今日(8/19)の朝日の社会面(39面)に、湯川遥菜についての
情報が載っている。例の元茨城県議でPMC(株)顧問の
木本信男が、7月に湯川遥菜と電話で話したとき、「
いくつか仕事が入っている。ここが頑張りどころ」と語っていたと証言している。この事件の注目すべきポイントだろう。マスコミも、ネットも、湯川遥菜の今回の行動について、国際政治を知らない軽薄な右翼オタクが、ママゴト遊びの感覚のまま、戦地に軍事訓練ごっこに出かけたという構図で捉えている。昨夜(8/18)のテレビ報道に何度も登場し、朝日の紙面記事でも証言を提供して、今回の問題の解説主担となっている後藤健二が、特にこの印象をマスコミで強調する役割を果たしていて、その言説が影響した結果、湯川遥菜のシリアでの不審な行動は、すっかりボランティアの性格を帯びたイメージに塗り固まっている。「
民間軍事会社」を設立して経営を始めたので、事業の経験を積むために紛争地シリアに来たのだという、後藤健二が伝えるところの湯川遥菜の事物像と動機説明が一人歩きしている。朝日もまた、この認識を採用しているのか、
見出しは「経験積むためシリアへ」だ。しかし、湯川遥菜は、明確に「仕事が入っている」と言っているのであって、この渡航が「ボランティア」や「勉強」のためではないことは明らかだ。湯川遥菜の今回の活動は、無償ではなく対価のあるビジネスであって、クライアントから委託業務を受注したものである。マスコミの印象操作に流されてはいけない。