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フィデル・カストロの死を悼む - 堀田善衛『キューバ紀行』の紹介
2016-11-28 15:15:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_14161280.jpgカストロの死を悼み、堀田善衛が書いた『キューバ紀行』を読んでいる。初版は1966年。64年に訪問したときの旅行記であり、時期的に考えて、政治宣伝の要素を割り引いて慎重に読まなくてはいけないかなと最初は警戒した。だが、読み進むほどにそうした意識は消え、どんどん中身に没入して行ってしまう。さすがに堀田善衛。この本は古典の価値がある。決して古くない。カストロとキューバ革命をどう評価すればいいか、肯定と否定の両面が交錯し、イデオロギーの座標軸で悩んでいる者は、一度、虚心坦懐に半世紀前の堀田善衛の文章に接してみるといいだろう。第1章にカストロが32歳のときの、1959年10月に行われた演説が抜粋されている。バチスタ政権を倒して10か月後のときだ。長くなるが、煩を厭わず引用しよう。「彼らはキューバの人々を脅し上げようと思っている。一方で、彼らは砂糖の輸入割当てを減らして、キューバの経済を締め上げるぞ、といって、キューバの人々を威かしている。他方で、彼らは新たなテロでキューバの人々をおびやかし、キューバ人に、生命を吹き込むような革命の過程と、わが国に正義を打ち立てようとする努力とを放棄させよう、と考えている(拍手)」(P.48)。
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共和党と民主党の自由貿易の考え方の違い - TPPの復活はない
2016-11-25 18:56:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_16592370.jpg11月22日の朝日の2面に、ペルーとチリがRCEPに加入するという記事が出ている。この情報は、夜のテレビ報道では取り上げられた記憶がなく、新聞を購読する価値を再認識させられた。ペルーはAPEC首脳会議の議長国の立場だが、大統領のクチンスキーが注目の記者会見でその方針を明らかにし、会議閉幕の記念写真では前列中央で習近平と並んで撮影、ペルーの中国への接近を世界にアピールしている。さらに、ペルーに続いてチリがRCEP加入の意向を示していることを中国外務省が明らかにした。周知のとおり、RCEPは東アジア地域の包括的経済連携のことで、パートナーとなる諸国は日中韓3カ国とASEAN10カ国と豪州とNZとインドである。南米の国々は構想の中に含まれていない。だが、TPPが潰れたため、TPPに加盟していたペルーとチリが、TPP代替のプラットフォームとしてRCEP入りへと舵を切った。RCEPを推進する主軸は中国だから、RCEPに入ろうとする諸国は中国と接触して意向を伝えることになる。もし、ペルーとチリがRCEPに入れば、TPPはリバースをかけられた形でRCEPに切り替えられ、主役だった米国が外れて中国が主役になるという、恐ろしく劇的な物語が現実になることになる。
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「ディールの政治」のミスリード - 極右トランプ政権の猛毒のイデオロギー
2016-11-21 17:49:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_15433318.jpgトランプが大統領になってどのような政治と外交をするか。11月8日の当選から2週間、マスコミに登場した論者たちはほぼ例外なく、「ディールを重視する」と分析と予測を述べてきた。姜尚中(13日)もそう言ったし、中島岳志(18日)もそう言った。「ディール」がキーワードだった。ディールとは取引きという意味である。つまり、持論となる信念や理想などなく、そうした思想信条を政策過程に反映させず、単にそのときそのとき自国の利益獲得が最大になる結果を目指し、従来の関係に拘束されることなく、誰とでも自由に手を結んでWinWinの取引きをするというイメージである。イデオロギー・フリーの政治像、それがトランプの政治の本質的特徴だという言説が繰り返し流され、現在の一般的な通念となっている。こうした言説を論者たちが撒く根拠となっているのは、ロシアのプーチンに対するトランプの賞賛の言葉であり、選挙期間中、オバマよりも優れた指導者だとする評価をテレビで公言してきた。その言葉にプーチンが反応してトランプを持ち上げ、米ロ関係の修復に期待するという経緯があったため、トランプはディールの政治家だとする見方が広まって行った。北朝鮮の金正恩との会談に意欲を示したという件も同列である。
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極右政権を前に自信喪失の米国マスコミ - 耄碌したウォーラスティン
2016-11-16 19:00:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_17151276.jpg選挙で新しい大統領が決まり、勝利演説がされた当夜とその翌日に、全米の大都市で新大統領を拒否するデモが爆発した。その一部は暴徒化し、星条旗を燃やすという事態も出現している。このような光景はこれまで見たことがない。本当にこれが米国で起きていることなのか信じられない。まるで、中南米のどこかの政情不安の国のニュースを見ているような気分にさせられる。米国において星条旗は国民統合の神聖な象徴であり、すべての国民が国家の下に結束するシンボルに他ならない。ここ数十年、外から見て、米国の威信を根底から突き崩すような、かかる不穏な場面に遭遇したことは一度もなかった。ベトナム戦争の頃はあったかもしれないが、イラク戦争のときは記憶がない。民主主義のお手本の国とされ、世界の模範となるべき米国で、民主主義が未発達な国で起きるような現実が発生している。このことは、世界の人々に米国に対する認識をあらためさせ、米国を盲目的に信仰する態度から離れさせる契機となるだろう。グローバル資本主義が世界を覆って行ったこの25年間、世界は小さくなりながら、超大国米国が絶対的に君臨支配する一極集中の世界に変わって行った。米国主義のイデオロギーが世界の人々を縛りつけて行った。今、それが変わろうとしている。
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サンダースなら勝っていた - マイノリティの逆説と理想の共同体
2016-11-15 17:26:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_15155307.jpgトランプの勝利を目の当たりにして、最初に持った感想は、これは2001年の同時テロ以来の歴史的事件が起きた瞬間で、ここから世界が大きく変わるということだった。次に抱いたのは、トランプは戦争を始めるだろうという予感と不安だった。トランプの資質と政策では、米国は割れるばかりで対立が深まるばかりだ。格差も解消されず、銃乱射事件が多発し、国内は不信と憎悪と暴力が横溢することになるだろう。分断を深める米国を統合へと持って行くためには、外に敵を作って戦争を始めるのが最も手っ取り早い。戦争が始まれば、合衆国の国民は星条旗と大統領の下に一つに結束する。奔放に散乱する多様性が、一夜にして単一化され一色に染まる。そういう生理のメカニズムを持っている。トランプは、平気で戦争をやれる人格の持ち主だし、米国は唯一の超大国の軍事力を持っている。トランプは、過激なデモを繰り返す反トランプ勢力に対して強権的なカウンターで臨むはずで、彼らに「反米」のレッテルを貼り、「米国の敵」だと決めつけて弾圧を正当化するだろう。米国社会はオーウェルの『1984年』のようなファシズムの暗黒の世界に沈み込む。第三に着想したのは、サンダースだったら勝てたのではないかということだった。
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