投票まで2週間を切ったが、選挙戦が全く盛り上がっていない。無理もないというか、党首討論を含めた各党の論戦がさっぱり面白くないのだ。無味乾燥でしらけさせられる。討論会を見ることは、視聴者にとってまさに強制と忍耐の時間そのもので、退屈で苦痛であり、徒労感と脱力感だけを覚えさせられる。耐えられない。こういう討論会を提供して、選挙に興味を持てという方が無理であって、効果としては逆であり、見れば見るほど興醒めして関心を失う。どうでもいいやという気分になる。どの党首も、自党の選挙公約をただ読み上げている。ディベートの工夫がない。昨夜(11/29)、ネットの党首討論があり、ネットの方は新しい趣向で面白い演出をして視聴者の関心を高め、テレビとの差別化を試みるかと期待して見たが、NHKの日曜討論の進行と全く同じであり、バカらしくて途中でサイトを閉じた。野党の党首や幹部たちにまるで緊張感がない。反安倍で共闘する態勢になっておらず、各党がバラバラの主張を言っている。次世代は安倍晋三との近さをアピールし、アベノミクスにも賛成で、他野党との間に一線を引く立場を強調している。維新は、自民とも民主とも違うと言い、新自由主義の構造改革の本気度をセールスポイントにして独自色を訴えている。野党の数が無闇に多すぎる。維新も、次世代も、基本的に安倍晋三と同じ路線であるため、討論会が安倍批判のモメンタムが上がる機会にならない。