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Nスペ『STAP細胞 不正の深層』 - 説得的だった笹井芳樹の解体と描写
2014-07-30 23:30:00
テーマ: 政治・経済
NHKスペシャル「STAP細胞 不正の深層」は大きな反響を呼んでいる。NHKの毅然としたジャーナリズムが評価され、この事件の行方に気を揉んでいた国民に希望の光を取り戻させた。安倍晋三と下村博文の横槍で、小保方晴子の処分が延期されて「再現実験」の特赦となり、早稲田の博士号までヴィシンスキーによって安堵されるという悪夢の進行が続き、いよいよ日本の科学も北朝鮮と同じ暗黒に堕したかと、そう落胆して焦燥していたこの国の多くの人々にとって、この番組のチャレンジとエクセレンスは救いと励ましを与える光明となった。挫かれかけていた理性と良識と正義を信じる心を、再び立ち直らせる力を与えてくれたと、そう言うことができる。制作したNHKのスタッフに、あらためて拍手と声援を送りたい。逆に、不正の側は追い詰められた。放送が投げかけた告発と批判に対して、三木秀夫は何の有効な反論もできず、ヒステリックな感情論で反発しているだけだ。この半年間、ずっと同じだった。鉄面皮で開き直って虚勢を張り、感情論で空騒ぎし、詭弁が通じなくなると、権力(安倍晋三・下村博文)の内懐に逃げ込み、右翼カルト権力の介入と庇護で破滅を免れてきた。小保方晴子らが破局を逃れ、身を安泰にさせて時を稼いでいる醜悪な過程は、後に科学史に世界三大不正事件の一つとして刻まれる経緯説明の一行一行であり、日本の科学の信頼と実績が損壊して、尊いブランド・エクイティが泡と消えている一日一日である。
Nスペ『STAP細胞 不正の深層』- 小保方晴子は若山研からES細胞を盗んでいた
2014-07-28 23:30:00
テーマ: 政治・経済
昨日(7/27)のNHKスペシャル「STAP細胞 不正の深層」は、よく出来た良質のドキュメンタリー番組だった。制作スタッフの鋭気と執念がよく伝わった。おそらく、安倍晋三や下村博文からのNHK上層部を通じた圧力は凄まじいものがあり、現場に脅しや妨害が入っていたに違いないが、そうした厳しい環境の中で、よくあれだけの作品に仕上げたものだと拍手を送りたい。番組にはNHKらしさがあり、NHKらしい特集報道のオペレーション・エクセレンスが感じられた。並々ならぬ意気込みは、山根基世がナレーションを担当したことからも察せられた。NHKが日曜夜9時放送のNスペに山根基世を起用するということは、その番組に格別の重みを置いたことを意味する。山根基世があの口調で語ると、視聴者の心に響く説得力がまるで違う。今後、官邸や自民党からNHKに不当な横槍が入るだろうが、NHKにはそれに屈せずに取材と報道を続けて欲しいと思うし、Nスペでのこの事件検証の続報を期待したい。本の出版もお願いしたい。私の想像だが、おそらく、藤原淳登ら取材陣は、6月末に理研から懲戒処分の決定が下され、事件が大きな山を越えると想定、その楽観的な見通しを前提に、夏休み向けの教育啓蒙番組としてこの特集を企画していたのだろう。状況が変わり、政権が全面的に小保方晴子を支援する姿勢に固まり、ネットとマスコミ他社が小保方擁護に旋回したため、このジャーナリズムはタフなチャレンジとなった。
丸山真男を守らなかった「丸山学派」 - 全共闘事件と「ある日の津田博士と私」
2014-07-25 23:30:00
テーマ: 政治・経済
前回の記事で、7/19に放送されたNHKの丸山真男特集の番組に小さな誤りがあることを指摘した。誤謬というよりも、瑕疵といった方がいいかもしれないし、制作したスタッフは、それを重大な誤りだとは認識していないだろう。助手となった丸山真男が日本政治思想史の研究を始めたことが、本人の意志と選択によるものではなく、南原繁の指示と計画によるものだったこと、その点をNHKは省略して説明を飛ばしたのだが、NHKにすれば、90分しかない番組にその経緯と事情を詰め込んで説明を膨らませるのは、全体の構成の時間配分から考えて不具合で、面倒だから端折ってしまえという判断がはたらいたのに違いない。しかし、一般向けの丸山真男論の教科書を作るときに、この事実を概説内容から落とすことは、私には到底容認できないことだ。山口二郎が言っていたように、戦後は、まさしく丸山真男(たち)が作ったから始まったのだけれど、それは実は戦前から始まっていたのであり、あのファシズムの暗黒の時代空間の中に、それに抵抗するアンチテーゼが生体として胚胎されていたのである。そのシンボリックな契機こそ、南原繁と丸山真男の出会いのドラマであり、特高体験を持った学生を庇護し、右翼の圧力に抗して新設の東洋政治思想史講座をリベラル・アカデミーに確立するべく立ち向かうという、知識人の意地と大胆不敵な挑戦に他ならない。われわれはその歴史に負っている。だから、この物語を割愛してはいけない。
南原繁の勇気と挑戦 - ファシズムの中の「東洋政治思想史」講座
2014-07-23 23:30:00
テーマ: 政治・経済
前回の記事で、7/19にNHKで放送された丸山真男特集について、「間違った説明は特になかった。基本的に正しい」と書いたが、一点、訂正が必要と思われる部分があり、気になったので触れておきたい。錚々たる面々が制作に関与していながら、これはどういうことかと首を傾げたが、番組では、丸山真男が卒業後に助手に進んだとき、自ら研究テーマを日本政治思想史に選んだという説明になっていた。自発的に、自らの問題関心で、過去(徳川期)の思想史の探求に踏み出したという整理が示された。番組の進行では、その前に例の一高時代の特高体験があり、それを契機に、本人が何らか日本の過去からの思想に問題意識を持ち、自ら積極的に研究を始めたのだと概説された。何も知らない者は、この「自然な流れ」に頷いてしまう。だが、これは全く事実と違う。そのことは、熱心な丸山真男の読者でなくても常識の範疇と言えるだろう。NHKの標準の教育番組なのだから、基本的な史実の紹介で誤りがあってはいけない。丸山真男が研究対象として日本の政治思想史を選ぶことになったのは、本人の希望や意志によるものではなく、師となった南原繁の勧告と指示であり、南原繁の計画と深慮によるものである。それはまさに、今日から振り返って、奇跡の英断の歴史だったと言えるのだけれど、そのときの学生の丸山真男にとっては、南原先生に困惑の課題を与えられて、渋々と取り組むことになった対象だった。
NHKの丸山真男特集の作為 - 正統を簒奪し私物化する官僚アカデミー
2014-07-21 23:30:00
テーマ: 政治・経済
7/19の夜、NHK-Eテレで90分の丸山真男の特集番組が放送された。『戦後史証言PROJECT 日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち』という長いタイトルのシリーズの、その第3回として制作されたものだ。先週(7/12)、第2回は鶴見俊輔の特集だった。EテレのETV特集は、2年前の2012年に『日本人は何を考えてきたのか』と題した全12回の大型シリーズを放送したが、今回はその続きとなる戦後編の企画で、おそらく同じスタッフが担当している。第4回は司馬遼太郎が予定され、半年後の来年1月に後半の第5回から第8回があることが案内されている。番組の内容は、丸山真男の紹介としてコンパクトに纏まった良質なものだった。丸山真男について何も知らない者が見て、有益で参考になる情報であり、百科事典的な「丸山真男」の知識を提供するものである。そう評価できる。NHKが丸山真男について番組を制作するのは、死の直後の1996年11月に放送した『丸山真男と戦後日本』以来二度目のことで、18年ぶりの取り組みである。18年の歳月が流れているから、番組スタッフは代替わりしているに違いないが、今回の制作メンバーは、どうやら前作の『丸山真男と戦後日本』をかなりよく見ていて、前作と同じ趣旨と基調の作品に仕上がっていた。前作がよく反映されている。映像の登場人物にも前回と同じ顔ぶれが並び、基本的に同じ言葉で丸山真男の思想を説明した。
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