2か月前の4/21に書いた『
橋下新党と選挙の争点』という記事の中で、私は次のように述べている。「現時点で今度の衆院選の争点は明確になっていないが、それを予想すると(中略)単に現在のプレイヤーがプレーンな政策レベルで争点形成をして勝敗を争うのではなく、新しい顔ぶれ(勢力)が登場して、新しい言葉と政策を掲げて民意を掬い取ろうとする事態が考え浮かぶ。現在の政治の主要プレイヤーは自民党の麻生太郎と民主党の小沢一郎だが、総選挙本番を迎えた時点では、この二人はすでに政治の主戦場から消えていて、別のプレイヤーが表舞台で集票を競い合っているように思えてならない。私は、そこに政界再編の動きが絡むだろうと予想していて、具体的には、橋下徹や東国原英夫が選挙の主役として躍り出ていると想像している。自民党かも知れないし、新党かも知れない」。予想したとおりの展開になった。恐らく選挙のときは、麻生太郎も政治の表舞台から消えているだろう。私は麻生首相は7月の解散には出ないと予想している。解散風はブラフだ。選挙戦を戦えば惨敗の可能性の方が圧倒的に高く、小心者のこの男には博打に出る勇気はない。