベス女王杯ではステラリア(7人気)を2着に持ってきている。

プルパレイは前半3F35.9秒、5F61.3秒のスローペースで逃げ、メンバー4位の34.1秒で上がって0.3秒差の4着。レコード勝ちした未勝利戦は前半5F58.7秒、前走アスター賞は前半5F62.5秒。陣営はスローの上がり勝負を選択したが、セリフォス、ソネットフレーズは速い流れが未経験だけに飛ばした方が良かったか。10月以降の重賞で須貝厩舎は[0-1-0-7]で人気を裏切っている。


デイリー杯2歳S レース回顧
2021-11-18 15:24:00
テーマ: レース回顧
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セリフォスは後方2番手からメンバー最速の33.4秒で外から差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分35秒1。プルパレイが逃げて前半3F35.9秒、5F61.3秒のスローペース。上がりは33.8秒、ラップは11.4-10.5-11.9秒。スローペースで上がり勝負になった。セリフォスは外枠で折り合いが懸念されたが、後方で折り合って直線で大外から豪快に差し切った。これでデビューから3戦3勝で重賞2連勝。2着に入ったソネットフレーズはキャリア1戦で強いレースをしているが、パドックを見るとソネットフレーズよりセリフォスの方が仕上がりが上だった。クビ差はその差なのだろう。次走は朝日杯FSでG1獲りを狙うことになりそうだ。

ソネットフレーズは4番手からメンバー2位タイの33.5秒で上がってクビ差の2着。直線で荒れた内を突いて伸びたが、馬場のいい外から伸びたセリフォスに切れ負け。それでもキャリア1戦、関東馬が関西に遠征して、前走新潟2歳Sを勝ったセリフォスにクビ差の2着というのは評価できる。スプリングS3着馬ボーデンの半妹。祖母にアドマイヤグルーヴ、近親にドゥラメンテがいる。2歳牝馬でまだ馬体は細身に映るが、馬体が成長すれば、牝馬限定重賞を勝てそうだ。ルメール騎手が継続して騎乗するのかにも注目したい。

カワキタレブリーは後方2番手から最内を突いてメンバー2位タイの33.5秒で上がって0.3秒差の3着。単勝111倍で断トツの最低人気馬が3着に激走した。先週は少頭数のレースが多く、騎手たちは堅く収まらないようにしたいのか、人気薄の突っ込みが目立った。この日松山騎手は[2-3-2-4]で乗れていた。日曜のエリザベス女王杯ではステラリア(7人気)を2着に持ってきている。

プルパレイは前半3F35.9秒、5F61.3秒のスローペースで逃げ、メンバー4位の34.1秒で上がって0.3秒差の4着。レコード勝ちした未勝利戦は前半5F58.7秒、前走アスター賞は前半5F62.5秒。陣営はスローの上がり勝負を選択したが、セリフォス、ソネットフレーズは速い流れが未経験だけに飛ばした方が良かったか。10月以降の重賞で須貝厩舎は[0-1-0-7]で人気を裏切っている。


桜花賞 レース回顧
2018-04-12 17:16:00
テーマ: レース回顧
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アーモンドアイは後方2番手からメンバー最速の33.2秒で大外から豪快に差し切ってレースを制した。勝ちタイム1分33秒1は桜花賞レコード。コーディエライトが逃げて前半3F34.5秒、5F58.7秒。人気馬が上位を独占し、能力通りの結果になった。アーモンドアイは後方2番手で前とはかなり差があったが、強烈な末脚で一気に差し切った。上がりは2位を1.0秒上回っており、一頭だけ次元の違うレースをしている。JRA発表のレーティングは115で過去14年でトップ。ブエナビスタ、ハープスターを上回った。2着ラッキーライラックは1分33秒4で走っており、例年なら勝ってもおかしくないレベル。アーモンドアイの能力と末脚の凄さが際立つレースになった。相馬眼的に評価できる馬で他馬とはバネ、推進力が違う。社台はラッキーライラックと使い分けでダービーを狙う手もありそうだが、牡馬との兼ね合いもある。3冠牝馬アパパネを出した国枝厩舎の管理馬。次走東京でどんな走りを見せてくれるのか今から楽しみだ。

ラッキーライラックは1枠1番スタートから内ラチ沿いの3番手につけ、直線で少し外に持ち出してスペースを確保し、追い出しをギリギリまで我慢して直線で抜け出したが、アーモンドアイに一気に交わされて0.3秒差の2着。上がりはメンバー8位の34.5秒。阪神JFは前半5F59.9秒、チューリップ賞は前半5F59.5秒で今回は前半5F58.7秒。阪神JF、チューリップ賞は最速上がりを繰り出したが、今回はその2戦より速い流れで3番手につけたため、33秒台の上がりを繰り出せなかった。それでも自分のレースをして力を出し切っている。アーモンドアイが強過ぎたとしか言いようがないが、流れが速くなって差し馬に向いたのも確か。相馬眼的に評価できる馬。次走のオークスでは緩い流れである程度前につけて高速ラップでまとめれば、アーモンドアイの位置取り次第で逆転があってもおかしくない。

リリーノーブルは6番手からメンバー3位タイの34.9秒で伸びて0.4秒差の3着。チューリップ賞では0.4秒差をつけられたラッキーライラックに半馬身差まで迫った。ひと叩きされて上手くガス抜きして調子を上げていたが、これで3戦連続でラッキーライラックに先着を許した。デビューから5戦全て芝1600mを使っているが、最速上がりを繰り出したのは新馬戦のみ。マイルではスパッと切れない。次走はオークス。東京の新馬戦を最速上がりで圧勝したルーラーシップ産駒。東京芝2400mで変わり身に注意したい。

トーセンブレスは後方からメンバー2位の34.2秒で追い込んで0.7秒差の4着。阪神JFは後方からメンバー最速タイの33.7秒で追い込んで0.6秒差の4着。現状はG1では足りないが、メンバー1、2位の上がりを繰り出したように末脚は確かなものがある。4着に入って出走権を獲ったたため、次走はオークスになりそうだ。前崩れの展開になれば。

プリモシーンは出遅れて後方からメンバー3位タイの34.3秒で追い込んで0.9秒差の10着。出遅れて位置取りが悪くなり、直線でもスムーズさを欠き、全く力を出せなかった。戸崎騎手はG1で駄乗が続いている。次走はNHKマイルCに向かう予定。東京芝1600mの未勝利戦を後方からメンバー最速の33.2秒でテトラドラクマを差し切った馬。社台が外国人騎手を乗せてきたら要注意。


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