昨日(4/28)、普天間の情勢が大きく動き、鳩山由紀夫の「腹案」が徳之島から辺野古へと転換した。
報道は、鳩山由紀夫が5/4に沖縄を訪問し、その場で政府案を発表するとしている。これまで、県外移設で粘っていた鳩山由紀夫が、官僚・閣僚の前に遂に白旗を上げた格好で、マスコミの全紙全局が5/4の首相訪沖と浅瀬桟橋案の最終方針を伝えている。ほぼ完全に既成事実が固まった感がある。二つに分裂していた鳩山由紀夫の意思(県外)と官僚・閣僚の意思(県内)が、接合して一つの政府意思になった。政府(官僚)は沖縄と全面対決する構えで、杭打ち工事の電撃作戦に自信を持っているのだろう。この局面での注目の焦点は二つで、
福島社民党の出方と沖縄側の対応である。5/4に鳩山由紀夫が政府案を発表するのなら、その前に基本政策閣僚委を開くのがルールだが、その手続きを政府はどう踏むのか。基本政策閣僚委を開く前に
社民党に政権離脱をさせる魂胆が見える。社民党が巻き返しを図るなら、時間は今日(4/29)と明日(4/30)の二日しかない。元旦のニュースで報じられた前原誠司のルースへの
発言が思い返される。「連休までに社民党を連立から追い出して、辺野古で決めますからご安心下さい」。前原誠司はさすがに約束を守る有能な政治家だ。きっと米国も、岡田克也の次は前原誠司を首相に据えてやるだろう。沖縄の方は、5/4の鳩山由紀夫の訪沖を阻止か失敗に追い込まなくてはいけない。黙って受け入れてはいけない。