テレビの報道では、
映像でも出たとおり、石川知裕は離党も議員辞職もしない意向を
表明したが、今日(2/10)の朝日の1面では、「石川議員、離党見通し」の見出しを打っている。
記事にも、「離党する見通しとなった」と書いていて、取材にそれなりの自信と根拠が窺える。他紙も同じ報道をしている。状況としては、
鳩山由紀夫は「石川離党」で方針を固めている。小沢一郎がそれに応じるかどうかが問題になるはずだが、小沢一郎は2/8の定例会見で、石川知裕の進退問題にはしない旨を
断言していて、つまり、離党も議員辞職もさせない姿勢だった。小沢一郎の方針が2日間で簡単に変わったとすれば不可解だが、枝野幸男の行政刷新相人事も含めて、どうやら、鳩山由紀夫と小沢一郎との関係が
微妙になっている。そういう観測ができるのではないか。二人の間に亀裂が生じ始めている。小沢一郎にすれば、「石川離党」は一つのカードで、それを現時点で切るのは時期尚早だという判断だっただろう。予算や法案など国会運営の取引材料にできる。
仙谷由人の「離党」発言は、支持率低下で苦しむ鳩山由紀夫を後押しして、鳩山由紀夫を反小沢派の方向に引き寄せる狙いの政治で、石川知裕の対処の争点で党内の反小沢派を多数にして、押せ押せで小沢一郎の影響力を殺ぎ、マスコミ世論と組んで幹事長辞任の方向へ引っ張ろうとする意図のものだ。朝日新聞と仙谷由人は一枚岩で癒着している。