小沢問題を特集した本日(1/17)のサンデープロジェクトで、出演した元東京地検特捜部長の宗像紀夫が、検察は小沢一郎の立件に動くだろうと予想を述べた。私も同じ見方である。容疑は政治資金規正法の虚偽記載に関わる共犯もしくは監督責任。石川知裕が
逮捕された翌日(1/16)の朝日社会面の記事の中で、岩井泰信(日体大)もこの見方を示していた。小沢一郎起訴の方針は、検察内部で未だ最終決定には至っていないだろうが、逮捕者の取り調べで得た供述と家宅捜索で押収した証拠が揃い、さらに小沢一郎側の対応と政局を見据えた上で、その決断へ歩を進めるものと思われる。在宅起訴ではなく小沢一郎の逮捕もあるだろう。検察を支持する世論が高まり、内閣支持率が急落する状況になったとき、検察は勝負を詰めやすくなる。カギは石川知裕の自供ではないか。私は石川知裕が落ちるのではないかと疑っている。秘書3人を一斉逮捕したのは、3人に供述させて各自の証言矛盾を導出するためで、逮捕された側はよほど事前に準備して供述を固めておかないと検察の誘導尋問に嵌ってしまう。検察の狙いは小沢一郎の関与の一点で、そこを否認し抜けばいいわけだが、若い石川知裕(36歳)と、もっと若い池田光智(32歳)の二人が、果たして特捜部の尋問に耐えられるかどうか。昨年の西松事件の際は、大久保隆規(48歳)が逮捕されたが、大久保隆規は長い拘留を耐え抜いて遂に口を割らず、小沢一郎をよく守り抜いた。