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クローズアップ現代「もう病院で死ねない」 - 在宅医療の名の虐待
2012-05-30 23:30:00
テーマ: 政治・経済
昨夜(5/29)のクローズアップ現代-「もう病院で死ねない - 医療費抑制の波紋」は衝撃的な内容だった。政府の進める医療・介護費抑制策のため、歩くこともできない療養中の高齢者が次々と強制的に自宅に送り返されているのである。番組で登場した映像と言葉はどれも凍りつくようなもので、NHKによる説明も常軌を逸しており、テレビの前で絶句させられた。事実上、カネのない高齢者には病院で治療を受ける権利はないと言っている。事実上、一人暮らしの病身の老人には自殺しろと言っていて、介護する家族に要介護高齢者を放置殺人することを奨励している。制度と運用がそうなっている。おそらく、今後、いわゆる「介護疲れ殺人」が急増することだろう。番組は、横浜市立みなと赤十字病院の事例を紹介する。冒頭、80歳の男性が車椅子で病院の玄関を出る。心不全で入院していたが、治療は終わったと言われて自宅に帰される。息子とおぼしき家族が男性を背負い、アパートの階段を上って部屋まで連れ戻る。男性は一人暮らし、一人では何もできず、世話をしてくれる者がいないため、介護ヘルパーが一日一回来ることになっている。次は91歳の女性、1か月前に下血して入院し、寝たきりで鼻にチューブが入った状態だが、腸炎は治ってあとはすることがないと病院に言われ、ベッドから剥がされ、車椅子に寝かされたまま家族が自宅に連れ戻す。
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菅直人叩きで責任隠し工作する野村修也と保守マスコミ
2012-05-29 23:30:00
テーマ: 政治・経済
昨日(5/28)、国会事故調で菅直人の参考人招致があり、質疑の様子が夜のテレビ報道で取り上げられた。3時間近い長丁場だったようだが、編集した内容が各局で違っていて、視聴者に異なる印象を与えていた。全体がよく掴めない。今日(5/29)の新聞にも大きく記事が載っているけれど、細部まで詳細な情報は出ていない。しかしながら、それでは3時間の録画を見る気になるかと言うと、とてもそんな意欲は起きないのだ。国会事故調には田中耕一が委員参加していたので、少しは事故を科学的に検証する切り口を見せてくれるものと期待していたが、全くの期待外れで失望させられている。政府事故調も、民間事故調も、国会事故調も、事故調査委員会とは名ばかりで、やっていることは事故の調査検証ではなく隠蔽工作なのである。事故の真実を隠し、問題をスリ換え、責任をゴマカす目的で時間を潰している。この原発事故が何だったかについて、事実と責任を隠したい側が、意味のない情報で捏ね上げた虚像を国民に撒くため、事故調という名の舞台を動かしてアリバイ工作しているにすぎない。検証と言いつつ筋違いの問題に焦点が当てられていて、どうやら野村修也の国会事故調は、菅直人が東電の現場に介入し、頭ごなしに怒鳴り散らしたから、現場が混乱して被害が拡大したという結論に塗り固めたいのだ。これは東電と官僚の思惑であり、保守マスコミ(産経・読売)が彼らと共闘している。
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河本準一の生活保護問題 - 差別の扇動と財源論の欠落
2012-05-28 23:30:00
テーマ: 政治・経済
生活保護を受けている家庭の子どもたちは、この週明けの登校がどれだけ苦痛だったことだろう。思うのは、この一連の騒動をテレビで見ながら、実際に生活保護の支給を受けている人々が、どれほど肩身の狭い惨めな思いをしただろうかということだ。生活保護の世帯数は2000年代から急速に増大し、2000年には75万世帯だったのが2005年には104万世帯、そして現在は147万世帯へと膨らんでいる。つまり、半分以上がこの10年間に生活保護を申請する苦界に滑落した人々だ。高齢者の一部は別として、圧倒的多数の者がこの将来の境遇を予想していなかったはずで、不運な事故の結果としか思いようのない辛い身上だろう。破綻の前には普通の生活があったのだ。政府が水際作戦の強化を始めたのが小泉時代だから、彼らは決して簡単に受給者になったとは思えない。ほとんどが悔しく悲しい思いを積み重ね、生きるため受給に辿り着いた人ばかりだ。手続きで尊厳を傷つけられ、屈辱に耐え忍んできた人たちばかりだ。今回の河本問題は、生活保護受給者への差別を扇動した許し難い社会事件だと言える。受給者たちに「不正受給者」の疑惑と不信を押しつけた虐待事件だ。こんな問題は、マスコミは無神経に取り上げるべきではないし、まして政治家が摘発するような問題でもなかった。これは嫌がらせであり、ナチスのクリスタル・ナハトだ。
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週刊現代の橋下徹礼讃特集 - 湯浅誠の橋下批判の帰趨
2012-05-24 23:30:00
テーマ: 政治・経済
本日(5/24)発売の週刊新潮の広告を見ると、「反橋下市長キャンペーンを準備する『年越し派遣村村長』」という記事の見出しが出ている。中身はまだ読んでないが、これは湯浅誠のことだろう。どこかでそういう予告に接した記憶があるし、何より、湯浅誠の現在の関心は橋下徹にあり、文藝春秋誌上で床屋政談を披露したりもしていた。本人の意思は頷ける。具体的にどういうキャンペーンが立案されているかは不明だが、直感的に、結果を悲観視する気分を禁じ得ない。もし、それが山口二郎あたりと結びついた言論戦の企画なら、一般の支持を惹き寄せることなく不首尾に終わる予感がする。そしてそのことは、私の中のシミュレーション・ゲームにおいて、湯浅誠という「橋下徹に勝てる最後のタマ」を失い、武器庫が空になることを意味する。私はTwitterで、「湯浅誠が左派のシンボルだったら、橋下徹に勝てただろう」と書いたのだけれど、その想定は(都知事選のような)選挙戦をイメージしたもので、乾坤一擲の政治勝負を仕掛ければという意味である。マスコミや出版世界での批判とか、あるいは集会やデモとかの方法で、果たして効果的なダメージを与えられるのだろうか。評論家の立場からの橋下批判には限界がある。リスクを賭けて”STOP THE HASHIMOTO"の選挙に立つという勇気を示さないかぎり、campaign(戦闘)で勝利を収めるのは難しいだろう。
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報ステの再稼働報道の絶妙 - 山田啓二が細野豪志を論破
2012-05-22 23:30:00
テーマ: 政治・経済
昨夜(5/21)の報ステの原発報道は、先週末からの動きがコンパクトに整理され、報道として適切で充実した内容だった。橋下徹の「期間限定での再稼働」の提案に対して、藤村修が否定的な見方を示した発言を取り上げ、政府の再稼働容認方針が、その根拠を需給からコストへと論点を移している点を指摘。さらに、再稼働の判断基準が、安全性第一(2月)から需給状況(4月)に変わり、遂にコスト増(5月)へと二転三転する様を、枝野幸男の会見映像を編集で繋いで紹介、政府説明の矛盾と欺瞞を経過を追って見事に検証していた。実に分かりやすい。テレビ報道のファインプレー。先週の需給検証委の報告とエネルギー環境会議の決定によって、政府は、節電対策で需給はクリアできるという立場に立たざるを得なくなり、再稼働の必要性の説得と論証において、もはや需給で理由づけることができなくなったのである。再稼働の政治において、政府は矛盾だらけの満身創痍であり、論理的には八方塞がりに追い詰められている。4日前、御用放送局のNHKを使い、野田佳彦が強気に強行突破を宣告したが、権力的にはフリーハンドを握っていても、国民への説明の点では政府は立ち往生の窮地にある。昨夜の報ステの再稼働報道は、政府を監視するジャーナリズムの本領を発揮し、国民を代弁して政府を追及する野党の姿を見せていた。
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