本日(2/4)のTBSのワイドショーで、
岸井成格が「(小沢一郎)の幹事長続投はない」と言い切った。
不起訴にはなったが、政治とカネの問題で世論の猛反発を受け、内閣と党の支持率が下がり、3月の予算成立時に幹事長辞任に追い込まれると言う。これは岸井成格本人の強い願望と政治意思の表明だが、私はそのような展開にはならないだろうと予想する。検察が小沢一郎の立件を断念して捜査終結を宣言した以上、この件での検察からのマスコミへのリークは中断する。報道で騒ぎ立てるネタの水源が枯渇する。テレビは視聴率を維持するために新しい関心を追いかけなくてはならず、小沢一郎の資金問題は報道の背後に退いていくだろう。今日発売の
週刊文春の広告を見ると、朝青龍の暴行事件と処分に関する見出しが大きく前面に出て、小沢一郎の記事は小さな扱いに隠れている。検察が処分を発表して、世間の耳目が集中するタイミングであるにもかかわらず、週刊文春の編集部は、朝青龍事件を打ち出した方が売れると市場を判断した。国会では衆院予算委で審議が始まるが、野党の自民党は追及材料を何も持っておらず、退屈で見飽きた「政治とカネ」の一般論のショーが繰り返されるだけで、迫真の攻防や論戦など何もなく世間の注目は集まらない。マスコミ報道の視線は暫くは朝青龍事件の方向にシフトし、次に政治に関心が移るのは、
3月末に候補地が決まる普天間移設の問題だろう。