こんにちは。報道がありました「
捜査情報漏洩対策チーム」について、その取り組みを支持する国民の立場から意見と提案を申し上げます。今回の陸山会資金疑惑の問題は、政治とカネをめぐる事件であると同時に、検察による不当な政治介入の事件としての性格が甚だしいものです。カネによる支配から民主主義を守ることは重要ですが、検察権力が司法の分限を越えて政治に介入する異常な事態は、この国の民主主義にとって深刻な危機であり、戦前の軍部の暴走を想起させる不吉なものと言わざるを得ません。捜査権と逮捕権と訴追権を持った検察が、その権力を法と正義を守るために行使するのではなく、議会の特定の政党勢力を攻撃する目的や党指導者の失脚を意図して政治的な思惑で行使することは、民主主義を根底から危うくするものであり、国民として看過容認することができないものです。検察と現政権が全面的に対立する今の現実は異常で不毛であり、われわれも当惑を覚えますし、巷間言われるように発展途上国的な醜態ではあるのでしょうが、その責任は民主党政権にあると言うよりも、むしろ小沢一郎氏ばかりを執拗に加虐的に狙い追い回す検察の私怨的捜査の側にあると見るのが客観的と言えるでしょう。素朴な疑問として、われわれ国民が感じるのは、検察はなぜ自民党の不正については捜査怠慢で、民主党の特に小沢一郎氏ばかりを血眼になって追尾するのかという問題です。