このブログはプレミアムブログです。購読することで記事全文をすぐにご覧いただけます。
このブログをフォロー
更新情報の通知を受け取れるようになります。
いいね375 コメント2

プロフィール
世に倦む日日
世に倦む日日
RSS
RSSフィード RSS
カレンダー
<  2014年10月  >
10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
2024/3 (5)
2024/2 (5)
2024/1 (6)
2023/12 (6)
2023/11 (7)
2023/10 (7)
2023/9 (7)
2023/8 (7)
2023/7 (7)
2023/6 (7)
2023/5 (7)
2023/4 (7)
2023/3 (7)
2023/2 (7)
2023/1 (7)
2022/12 (7)
2022/11 (7)
2022/10 (7)
2022/9 (7)
2022/8 (7)
2022/7 (8)
2022/6 (9)
2022/5 (9)
2022/4 (9)
2022/3 (9)
2022/2 (9)
2022/1 (10)
2021/12 (11)
2021/11 (9)
2021/10 (10)
2021/9 (9)
2021/8 (9)
2021/7 (10)
2021/6 (9)
2021/5 (9)
2021/4 (9)
2021/3 (9)
2021/2 (10)
2021/1 (9)
2020/12 (10)
2020/11 (10)
2020/10 (9)
2020/9 (9)
2020/8 (9)
2020/7 (9)
2020/6 (9)
2020/5 (11)
2020/4 (9)
2020/3 (9)
2020/2 (10)
2020/1 (9)
2019/12 (9)
2019/11 (9)
2019/10 (9)
2019/9 (9)
2019/8 (9)
2019/7 (10)
2019/6 (9)
2019/5 (9)
2019/4 (10)
2019/3 (9)
2019/2 (9)
2019/1 (10)
2018/12 (9)
2018/11 (11)
2018/10 (9)
2018/9 (9)
2018/8 (10)
2018/7 (10)
2018/6 (10)
2018/5 (9)
2018/4 (9)
2018/3 (10)
2018/2 (9)
2018/1 (9)
2017/12 (9)
2017/11 (9)
2017/10 (9)
2017/9 (9)
2017/8 (9)
2017/7 (9)
2017/6 (9)
2017/5 (9)
2017/4 (9)
2017/3 (10)
2017/2 (9)
2017/1 (10)
2016/12 (9)
2016/11 (10)
2016/10 (9)
2016/9 (9)
2016/8 (10)
2016/7 (10)
2016/6 (10)
2016/5 (12)
2016/4 (12)
2016/3 (12)
2016/2 (13)
2016/1 (12)
2015/12 (12)
2015/11 (12)
2015/10 (12)
2015/9 (12)
2015/8 (12)
2015/7 (12)
2015/6 (12)
2015/5 (12)
2015/4 (12)
2015/3 (15)
2015/2 (12)
2015/1 (12)
2014/12 (16)
2014/11 (12)
2014/10 (13)
2014/9 (13)
2014/8 (12)
2014/7 (13)
2014/6 (12)
2014/5 (15)
2014/4 (14)
2014/3 (13)
2014/2 (13)
2014/1 (12)
2013/12 (12)
2013/11 (13)
2013/10 (15)
2013/9 (13)
2013/8 (13)
2013/7 (12)
2013/6 (12)
2013/5 (16)
2013/4 (16)
2013/3 (13)
2013/2 (14)
2013/1 (16)
2012/12 (12)
2012/11 (15)
2012/10 (14)
2012/9 (14)
2012/8 (12)
2012/7 (12)
2012/6 (12)
2012/5 (14)
2012/4 (12)
2012/3 (14)
2012/2 (15)
2012/1 (20)
2011/12 (15)
2011/11 (17)
2011/10 (17)
2011/9 (17)
2011/8 (15)
2011/7 (17)
2011/6 (19)
2011/5 (19)
2011/4 (16)
2011/3 (20)
2011/2 (17)
2011/1 (18)
2010/12 (15)
2010/11 (16)
2010/10 (19)
2010/9 (18)
2010/8 (16)
2010/7 (19)
2010/6 (23)
2010/5 (22)
2010/4 (20)
2010/3 (23)
2010/2 (18)
2010/1 (19)
2009/12 (14)
2009/11 (17)
2009/10 (16)
2009/9 (17)
2009/8 (17)
2009/7 (17)
2009/6 (13)
2009/5 (13)
2009/4 (15)
2009/3 (24)
2009/2 (19)
2009/1 (19)
・現在、コメントにつきましては、エキサイト版の方で受け付けております。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。Twitterでの情報発信も続けておりますので、どうぞご利用下さい。
閔妃暗殺と明治国家 (2) - 幕末に準備されていた征韓論
2014-10-15 23:30:00
テーマ: 政治・経済
いわゆる高文研スタディーズ、とそう私は勝手に呼んでいるが、安川寿之輔の丸山真男批判や中塚明の司馬遼太郎批判を読んでいる。すぐれた研究業績であり、きわめて有意味な歴史認識の問題提起だ。多くの人に読んでもらい、議論の中味を知ってもらいたい。それらを踏まえた上で、私の見解や反論も上げたいと思うが、それにはもう少し準備の時間が要る。観点と着想はあって、当然ながら、それは脱構築主義批判の動機からのものだ。そうした大きな問題を意識しつつ、閔妃暗殺と明治国家について続きを論じたい。年を重ねると、いろんなことが新しい視点から見えてくるようになる。今までに考えたことがなかった発想が不意に思いつく。なぜ、東アジアの中で日本だけが近代化に成功し、朝鮮と中国は失敗して取り残されたのか。この問題は、20世紀の日本の社会科学がずっと格闘してきた核心的なテーマであり、経済学から、政治思想史から、多くの先哲がアプローチして持論を展開してきた重要な問題系だった。日本の社会科学は、この問題に取り組んで白熱した論争をする中で理論を発展させ、方法的財産を増やし、水準を高めてきたのであり、日本の社会科学の古典の宝蔵には、この問題に挑んで(後に)標準的な学説となった理論研究の諸作品が収められている。その代表的なものが、①講座派と労農派の日本資本主義論争であり、②丸山真男の「日本政治思想史研究」である。
閔妃暗殺と明治国家 (1) - 閔妃(明成皇后)とは何者なのか
2014-10-14 23:30:00
テーマ: 政治・経済
韓国の地検が産経の前支局長を在宅起訴したのが10/8で、この日は偶然にも、119年前の1895年に閔妃暗殺事件が起きた日だった。在宅起訴の件をニュースで知ったとき、一瞬、脳裏に閔妃暗殺の歴史が過ぎり、ネットの情報に目を通していたのだけれど、そうしたら、何と同じ日の出来事だという「偶然」に気づき、愕然とさせられたのだった。その衝撃と昂奮のまま、一週間が過ぎようとしている。これは偶然の一致ではなく作為の政治であり、韓国政府からの暗喩のメッセージに違いないと、日を追う毎に確信を深めている。閔妃の問題について書かなくてはいけない。まず、日本史の教育の問題だ。私が高校で日本史の授業を受けたとき、閔妃暗殺事件は教科書に載っていた。と言うより、角田房子が「閔妃暗殺」の表紙に使っている閔妃の写真が、教科書のページに大きく載っていて、きわめて鮮烈な印象として残った。事件そのものが何とも不気味で不可解だったが、全体が薄暗いトーンで撮影された肖像の、特にプレッツェルの形状をした大きなかつらの姿が異様で、授業中にずっとその写真に見入っていた記憶がある。教科書は家永三郎著の三省堂のものだった。最近の若い世代は閔妃を知らないという噂があり、まさかと思い、手元にある山川出版社の1996年発行の教科書を確認したところ、驚いたことに閔妃暗殺の記述がなかった。エッと絶句させられたまま、信じられない気分で時間が経っている。標準と言われた山川の教科書の、本文にも欄外にも閔妃の記述がなく、索引にも名前がない。
韓国叩きのファシズムに抗せ - 朴槿恵大統領の決断と矜持を支持する
2014-10-10 23:30:00
テーマ: 政治・経済
一夜明けた今日(10/10)、韓国叩きのファシズムがさらに苛烈で容赦ない状況になっている。朝日が韓国叩きの社説を上げている。毎日の社説も韓国を厳しく叩いている。東京新聞の社説も韓国叩きに加わっている。北海道新聞の社説まで追随。これらの社説の主張は、どれも尤もな正論なのだけれど、自分たちの言論が韓国叩きのファシズムの一部を成していて、日本国内を反韓ナショナリズムの空気一色に染め上げているという問題について、どこまで客観的に自覚しているのだろうか。ついでに言えば、社民党共産党も、韓国叩きのコメントを幹部の名前で発表している。つい1ヶ月前に見たところの、池上彰の事件から一気に高揚した朝日叩きの付和雷同と疾風怒濤が、まさに相手を韓国に変えて同じ形で盛り上がっている。再現されている。東京新聞は、ネットの左派には評判のよい新聞だが、今日の社説は読売のそれと全く同じ論調で、何も異同を感じない。知らない者が読み、読売の社説だと言われても頷くだろう。今日の新聞の社説は、まさにオールジャパンの一枚岩で、ナショナリズムが発揚している政治的現実そのものだ。東京新聞の社内で、踏み止まった方がいいと声を上げた者はいなかったのだろうか。敢えて異端の立場を選ぶことで、日本国内を一色(=束=ファッショ)に塗りつぶすことを防ごうと、独立不羈のジャーナリズムの精神を発揮しようとする者はいなかったのか。逆風を覚悟して、日本国内に少数意見の在処を示そうと、そういう勇気と気概を持ったサムライはいないのか。
韓国司法による在宅起訴を支持する - 隣国元首への悪質なデマと性的侮辱
2014-10-09 23:30:00
テーマ: 政治・経済
昨夜(10/8)、報ステを見ていたら、韓国の朴槿恵に対する名誉毀損の問題で、産経のソウル支局長が在宅起訴された報道があった。そのニュースに古館伊知郎がコメントを加え、厳しい口調で韓国を非難する一幕が続いた。今日(10/9)の朝日の紙面でも、1面と3面に記事が載っていて、韓国側を強く批判する論調になっている。見出しを並べると、「韓国、異例の起訴強行」「国内外から懸念」「報道萎縮の可能性」などである。日本国内のマスコミで、韓国側の立場への支持を表明する社はおろか、中立で静観している社は一社もなく、全社が口を揃えて猛然と韓国政府を叩いている。ネットを見ても、朴槿恵と韓国へのバッシング一色で、反原連シンパの左翼系の小僧まで右翼の合唱隊に混じって韓国叩きを絶叫している。1ヶ月前の池上彰と朝日叩きの事件を彷彿させられる様相になってきた。ファシズムの波だ。焦る。ここは、どうしても少数意見の立場から論陣を張らないといけない。日本国内に、韓国政府の姿勢と措置を支持する声があることを示す必要がある。日本国内が反韓右翼のファッショに染まっていないこと、その流れに抗して踏ん張る少数派がいることを証明しないといけない。少数派が健在でなければ民主主義にはならない。したがって、私は韓国叩きに与せず、同調せず、異端の立場を選んで即くことにする。天邪鬼の論に徹する。この2年間ほど、本当に目眩がするほど韓国叩きの報道と情報に漬け込まれてきた。
樋口直人の「ヘイトスピーチ」論の盲点 - 極右と保守は切り離せるのか
2014-10-06 23:30:00
テーマ: 政治・経済
朝日の10/2のオピニオン面(15面)に、「ヘイトスピーチへの処方箋」と題された特集が載っている。そこに、樋口直人、師岡康子、坂口正二郎の3人が登場し、いわゆるヘイトスピーチの法規制について、賛成と反対の両論jから議論が紹介される構成になっている。弁護士の師岡康子が賛成論、憲法学者の坂口正二郎が反対論。二人の主張は賛否の立場の代表で、どちらの議論にも納得させられる。暴力から被害者の人権を守るため、早急に対策をとらなくてはいけない問題でありながら、同じく人権上の懸念から、法整備への踏み込みを簡単に判断できない問題でもある。賛否については別に論じたいが、この企画で注目したのは、「極右を保守から切り離せ」と題した樋口直人の整理と提議であり、違和感を感じた点が二つほどあったので論評したい。45歳の社会学者である。おそらく、今回の論壇デビューの後、朝日や左派の雑誌に頻繁に顔を出し、この系統の専門の論者として活躍することになるだろう。最近の古市憲寿や嘗ての宮台真司を想起させられる。何度も、何十年も見続けて、溜息をつかされてきた光景だ。この手の「若い社会学者」を、マスコミは珍重して商売に使う。この国の市場は「若い社会学者」を消費して喜ぶ。新商品を飽くなく求める。脱構築のアカデミー芸人の世界。最早、批判する体力も気力も失せた。樋口直人がその先入観を否定する新星であることを願うけれど。
世に倦む日日
Powered By レジまぐ
TOP